一昨日のインド全土の外出禁止令に続き、昨日も感染の恐れのある主要都市75ヶ所での外出禁止令が出され、ここタミルナド州でも州都チェンナイをはじめとした三ヶ所で31日まで公共交通機関が止まり、薬局やミルクショップなど一部を除いたすべての店舗が閉じられることになりました。
地元新聞も相変わらずコロナ一色です。
現地語は読むことができませんが、昨日は象がマスクをしている写真が載っていました。
寝台列車でこちらに来ることになっていたスレッシュ家族も急遽予定を変更し、昨日の夕方こちらに車でやって来ました。
チェンナイからここ最南端の町まで700キロ、十時間以上かかる長い道のりです。
スシルも25日は亡くなったお父さんの法要があり、チェンナイからこちらに来ることになっていますが、昨日はタミルナド州第二の都市マドライで足止めを食らっていたようで、まったく予定が立たない状態です。
日本と同様インドの街や観光地はガラガラで、各所で検温が行われ、この緊急時にわずかな移動の手段を求め、一部では異常な混み具合です。
いくら検温しても、こんなに人間が密集していたらクラスターの危険性大だと思われますが、衛生面を含め、長年のその国の習慣は簡単に変えられません。
こんな状態ですから、もし一旦感染が広がれば大変なことになるのは目に見えています。
いつどうしてなったか正確なことは分かりませんが、右手親指の脇が化膿して少し痛みを感じるようになりました。
たぶんスレッシュの家の作業を手伝っている時に、爪の脇からバイキンが入ったのだと思われます。
何か薬をと思い、スレッシュの息子のタンビに尋ねると、レモンが化膿止めにいいということでこんなふうに指にかぶせてくれました。
インドのレモンは日本のものと違って小ぶりです。
化膿したところを安全ピン(消毒していないサビだらけのもの)で穴を開け、痛みを我慢して少量の膿を絞り出します。
そしてそこに穴をほじくったレモンをかぶせるといった具合です。
これはインドでは割とポピュラーなもののようですが、ネットで「化膿 膿 レモン」で検索してもそれらしいものはひとつもヒットしませんでした。
本当に大丈夫でしょうか?
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