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今、この時<2>

ガイアの法則年表

今は時代の大きな転換期、その大きなというのはどのくらいの規模でしょうか。

文明法則史学で明らかになっているのは八百年、八百年前に文明の覇権が東洋(中国)から西洋(イギリス)へと移って以来八百年ぶりに、今度は覇権が西洋から東洋へと移ります。

この時空は陰陽二つの大きな極によって律せられ、宇宙はビックバン(膨張、陰性)によって誕生し、生命体の原型は女性(陰性)であることから見て分かるように陰性優位であり、陰陽がこの順序でひとつの区切りであり、その意味では、今は1600年( 厳密には1611年)ぶりの新たな陰陽の始まりとも言えます。

またガイアの法則で示されたより大きな流れで見ると、今は西洋、陽性を主体とした父なる周期が終焉を迎え、12888年ぶりにその大きな周期が東洋、陰性を主体と母なる周期へと移ります。

そしてこれもまた陰陽、母父がひとつの区切りであることを考えると、今はその周期全体25776年ぶりの大転換期であると見ることができます。

ガイアの法則年表

 

それほどまでに巨大な転換期であるがゆえ、天地、明暗、ミクロとマクロ、太極の関係で対になるものが真反対の属性を示すように、今人類に求められているものは今ある世界と完全に対極の世界です。

完全にとは言っても100%ではありません。
これから始まる東洋の世界の陰陽は、太陰の中にも小陽あり、太陽の中にも小陰ありで、すべてのものの存在を許し、価値を認める世界です。

 

その流れを受け、様々な分野で新たな動きが見られます。
ひとつはミクロ(極小)的価値観からマクロ(極大)的価値観への推移です。

これまでは医学と言えば西洋医学が主流で、「全体は部分の集合体に過ぎない」という考え方のもと、人体を各部位に分けて捉え治療する方法しかありませんでした。
それが最近では統合医療という考え方で、心と体を含め人体全体がどういった関係で成り立っているのかに基づいて治療をする新たな手法が脚光を浴びています。

また農業の分野でも、従来の農作物は善で、その成長を阻害する虫や雑草は悪であり、それらは農薬や化学肥料を使って善なる存在のみを助け悪を駆逐するという二元論的考え方から、その対極となる、自然のものすべてに意味があり、これまで悪とされてきた虫や雑草をも活かし、自然の営みと調和を取る農法の価値が見直されるようになってきました。

 

これはひとつの例ですが、こういった新たな時代の価値観を幅広く知らしめるとともに、これからの時代にそぐわない古いものから脱却していかなければなりません。

けれどそれ容易なことではありません。
なぜならば、いくら新たな価値観に素晴らしいものがあり、それが理解できたとしても、旧来の価値観にしがみつく人たちはそこに利権、既得権益を持っていて、それを手放そうとしないからです。

またそういった利権を持っている人たちは政治家と深い結びつきを持ち、本来新たな時代への舵取りをしなければならない政治家がその逆をいき、時代の展開の足を引っ張っているのは嘆かわしい現実です。

 

昨年日本の元号は平成から令和へと換わりましたが、平成の時代、今こそ新たな時代を築き上げていこうという掛け声のもと「平成維新」という言葉が盛んに言われました。

明治維新はご存知のように、西郷隆盛や坂本龍馬といった下級武士が中心となって改革を進めていきましたが、今度の令和維新はどういった人たちが中心となるのでしょう。

議会制民主主義国家の日本では、本来その役割は政治家が担うべきですが、今の既得権益におもねった忖度政治の与党、与党を批判するところにしか存在意義を見出せない野党には、その役は果たせないでしょう。

また新たな政治の動きがあれば別であり、昨年来注目を集めた「NHK(既得権益)をぶっ壊す」のNHKから国民を守る党に個人的には大いに期待しましたが、どうでしょうか。

 

そこで今やはり最も大きな力を持ち得ると思うのは、これまで声なき声と言われてきた国民一人一人の力です。

今の日本の政治、マスコミは、既得権益者や中韓の影響を大きく受け、真に国民のための活動をしているとは思えません。
けれど今はそういった権力者の力の及ばないインターネットというものがあり、自らが求めるならば真実を知り得る時代となり、そういった力が無視できないまでに大きくなっています。

そこに何らかの外部的要因、例えばこのたびの武漢肺炎、近い将来起こり得るであろう中韓の経済や体制の崩壊、そういったものを経て、そこに火がつくのではないかと考えています。

その詳細なシナリオはまだ分かりません。

ただこれから数年間に起こるであろうことが、今後人類のいく末を左右するであろうことは間違いありません。

 

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