花の色

インドの花

今日は日曜日、昨日のページで今日7日から教会行事が再開されると書きましたが、あれはインド全土に出された規制解除の指令で、ここ感染の酷いタミルナド州は州知事の権限でまだ閉鎖されたままとのことでした。

教会に行く前日にはいつもスギルタンがシャツにアイロンをかけ、昨日は久しぶりにそのアイロンがけの姿を見たので、てっきり今日から再開とばかり思っていました。

これがタミルナド州の新規感染者の推移です。
まだ増加傾向が止まりません。

タミルナド州新規感染者

その代わりと言っては何ですが、今日は若い散髪屋さんがここに来て、四ヶ月半ぶりに散髪をしてくださいました。
ボサボサになっていた髪をバッサリ切ってもらって超スッキリです。

インドの水はミネラルをたっぷり含んだ硬水だからでしょうか、シャンプーがほとんど泡立たず、髪の毛がものすごくバサバサになって脂ぎったベトつきが取れません。

日本ではシャンプーをせずにクエン酸をリンスとして使っていい感じになっていましたが、今回クエン酸を忘れてきたのでシャンプーを使い、バサバサ、ベトベト状態になってとても困っていました。

ところが、最近新しく持ってきてくれたシャンプーがとても髪の毛に馴染み、泡立ちもよくてサラサラに仕上がり、これまでとはまったく違ってすごくいいのです。

Chik Thick & Glossy Black Shampoo

「Chik Thick & Glossy Black Shampoo」インド製の真っ黒なシャンプーです。
もし将来インドを旅することがあればお使いください。

 

今日はスギルタンの奥さんに頼まれて、またたくさんの花の写真を撮りました。

ここインド最南端はしばらく前から雨季に入り、ほぼ毎日のように雨が降っています。
そのせいでしょうか、色とりどりに咲いている花がより一層鮮やかになってきた気がします。

インドの花 インドの花 インドの花 インドの花 インドの花 インドの花

ジャックフルーツもたわわに実っています。
後ろに見えるのは山羊たちで、最近子山羊が二頭増えて全部で五頭になりました。

ジャックフルーツ

マンゴーが数え切れないほど木にぶら下がっています。

マンゴー

熟したマンゴーを長い棒を使ってキャッチします。

マンゴー

どれもしっかり熟していて、部屋に持って帰れと十個ほどいただきました。
マンゴーはいろんな種類があります。

マンゴー

早速四個ほどいただきましたが、とても全部は食べ切れません。
食べ切れないほどのマンゴーなんて・・・日本では考えられない贅沢です。

スレッシュの家の水槽にナマズが三匹いました。
道路向かいの池でマンゴーをキャッチした長い棒を使って捕まえたそうです。

ナマズ

これは日本ではナマズと言い、食用にもなると話すと驚いていました。
インドでは食べてはいけないと言われているそうです。

ナマズ

日本語を教えているタンビが、これか?と言ってスマホの画面を示してくれました。
そこには器に入った白い料理が並んでいます。

「タンビ、それはナマズではなくてなますだよ!」(-.-;)y-~~~

なます

これはおまけ、今日のワンちゃんです。
めっちゃ甘えん坊です。

インドの犬

 

どうして花はあんなにキレイで、果物はあんなに甘くて美味しいのでしょう。

それは受粉の手伝いをしてくれる昆虫たちを引き寄せるため、糞と一緒にいろんなところに種を運んでくれる動物たちに食べてもらうためです。

さらには花の色には意味があり、今そのことを「雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略」を読みながら学んでいます。

春先に咲く花に黄色が多いのは、受粉の手伝いをしてくれるアブたちが黄色を好むから。
これはアブが黄色を好むので黄色い花が咲くようになったのか、黄色い花が咲くのでアブが黄色をよく識別できるようになったのかは分かりません。

菜の花

そしてアブはあまり頭のいい昆虫ではなくて花を識別する能力がなく、花としては同種の花の間を飛び回ってもらいたいがため、迷わずにすむように、菜の花でもタンポポでも集まって咲くようになったのだそうです。

 

色も形も味も香りも、みな様々な花や果物ですが、それぞれにはみな生き延びていくための知恵が隠されています。

そしてそれを喜びで持って受け入れられる人間は素晴らしい能力と可能性を持った存在なのだと感じます。

そして豊かさとは、その喜びを持って受け入れられる範囲を広げていくことにあるのではないでしょうか。

今日は美しい花を愛で、美味しいマンゴーをたくさん味わいながらそんなことを感じました。