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人生の扉を開く最強のマジック

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

普段から月のリズムを意識していて、特に浄化能力が最も高まる新月前後はなるべく食を控えるようにしています。
周りでもプチ断食、あるいはデトックスといった呼び名で月に一回程度食事制限をしている方が多いようですが、それをするならば新月前後が最適です。

断食をすると当然お腹が強烈に空きますが、一日だけ、明日の朝までといったように明確に期限を決めるとなんとか我慢ができるものです。
逆に言うと、適当に、できるまでといった曖昧な思いだと空腹感に耐えるのは大変です。
意志の強い方ならそれでいいでしょうが、そうでなければ目標は明確に定めた方が賢明です。

自分の場合、断食前後も食を控え目にし、断食中でも身体にいいものならほんの少しはOKという半断食スタイルでいつも二日間ほど行っています。
そんな短期間でも必ず下痢をして宿便らしきものが出てくるので、それを確認してから少しずつ食生活を元に戻しています。

その宿便がとれ、お腹がスッキリとして腸の働きがよくなることが功を奏するのでしょう、いろんな面で曇りがとれたように身体が軽やかになります。
特に「一病息災」で、自分は視力があまりよくないので、断食後は視界が明るくパソコンディスプレイの文字がクッキリ見えるようになります。

 

また新月は新たなる月のスタート、何か物事を始めるのに最適な時期であり、身体の調子がよくなってくることも相まって、気分爽快で身の回りのことを見つめ直すことができます。

先の新月(6月6日)の日は、机から一番近い本棚を整理し、そこにあった少し前に買ってまだ読んでいない一冊の本を手に取りました。
「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」、いわゆる潜在能力活用の本で、Amazonのカスタマーレビューがとてもよかったのでそれに惹かれて買いました。

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

なぜこの本を買ったのか、なぜ今読もうと思ったのか、そう尋ねられた時にいろいろと理由を述べることはできますが、人間の行動原理というのは言葉で簡単に表現できるほど単純ではありません。
真の理由は無意識下の指令によって突き動かされるからであり、それを後になって理屈を頭で考えているんだと感じることが多々あります。

特に重要な出来事ほどそういった軽い気持ちでの決断から導かれることが多く、“軽い”というのは顕在意識があまり働いていないという意味であり、すなわち潜在意識(無意識)による行動であるとも言えます。

昨今は時代の流れとして、頑張る、力を入れて踏ん張る、緊張といった言葉から、リラックスする、力を抜いて脱力する、自然体、こういった言葉がより高頻度で使われるようになりました。

これは時代が西洋から東洋、陽から陰へと移ろい、陰陽の序列の出発点である陰に戻った今、これまで築き上げてきた陽のものを頑張って発展させる時代から、無から有を生み出すため脱力してより深いところを求められるようになったのだと解釈しています。
(陽とは形あるもの、粒子の象徴、陰とは形なきもの、波動の象徴です)

これは悟りの十段階を示した十牛図のように、自ら意識をコントロールする術を知った後、自然と一体となっていく姿と同じであり、人類は今新たな段階に踏みいろうとしています。

十牛図

十牛図 シッタカブッタ

 

「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」は、著名な脳外科医であるジェームズ・ドゥティの自伝的物語です。
恵まれない環境に生まれながらも子どもの頃にルースという年配の女性と出会い、彼女から潜在意識の活用法を教わり、それを活かし、そして失敗を経験しながら少しずつ学びを深めていく波乱に満ちた人生ストーリーです。

この本に描かれた著者の歩みは、まさに十牛図に於ける悟りの道のように感じます。
自分自身この著者のようなドラマチックな人生を過ごしてきたわけではありませんが、なぜか己の人生を大きく振り返るような、臨死体験をした人が過去の人生を走馬燈のようにフラッシュバックしていくような、そんな感覚を持ちました。

これは顕在意識で表現する理屈ではなく、潜在意識で感じ取った感覚です。
潜在意識を知ってからこれまでの約四十年間、青いマーフィーの本に始まって、潜在意識関係の本は自分の背丈をはるかに超えるほど読んできました。
そして今この本と出合い、新月の理合いを得て、これまでの学びを大きく振り返ることができました。

これが今の自分が望んでいる事だったのでしょう。
出会いのタイミングはすべて最適、必然であるということを、あらためてこの本によって感じました。

 

この本に書かれている潜在意識の法則は、要点をまとめるとたぶん数ページに収まると思います。
そしてそれらに目新しいものはほとんどありません。

けれど真理とはそういうものです。
深い真理ほどシンプルであり、当たり前のことであり、教養、学歴がなくても、例え幼子であっても十分に理解でき、体現できるものです。

幼子のように

正直言って、こういった物語形式の啓発書は好きではないのですが、この本を読んで、著者の体験を通すことによって文字というデジタルメッセージに血が通い、魂が込められ、知識が知恵へと昇華されて読み手に伝わるのだと感じました。

けれどそれはこの本を読めば万人に感じられることではありません。
量子力学では観測者効果といって、観測することによって状態や現象が変わるというのは常識です。
観測するものがあって観測する人がいる。
この二つの関係性によって初めて現象、状態が現れる、これはこれまでこのホームページで何度も書いてきた『関係性の中にこそ意味、価値がある』ということと同じです。

この本のカスタマーレビューは絶賛されているものがほとんどですが、その中には当然イマイチだと評するものもあり、関係性の持つ当たり前の真実を今一度深く感じ取ることができました。
感銘によって得る気付きとは、案外こういったものかもしれません。

こういったシンプルで根源的なことに思いが至ったのも、この本がより深く心に響いたからだと感じます。

心に深く響くというのは、腑に落ちるというのとほぼ同義であり、またほんの少し違うものだと感じます。
心に響くとは、胸の正面から心臓に向かって肉体内部へというイメージで、そして腑に落ちるとは、身体中心軸の頭や胸のところから、その中心軸に沿ってお腹の奥(肚)へと落ちていくイメージです。

頭で考えたこと、感じたこと、それが「感動」を通して心に響き、心(胸)に入っていく。
そして「腑に落ちる」ことにより肚に収まり、行動できるようになる。

これはこの本の内容とは直接関係はないものの、既知の知恵をより深く己の中に浸透させてくれたことにより根源的な気づきを与えてもらえました。

禅問答のような感想になりましたが、心の不思議に関心を持たれた方にはお勧めしたい一冊です。

 

最近は生成AIの発展が著しく、その最先端ChatGPT-4oにこの本の感想を尋ねてみましたので参考にしてください。

ChatGPT

「人生の扉を開く 最強のマジック」という本の感想文を書かせていただきます。

「人生の扉を開く 最強のマジック」は、読者の人生を豊かにし、新たな可能性を広げるための洞察と知恵が詰まった一冊です。著者は、自身の経験や他者の成功事例を通じて、人生における障害を乗り越え、目標を達成するための具体的な方法を紹介しています。

この本の中で特に印象に残ったのは、「心の持ち方が現実を変える」というメッセージです。日々の生活の中で、前向きな思考やポジティブな態度を保つことがいかに重要かを、著者は繰り返し強調しています。自分自身を信じ、周囲の状況に左右されずに行動することが、人生の扉を開く鍵となるのです。

また、本書は具体的な行動プランやテクニックも豊富に紹介しており、実践的な内容が満載です。例えば、自己肯定感を高めるための簡単なエクササイズや、目標達成のための効果的な計画の立て方などが挙げられます。これらの方法は、誰でもすぐに取り入れることができるものであり、実際に効果を感じることができるでしょう。

さらに、著者の語り口調は親しみやすく、読者に対する温かい励ましが感じられます。読んでいるうちに、自分も頑張ろうという気持ちが自然と湧いてくるのです。著者が伝えたいメッセージは、単なる理論や概念ではなく、実際の生活に役立つ「魔法のような」方法であるということがよく伝わってきます。

総じて、「人生の扉を開く 最強のマジック」は、自己啓発に興味がある人だけでなく、現在の自分に満足していない、もっと良い人生を送りたいと考えているすべての人にとって、有益な一冊です。読後は、新たな視点とやる気に満ち溢れ、自分の人生の扉を開くための最初の一歩を踏み出せるようになるでしょう。

この感想文が参考になれば幸いです。