ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 心とからだの健康レポート > 感謝型記憶力強化法



ヨガナンダ



感謝型記憶力強化法

ちょっといかめしいタイトルですが、
日々頭の中で感謝の行を行い、その上記憶力を高めるという
とてもいい方法のご紹介です。

これは効果があるでしょう。
ただし記憶力を高めることが本当に必要なのかどうか、
そのことを今一度よく考えてみていただきたいと思います。

私たちは記憶力をはじめとする能力全般を高めることは、
幸せになるための絶対条件のように考えてしまいがちですが、
それははたして真実でしょうか。

少し前に「老人力」という本が話題になりました。

老人力 全一冊 (ちくま文庫)
老人力 全一冊 (ちくま文庫)
おすすめ平均
stars今の時代こそ「老人力」
stars著者の発想に脱帽
stars団塊の世代にこそ読んでほしい!
stars老人力・・・気持ちがすっきり
stars成果主義の対極

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

人間ちょっと抜けている方が他人とのコミュニケーションがとりやすく、
みんなと和気あいあいと暮らせるといった面があります。

サヴァン症候群のように異常に記憶力のいい人たちの中には、
過去の忌まわしい記憶がいつまでたっても忘れられず、
そのことで日々大きな苦しみを味わっている人がいるそうです。

私も左肘を骨折した時は、百回以上接骨院にリハビリをしに通いましたが、
治療中の痛みは相当なもので、
毎回のたうち回って大声を上げるほどでした。

それでも毎日ケロッとした顔で通うことができたのは、
その痛み苦しんだ記憶を、翌日には感覚的に忘れることができたからです。

少しでも能力を高めなければ、記憶力をよくしなければ、・・・
こんな切迫感を持つことが、人生を不幸にする最大の原因です。


私は関西人気質の強い人間ですので、
他人の前でボケたようなことをよく言います。
  (関西では、 “ボケをかます” と表現します)
人の名前などなかなか覚えることができず、
それでその場の笑いをとることもしばしばです。
私のような理論的な人間は、
その程度のボケ味がちょうどいいという程度に考えて、
これまでまったくそれを意に介すことはありませんでした。

けれどもこれからもっと天命に基づいていろんなことを体系的に追求し、
そこで得たものを幅広く発信しようとするならば、
この若干ボケ風味の記憶力をなんとか改善せねばと
最近になってようやく少し考えるようになりました。

何事も徹底的に追求するタイプの人間ですので、
自分の記憶力向上には興味がなくても、
その方法については前々からアイデアだけは持っていました。
そしてこのたびその方法を実践する、ということになったのです。

この方法も私のモットーである、
簡単で効果が大きく、かつお金がかからないといったものです。


人は眠りに入る前にはリラックスした状態となり、
脳波は落ち着いたアルファ波を描き、
この時にイメージしたものは潜在意識に届きやすいと言われています。

また物事を記憶するのは眠る前が最適で、
寝る直前に見たり聞いたり読んだりしたものは、
後々まで記憶に残るというのはよく知られていることです。

この法則性を利用して、その日一日の記憶を定着させ、
また定着する習慣を付けることで記憶力そのものを高め、
なおかつその中で感謝の行も行おうという素晴らしい(!)ものです。 ^^☆


夜布団の中に入り目を閉じたなら、
頭の中でその日一日あった事を振り返ります。
ただ振り返るだけだと漠然としているので、
朝起きてから、一時間ごとの具体的行動を振り返るのです。

朝6時半に起きたのなら、
午前7時ちょうどの時にはどこで何をしていたかを具体的に思い出します。
同じく午前8時には、9時には、・・・
これを布団の中に入っているその時間まで記憶の中で戻ってくるのです。

これを続けると、日々の行いひとつひとつの記憶の定着がよくなるのと同時に、
“思い出す” という記憶を引き出す力が強くなります。

これは方法としては簡単ですが、
最も効率のいい夜に行うので、その効果はかなり大きなものと期待できます。

ただしこれだけだと欠点があります。
それはその日にあったイヤなことも思いだし、
それが頭の中に深く刻み込まれてしまうということです。

そのためにも感謝行が必要です。
その日自分と関わった人たち、
会社の人、家族、あるいは喫茶店のウエイトレス、タクシーの運転手さん、
そういった一人一人の人たちを思いだし、
その人たちに対して心の底から「ありがとう」と感謝の言葉を述べるのです。

感謝の言葉を言いにくいイヤな人もいることでしょう。
そんな場合は、これまでも書いてきたとおり
引き受け気功で「引き受け」たり、
セドナメソッドで「手放す」というようなことが大切になってきます。

これは記憶力を高めるトレーニングであると同時に
感謝を深め、
その日あったイヤなことを翌日まで持ち越さず、
そのイヤな記憶をその日のうちにいい方向へ転換する素晴らしい方法です。


引き受け気功で教わった「イヤな人を思い浮かべる時の方法」を
ご紹介しましょう。

    『あなたのこと、好きになることはできませんが、
         これ以上は嫌いになりません』


この力の抜き具合がナイスですね♪ (^o^)v

私も紹介したからには顔晴って実践していきます。
みなさんもよかったら、毎晩ほんのちょっとの時間を
この感謝型記憶力強化法(!)のために使ってください。

成果のご報告、お待ちしております。 m(_ _)m

2010.3.5 Friday
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.