心の温故知新

何年か前から、インドとの関わりをより意義のあるものにしていくには、自らの持つ三つのコミュニケーションスキルをアップさせていかなければならないと考えるようになりました。

ひとつは意志を伝達するための言葉、インド全土での公用語となっている英語を使って自分の思いを伝えるための英語力です。

二つ目はインドでの活動を多くの人に知ってもらうための力、インターネットを活用するスキル、これは広くはそこにメッセージを綴る文章力、頻繁に更新する努力をも含めたITスキルとその活用です。

そして三つ目はマインドの問題、自分の心を常にクリアーな状態に保ち、天命であるインドへの支援に向かって進んでいくモチベーションと行動力を高め、周りの人たちと思いを分かち合える自分になりたいと考えています。

 

自分の行くインド最南端タミルナド州は、村の普通のおじさん、おばさん以外、ある程度以上の教養ある階層の人たちは、みな英語で授業を行うイングリッシュ・ミディアムの学校を出ていて、英語力はほとんどネイティブです。
タミルナド州はインドで唯一インドの連邦公用語であるヒンディー語を義務教育課程で習わないところで、インドでは事実上英語が第一公用語のようになっています。

これまで英語で十分に意志を伝えられずに随分と苦労してきました。
そしてこのたび三月から四月にかけての渡印でいよいよお尻に火が付いて、以前も書いたように、一日三時間をノルマとして英語学習に取り組んでいます。

その三時間学習も今日で43日目、できれば煩悩の数108日ぐらいは続けたいですね。
そして自分が目標とするイングリッシュスキルを身に付けられたなら、後は日常的に英語と触れる環境を築けられれば理想です。

 

ITスキル、ネットでの情報発信に関しては、この三月、インドに向けて発つ直前にこのホームページをリニューアルし、WordPressして管理がとても楽になりました。
写真もYouTubeの動画もサイズを加工せず貼り付けられ、ページのリンク関係もオートマチックです。

それでも発信するメッセージをもっと魅力あるものにしたい、更新頻度を上げたい、サイト構成、デザインをより優れたものにと、思いはたくさん持っています。

現在はSNSを含めITの世界は日進月歩、日々変化し進化しています。
それに遅れを取ることなく十分に活用していきたい、これは継続して取り組むべき課題です。

 

最後は自分の心の問題、マインドスキル、これが最大の課題です。
自分の最大の問題点は根が怠け者であるということ、そして目標に向かって着実に歩んでいくのが苦手ということです。

それはある意味心の弱さと言えるものです。
落ち込んだ時などは心の中に無力感が大きく巣くい、まったくやる気がなくなってしまうことがよくあります。

そしてその弱い心をカバーするためにいろんなことに取り組み、このホームページに書いていることは、そんな自分自身を励まし、克服しようと努力してきたことの軌跡です。

この三つのコミュニケーションスキルの中で、このマインドスキルが自分にとって最も大切な基盤です。
これさえしっかりしていれば、他の二つは行動することによって確実に解決していくことができます。

 

少し話が逸れますが、人間の苦しみは大きく分けて、お金、人間関係、病、この三つの要素に分けられると言われています。
もし誰か特別な能力を持つ人、あるいは神様でもいいのですが、その人から、現在抱えている悩みを具体的に解決するか、あるいはその悩みから来る心の苦しみから解放するか、そのどちらかを選べと言われたら、どちらを選ぶでしょうか。

自分だったら間違いなく形の解決ではなく、心の解放、苦しみからの解脱を選ぶでしょう。

人間、欲を言えばキリがありません。
今に満足できない人は、どんな状態になってもまた必ず不満が現れてきます。
そして不満や不安のほとんどは、他人と比較したり、まだ来ていない未来や過ぎ去った過去を思い煩うことから生じています。

ですから本当の苦しみの源は、お金、人間関係、病にあるのではなく、それを捉える自分の心の持ち方から発しています。

自分は心の弱さゆえ、また真に自由を愛する人間でもあり、この心の持ち方が行動に大きな影響を与えます。
これはインドとの関わりだけではなく、生きていく上ですべての面においても同様です。
そういう意味では、よくも悪くも自分はすごくスピリチュアルな人間であると感じます。

 

つまり自分にとって大切なコミュニケーションスキルは形としては三つでも、本当はそのベースとなる心の問題、これひとつです。

『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ですね。
そんな心の課題をクリアーするためのことを過去様々やってきて、大きな効果を体感してきていても、いろんなことを学びすぎたため、それらを継続できていないものがあることを今反省しています。

 

心の問題がベースだと書きましたが、別の見方をすればすべては深い関係を持ち、どれがベースでどれが枝葉なのかを絶対的に言い切ることはできません。
このたび英語三時間学習を継続していくにあたり、当然日々のスケジュールに無理が生じてきます。
そしそれを解決するためにどうすればいいかを考え、時間をより効率的に使う、怠け癖をなくす、より自分の心を見つめる必要ある、というように至りました。

 

毎月、その月にしたいことを目標として定めるようにしています。
その月とは太陽暦が定める月ではなく、空に浮ぶ月の運行、新月から新たな新月へと向かう月、29.5日周期の月です。

前月は希望に燃えて様々な目標を定めたものの、目標が多すぎて、未達のものが数多くありました。
そしてそのベースには自分を律し切れないという心の問題が大きくあると感じ、今月3日からはじまった月は、心の課題を克服することをメインの目標とし、現在取り組んでいるところです。

心の課題というのは抽象的ですが、実際はこれまで本を通して学んだこと、手法を再度復習し、実践し直すということです。
『心の温故知新』です。

 

その報告はこれからまた詳しく書いていけると思います。
またここに書くことを実践の励みにしていきます。

それにしてもやはりセドナメソッドはすごいですね。
久し振りに実践し、極めて簡単に感情が手放せるのはほとんど奇跡です。

テキストには手放すべき心の掘り下げ方が詳しく書かれていて、これからそれを再度辿っていきます。

 

苦しみの根源は自分という中心、今ここという瞬間、神道で言うところの“中今”から意識を外すことによって生じます。
ですからそのことを心と体に刻み込むグラウンディングの手法は根本です。

 

タッピングも理論は分かりませんが、体数ヶ所を軽くタッピング(叩く)するだけで感情やなく大敵苦しみから大きく解放されることは事実です。
これを知ることで深い苦しみから救われる人がたくさんおられることでしょう。

こんな動画のようなことが当たり前のように起こります。
まだまだ人間の心と体の構造は神秘にあふれています。

 

取り留めのないことを書きました。

ここに書いたことは、自己反省と決意表明です。