量子力学的真理

量子力学的真理

2023年の年頭に当たり思うことがたくさんあります。
三年前の2020年、エセ・コロナ騒動が始まってから時局は大きく展開し、その流れは今年はさらに加速していくことは間違いありません。

そんな中、真実を知る者に課せられたことはひとつしかありません。
自分にできることをいかにやり抜くか、天命を全うするか、これしかありません。

本当に幸せな人とは、このやるべきこと、己の天命を理解している人です。
著名な哲学者であり教育者である森信三先生は、
「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもらって生まれてくる」
と述べられています。

そしてその封書を破って中を読まずして生涯を終える人もおり、また封を切るには大きな苦難を乗り越えなげればならないとも語っておられます。

 

自分の天命は二つあると考えています。
ひとつは生命(命)とは何かその真理を追い求め、それを伝えること。
もうひとつはインドの貧しい子どもたちへの支援です。

これはこれまでの人生における様々な体験や出会いから導かれたもので、そこには深い必然の意図が感じられ、この天命が自分に課せられたもの、また自ら望んで導いたものだということに深い確信を持っています。
また三十年ほど前に何度か体外離脱をし、その中でこの天命に関するマントラのような美しい言葉を耳にしたことがあります。

 

その天命に目覚めるまでの道のりは、いずれプロフィール欄のようなところでまとめて書きたいと思いますが、これまで十代の頃に宗教と出合い、そこから導かれるようにスピリチュアルな世界を歩んできて、今自分の能力、経験、適性というものから課せられているのは、新しい時代の宗教に代わる価値観を築くことだと考えています。

これまでの宗教や道徳の世界の「信じる」ことから、誰しもが「感じ取れる」事実、自然をベースとした道徳律のようなもの、それを今の時代は求めていて、その新たな時代の幕開けの手助けをするためこれまで様々な経験を積ませてもらったのだと考えています。

宗教とは特定の教義、神名を信じるもので、必然的に異なる宗教間では矛盾が生じ、決して融和することはありません。
真理は簡単に言葉で表すことができません。
それを多くの人に理解してもらうためには、その時代や民族、風土に合ったものを方便として噛み砕いた形で示すことが求められ、それが方便であってもこれまでの陽性、絶対性が優位な世界ではその方便を唯一絶対と説かねばならず、そこに矛盾と限界が生じています。

では方便を用いることなく、事実や自然の有り様だけで深い真理を説くことができるのか・・・、それはこれからの時代は可能であり、それがこれからの新たな時代の価値観であると考えます。

 

誰しもが共有できる事実や自然の中から真理を導ける、何も信じることなくただ事実を感じ取るだけで深い世界を見ることができると考えるようになったのは、やはり平成元年の文明法則史学との出合いです。

歴史の流れの中に生命の様相を見ることができ、そこに極めてシンプルでかつ秩序立った法則があるというのは、地動説を説いたコペルニクス的発想の大逆転と言っても過言ではありません。
その法則については「新たなる生命の時代」に詳しく書いています。
是非ともお読みください。

文明法則史学から学ぶ

文明法則史学を知って三十数年、この間生命の実相とは何かを追い求め、それはまるでジグソーパズルのピースをひとつすづはめていくようなものです。
少しずつはまるピースが増えるに従って全体像が鮮明に見え、新たなピースをはめる場所も容易に分かるようになってきます。

事実、自然、この二つの言葉は本来同義です。
自然の中にこそすべての答えがあります。

その自然の有り様が科学の発達でより深く理解できるようになりました。
科学とは物事を細分化して分析する学問、ミクロの世界です。
これはこれまでの時代の価値観であり、これからはこの対極、マクロ的に大きく見て全体の関係性から物事の本質を感じ取る世界です。

けれど逆もまた真なり、陽極まりて陰となる、極限まで微細な世界から対極の極限まで巨大な物事の関係性が見えてきます。
それはミクロの原子モデルとマクロの太陽系の様相がフラクタルであることからも明らかです。

原子モデル 太陽系

自然に誤りはありません。
自然の示すものこそ真理です。

その意味で、今とても興味を持っているのが量子力学です。
量子とはエネルギーや物質の微小単位のこと、つまり超ミクロの世界での物理学、物事の理合いです。

ここでは人間が日常感じられる物理法則、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見したことで知られるニュートンが説くニュートン力学の世界では考えられないようなことが起こっています。

その起こっている事実、真理から何を読み解くのか、何を感じ取るのか、その感じ取ったものこそが“観測者”であるあなたにとっての真理です。

今は時代の大転換期、西洋から東洋、物の時代から心の時代への転換です。
それはまた古典的ニュートン力学の世界から量子力学的世界への意識転換であるともいえ、人類はいよいよその段階に至り、今はそれを本当に享受できるのかどうか試練の時を迎えています。

自然という事実からあなた自身でそれを感じてください。

 

量子力学の世界で超有名な二重スリット実験、すべての量子は粒と波、二つの性質を併せ持っています。
けれどその振る舞いを観測すると波の性質は消えてしまいます。
つまり観測することによって事実は異なり、また決定するのです。

この時空に光よりも速いものは存在しません。
けれど量子もつれ状態の粒子はそれを超えて影響し合っています。
この時空の仕組みはどうなっているのでしょう?

時間は過去から現在、未来へと流れるもの、それは一元的見方であり、実際は過去から現在、未来から現在へと二つの相反する時間の流れがある。
未来は自分が創るもの!

この量子力学的事実を元に生き方を説く本も複数出ています。
これからこういった真理が当たり前のこととなっていくでしょう。