音は偉大なる知恵の現れ

丸形音響核

先日、三日間かけてカイザーサウンドでメインのステレオのリファイン作業を行い、その模様をレポートし、それがカイザーサウンドのブログにアップされています。
  オーディオの聖地なる音を追求・・・その⑥ : Kaiser Sound ブログ

リファインは今回で六回目で、音はますます高みへと昇り詰めています。

 

自分にとって音は最もストレートに真理を表現してくれる鏡であり、生命の真理を探究すること天命としながら、その生命論理を最も具体的に音の形として表現しているカイザーサウンドのステレオに関われるというのは、魂が導いた縁としか考えられません。

すべての要素で千変万化する音は、この宇宙の営み、生命、人間関係、すべてのことを極めて分かりやすく、かつ正確に伝えてくれています。

ただしそれは実際に体験してみなければなかなか分かるものではありません。
分かるものではありませんが、その一端でも感じていただければと願い、音を文字という媒体に代えてレポートしています。

 

コロナ禍、豪雨災害、・・・今日本も世界もひとつの極みに向かって急速に歩を進めています。
それはマイナス面だけではなく、医療や農業、環境、エネルギーなど様々な分野で人類に大きな益を与える画期的なものもまた同時に生まれようとしています。

その大きな流れを、今回はカイザーサウンドの音の試みの中で強く感じることができました。
これは決して大げさなことではありませんが、ただ音というものが極めて生命の基幹的要素であるがゆえ、そこで新たな発見があったからといって、すぐ何か具体的なことに役立つわけではありません。

それは文明法則史学で歴史にには生命があり、遺伝子DNAと同じ二重らせん構造であるという真理を知っても、それがすぐにお金儲けに結びつかないのと同じです。

ただし偉大な知恵は長い期間にわたって人類の文化、文明を支えていく大きな役割があり、逆に言えば、そういった知恵を生かすことができなければ、人類は爛熟した文明によって自らの歴史に幕を下ろす結果になるのでしょう。
ムー、アトランティス文明が滅びたように・・・。

 

今回のリファイン作業は、プリアンプに手を入れたのと、本来はイヤフォンケーブルに取り付けるための音響核という直径16.5ミリの小さな器具をチェーンを介して天井から吊し、それで部屋の音響を調整しようという試みです。

下の写真が音響核です。
これは金メッキが施されたものですが、リファインで使ったのはメッキなしのものです。

丸形音響核

レポートでは簡単にしか書いていませんが、この小さな器具をチェーンのひとコマ、わずか4ミリ動かしただけで音が大きく変わるとは、普通は信じられないと思います。
けれどそこには確実にそうなるべき理由があり、それを感じ取ることが学びであり、音はそれを正確かつ即座に現わしてくれるからすごいのです。

今回のリファインは、コロナ禍と自分がインドに四ヶ月行っていたため前回から期間が大きく開いてしまいましたが、次は早速今日7日に続きを行います。

時代は猛烈なスピードで動いています。
このレポートから、何か知恵となるものを掴んでいただければ幸いです。

オーディオの聖地なる音を追求・・・その⑥ : Kaiser Sound ブログ