明るくとらえる<6>

ザ・マジック

感謝というのは下心のない、条件付けしない純粋なところから発せられるものです。
そのためには、まずは心の中を巣食う不安や恐怖、葛藤といった心惑わす感情を手放すことが求められ、最初にこれに取り組まれるのがいいと思います。

感謝の思いを高めることによってそれらの感情が薄れてくるという面もありますが、二つを別の面としてとらえる方が見つめやすいように感じます。
これは現在取り組み途中である自分自身の体感です。

 

思いというのは文字にして記すことによってより一層力を持ちます。
その方法として強くお勧めできるのがザ・マジック ザ・シークレットです。

この本は28日間のワークを通し、様々な角度から感謝すべきことを見つめ、それを言葉にして書き記し、今現在の自分がいかに感謝すべきものに取り囲まれているかを再認識させてくれるものです。

身の回りのたくさんのことに感謝できるというのは本当に心洗われる体験です。
大袈裟ではなく、周りの日常が光り輝くように感じられます。

自分はこのワークを七年前、インドに行く直前ギリギリのスケジュールでやり終え、その時のインドの体験が喜びに満ちたものであったことを鮮明に記憶しています。

この感謝のワークが引き寄せの法則の根本だと説かれていますが、実際ワークを真剣に取り組むと、そんな引き寄せなんかどうでもいいという思いになってきます。
ただ日々生きていられる今が本当に有難いんだ、そんな思いになってきます。

カスタマーレビューもそんな喜びの声であふれています。

 

日々の感謝の思いを一言ずつ、毎日日記のように書いていくという方法もあります。
毎日感謝できることを探し、その日の宝探しのような感じです。

これもいい方法だと思いますが、自分は挫折しました。
毎日書いているとマンネリになり、書いていても言葉に思いがこもらなくなるからです。
けれど人によってタイプがあり、この感謝日記で幸せになれた人もたくさんおられます。
感謝日記 – Google 検索

 

自分には長年実践しているハガキを書くのが合っています。
ハガキはインドの写真を印刷した絵葉書で、宛名面にも自分の住所と名前をハンコのように印刷し、その下半分を通信面として使っています。

このハガキも毎日数枚書くことをノルマのようにしている人がおられますが、あまり書きすぎるとやはり気持ちがこもらなくなるので、数日に一枚程度にしています。

相手のことを思った感謝の言葉を書いていると、自分の心が豊かになるのを感じます。
さらに数日後、相手が読んでくれている姿を想像するとまた嬉しくなり、二度の喜びです。

何事もメールで済ませられる時代だからこそ、アナログのハガキが価値を増します。

 

相手を叱ったり注意するのはその場で、口頭かできれば直接会って、逆に感謝の思いを伝えるのはハガキのように時差のある間接的なもので、文字として伝えた方が心に響きます。

さらに言うならすべての行為は種まきと同じで、目に見えない土の中に撒いたものだけが芽を出します。
ですから善行は人目につかないようにするものが陰徳となり、悪い行為は人目につくようにする方がその場で処罰され後を引かず、悪因縁を残さないのです。

先日SNSで酷い中傷を受けた木村花さんが亡くなりました。
匿名で個人を誹謗中傷するのは人間として最低の行為です。

 

感謝の言葉は口から出すだけで気持ちが変わります。
以前知人が「ありがとう」を1万回か何万回か言うと幸せになれるとのことで、数取器を片手にぶつぶつと「ありがとう」を唱え続けていました。

数取カウンター

今試しにやってみたのですが、確かに「ありがとう」と唱えながら他人の悪いところを思おうとしても思ませんね。
言霊の力は偉大です。

唱える言葉は「ありがとう」と「ありがとうございます」、どちらがいいか感じ方が違うようですが、自分は「ありがとうございます」の方がしっくりきます。

 

感謝の思いを抱くには、一日の終わりとしてその日を振り返り、睡眠という長い旅路に着く直前の寝る前が最適です。
そのことは十年前に感謝型記憶力強化法ということで書きました。

その日のことを振り返って感謝するのもいいし、もっと昔、幼い頃からのことを思い出しながら毎日少しずつ感謝できれば最高です。

その最高の気分で眠りにつけたら最高に幸せですね。

 

この感謝の思いを持つのは寝る前だけでなく、随時思い出した時にするのがいいでしょう。
のんびりして気分がいい時、逆に嫌な気分を払拭したい時にしてもいいと思います。
のんびりと椅子に腰掛けて体の力を抜き、幸せ気分に浸ってみてください。

この時に、自分にとって嫌な人、嫌な出来事にも感謝の思いを送ってください。
嫌なものを好きになる必要はありませんが、どんな嫌なものにも必ずいいと思える一面があるはずです。

大嫌いな知り合いから一度だけ親切にしてもらった思い出、病気入院した時にたまたま出会った素敵な看護婦さんとか、100%悪い印象しかないというものはないはずです。

 

トラウマを消すのに効果があるとされるEMDRという手法があります。
これも以前ご紹介しましたが、下の動画のように左右に揺れ動く音をイヤフォンで聴いていると、まるで赤ん坊のに戻って揺り籠に乗っているような、あるいは母親の胎内にいるような、そんな感じがして懐かしさとともに安らいだ気分になれます。

これを聴きながら感謝の思いに浸ってみてください。
※ イヤフォンを必ずしてください。

 

明るくとらえる<7>