新年に思う

新年あけましておめでとうございます。
いよいよ本格的な大激動期に突入しました。

これは今年の年賀状に載せたメッセージです。

2024年賀状

新年早々驚きました。
元日に石川県で起こった大地震、まさか元日に襲ってくるとは・・・。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

これはこれまでの地震同様人工地震の可能性が極めて大きいと考えます。

地震直前に能登町の変電所で「3回爆発音」があったと報じられましたが、それらニュースは即行で削除されています。

 

2011年の東日本大震災も人工地震であるという複数の指摘があります。
これは震災で崩壊した福島第一原発、その原発立地町である福島県双葉町の当時町長だった井戸川克隆氏が、地震が起こることは発生前から知っていたと語っている映像です。

社会の混乱、破壊を狙う勢力は、今年は昨年以上の勢いで牙をむいてくるでしょう。
ワクチン摂取率世界No.1の日本は、今年もさらに人口減少に拍車がかかることが予測され、危機的度合いは深まる一方です。

しかしこの状況に至っても、年賀メッセージにも書いたようにほとんどの国民が危機感を抱いていません。
真実を知る多くの仲間たちの中でももうあきらめムードになり、具体的に海外移住を考えている方が少なからずおられます。

この混乱、破壊の時をいかに乗り越えるのか、三十数年前に文明法則史学と出合って以来、こういった時が必ず来ることは分かってはいたものの、いざその時を迎え覚悟が試されます。

 

今回の文明大転換期は文明の覇権が西洋から東洋へと移るというもの、今はその交代期のまっただ中です。

文明総図

文明覇権の交代は人類にとって極めて大きな変革であり、人間に例えるならば、十月十日母親の胎内で育んできた生命が一気に外界に飛び出すようなものであり、生命の危機に瀕する大事です。
ですから過去の文明転換期では、上の文明総図を見て分かるように、覇権を手渡し冬の時代へと入っていく文明はいったん大きく崩壊しています。
これが経済的没落や地域紛争であったり民族大移動による移民問題で、今もこれと同じ現象が世界各地で見られます。

この文明崩壊現象は、当然文明の規模が大きければ大きいほど崩壊スケールが大きくなり、この爛熟した西洋文明が地球規模の崩壊につながらないよう、それを防ぐ叡智として文明法則史学が与えられたのだと考えています。

そして西洋文明をソフトランディングさせるのと同じく重要なことは、次代の文明創造の盟主となるべく東洋の日本、この日本の新たなる基底文明をいかに早く築き上げるかということです。

今現在東洋で最も力を持っているのは中国ですが、倫理観なき中国の社会体制は、ひとつの生命体としての形を持っておらずいつ壊滅してもおかしくない状態で、それはもう近々訪れることは間違いありません。
これは文明法則史学の研究から導いた結論です。
ただ心配なのは、壊滅直前になりふり構わず周辺国を攻撃してくる可能性があることです。

この完膚なきまでに奴隷化、家畜化された日本が新たな文明創造の盟主となるにはかなりの険しい道のりです。
本来であればその第一歩は2020年頃までに築き上げる必要がありましたが、もうそこはとうの昔に過ぎ去ってしまい、完全に胸のカラータイマーが鳴り響いています。
そのタイムリミットはこの一二年、来年の2025年までというのが最終期限と見て間違いありません。
これは日本だけではなく人類全体に関わってくる問題です。

 

そこに至る厳しい道のり、そこで多くの人を目覚めさせるには、年賀メッセージに書いたように今以上の厳しい状況になり、陰極まって陽転するしかないのではと本気で考えます。

そんな中、昨年末にイマジナル・セルという言葉を知り、一筋の希望の光を見出しました。
イマジナル・セルとは蝶の成虫細胞のことで、蝶は芋虫からサナギ、サナギから蝶へと大きく形を変えますが、その変態の過程、仕組みが人類変革のメタファーになるというものです。

最初芋虫の体の中に蝶となるべく細胞がポツポツと生まれ、それは芋虫の免疫細胞に食べられてしまうも少しずつ数を増やして集団(クラスター)となり、やがてその数が一定数を超えてティッピングポイントという転換点を迎え、そこから蝶となる道を突き進むというものです。
詳しくはこの動画や本をお読みください。

 

政治・経済・道徳・芸術、すべてのものはその時代の文明の一属性であり、その時代の影響を色濃く反映します。

今から半世紀ほど前に発表されたピンク・フロイドの「原子心母」には強烈なインパクトを受けました。
原題は Atom Heart Mother、原子心母はそれを直訳しています。

原子心母

文明が機械、電気。コンピューター中心となり、人間の感覚では捉えきれない得体の知れないものがものすごい勢いで身の回りに迫ってくる、そんなサイケでアンニュイな雰囲気が、同じく混沌としてとらえどころのない、けれど魂に直接響いてくるこのアルバムの音楽に象徴されています。

ピンク・フロイドの「原子心母」の時代に与えたインパクトは、手塚治の鉄腕アトムと似ているかもしれません。

年末に、その原子心母を何気なくYouTubeで検索していたら、日本のミュージシャンたちがこれを完全コピーしているものと出合いました。
その衝撃、完成度、オリジナルと比べまったく引けを取りません。

このドラマチックな音楽はまさに文明の胎動そのものです。
ここまでのパフォーマンスを日本人が演奏できることに、なぜか日本人の中に次代創造の源泉がまだ消えずに残っていることを強く感じます。

なんなんでしょう、この心と体、すべてを包み込んで震わせるこの響は。
シンプルなベース音は胎児の心拍、チェロの響きは切ない母の思い、ギターは言葉にならない胎児の感情、そして大地を揺るがすホーンセクションは天(あま)の扉を開いて岩戸から顔をのぞかせたアマテラス、その新たな時代の訪れを告げるファンファーレのように感じます。

オリジナルであるピンク・フロイドのギターはデヴィッド・ギルモア、彼のつま弾くフレーズは比類なき有機的なもので、人体の皮膚を通り越していきなり心臓を鷲づかみしてくるような感触のある一種麻薬的作用のある“官能音”です。

 

この一二年ですべてが決まる。
楽観できる状況ではありませんが、今この時を懸命に生きる、これしかありません。

Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.
たとえ明日世界が滅亡しようとも、私はリンゴの木を植える。

~ マルティン・ルター ~