月のリズムでツキを得る

ツイてるな～♪ ツイてるな～♪
ツキを得る、ラッキーなことと出合うのは誰しもが望むこと、ではどうすればツイている人生を送れるのでしょうか。
それを考えるには、ツキには二種類あることを知らなければなりません。

ひとつは何の努力もせずに得ようとするツキ、これはツイてるな～♪と口癖のようにつぶやくことで得られるツキもそのひとつで、手放しで素晴らしいものだと言うことはできません。
この世は厳密な因果律で支配されていて因なきところで果のみを求めるのは自然の摂理に反し、細い根や茎の上に大きな花を咲かせてもいつか花の重みに耐えかねて茎は折れてしまいます。
宝くじで高額賞金を手にしてもその多くの人が不幸な末路をたどったり、高収入を得ていたプロスポーツ選手が引退後自己破産する割合が高いというのも同じです。

ツイてるな～♪という言葉で幸運な出来事を引き寄せようとする裏には、『ツイている＝憑いている』、つまり憑(つ)きものの力を借りるという言霊が潜んでいます。
日本ではお稲荷さんにいるキツネの力は強くて願い事を叶えてくれると昔から言われています。
けれどそれで御利益を得られても、その分のお返しをしなければ逆に恐ろしいことが起こるとも言われます。
できるならば憑きものの力は借りたくありません。

ただ未来に明るい気持ちを持つのはいいことなので、ツイてるな～♪ではなく、ありがとう、幸せですといった感謝の言葉を唱えることをお勧めします。

もうひとつのツキはお月様のツキ、つまり月の動きに沿って生きるということ、自然のリズムに合わせて生きていれば自然体でいい生き方ができるということです。
こっちのツキは是非とも得たいですね。

特に今は時代の大転換機で、西洋から東洋、陽から陰、太陽から月へと価値観の主体が移りつつあり、月のリズムの重要性がより一層増しています。
＜文明法則史学＞