最新のニュースで、インドが21日間全土を封鎖するということが伝えられました。
3/25(水) 0:42配信 共同通信
【ニューデリー共同】インドのモディ首相は24日、新型コロナウイルス対策について国民向けに演説し、25日から21日間、全土で封鎖を実施すると表明し、国民に外出を控えるよう呼び掛けた。
世界第2位の人口約13億6600万人を抱えるインドの封鎖は世界経済にも影響を与えそうだ。
モディ氏は演説で「ある意味、外出禁止令である」と述べた。
感染が欧米で急速に広がり、阻止する方法は家から出ないことだと強調した。
インドでは首都ニューデリーを含むほぼ全土で既に封鎖が実行され、住民は生活必需品の買い出し以外の外出が制限されている。人の移動が難しい状況となっている。
インドはまだ感染率が低い状態ですが、公衆衛生上多くの課題を抱えている現状から見て、強硬な行動制限を課すのは妥当と思われます。
けれどやはり周りの人たちは大いに戸惑っていて、経済的にある程度の余裕のある人たち、リモートワークができる人たちは耐えられますが、ほとんどその日暮らしの貧しい多くの人たちは、とたんに生活が困窮するであろうことは目に見えています。
これはここインドだけではなく、世界中が目に見えないウイルスと人間としての日々の営み、その闘い、根気比べの様相を呈しています。
アメリカでは最近銃の売り上げが急増し、暴動による治安の乱れが懸念されています。
日本でもマスク不足のドラックストアで心ない言葉で店員を罵る人が多く、
「ウイルスよりも人間の方が怖い」という声も上がってきました。
ウイルスとの闘いは、人間社会そのものの、また一人一人の自分自身との闘いです。
このたびの21日間の封鎖宣言を受け、日本への帰国は来月後半以降になりそうです。
幸い今いるところは環境が最高で、こちらで大きな集団感染が起こらない限り、武漢肺炎感染の危険性は日本にいるよりもかなり低いと思われます。
また食事や泊まる場所の不安もなく、日々少しのネットのニュースを見ながら、自然と親しみ、英語学習や読書に勤しんでいます。
魂の故郷インド、その大きな危機に現地で立ち合い、自らの運命と、このたびのここに来た意味を考えています。
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