帰国三ヶ月

裸の王様

今日は9月23日、昨日の22日でロックダウンで四ヶ月間足止めをされたインドから成田に戻ってちょうど三ヶ月となりました。
明日24日は広島に戻ってちょっど三ヶ月、ひとつの節目を感じます。

この間季節は暑かった夏を通り過ぎてしまいました。
三ヶ月前、広島市内でもほとんどの人がマスク着用で驚いたのが、その後も一時的な感染者(本当は曝露者)急増を受け、今も多くの人が日常的にマスクを着けています。

 

新型コロナウイルスに関することはこのホームページでたくさん書いてきました。

日本人は新型コロナに対して集団免疫を達成しており、三密対策やマスクは不要であるという論を多くの学者や医師が提唱しても、政府やマスコミはそれに反論も肯定もすることなく、無視し続けている姿勢に底なしの空しさと恐怖を感じます。

『愛の反対は無関心である』
マザー・テレサのこの有名な言葉を今は深く感じ入っています。

それでも今日も出会った数名の方たちに、A4用紙に印刷した実際のコロナの実態を記した資料を手渡してきました。
みなさんも是非活用してください。
画像をクリックするとリンクが開きます。

正しい知識でコロナウイルスと付き合おう 

 

日本は新型コロナの集団免疫を達成していて、通常の風邪やインフルエンザと同等かそれ以下の脅威でしかないということが明らかになっていますが、致死率の高い外国ではいまだ問題が深刻です。

自分のいたインドでもいまだ感染拡大が止まらず、ロックダウンが始まった三月から休校になった学校は半年経った今も閉鎖されたままです。
インド最大の観光スポットであるタージ・マハルは、この21日に通常の四分の一にあたる一日5000人というの人数制限の元に入場が許可されました。

これはインドの新規感染者数を示すグラフです。

今年のインドのGNPは前年比二十数パーセントダウンという壊滅的な予測ですが、そんな中でもインド経済は徐々に動き出していて、「感染の恐怖があってももう慣れっこになってしまった」と知り合いのインド人は話していました。

 

今日の昼頃、広島市内中心部を歩いていると、献血センターから成分献血が足らないので是非ご協力をと依頼の電話がありました。
たまたまセンターの近くにいたのですぐに向かい、献血の手続きを進めました。

その中で、特に質問事項として聞かれたのではないのですが、三ヶ月前までインドに滞在していたということを話すと、やおら手元の資料をめくりはじめ、ほぼインド全土が真っ赤に塗られた地図を示しながら、
「すみません。この該当地区に一ヶ月間以上滞在していた方は一年間献血ができないんです」
ととても恐縮した態度で献血を断られてしまいました。

インドでは、所定の手続きを経て入国したにも関わらず、外国人ということでほぼ三ヶ月間敷地内から一歩も外に出ることが許されず、日本でも、インドに長期滞在していたという理由で献血を拒否され、これらは規則であり、そこに個別の事情を斟酌する余地などないということを理解していても、やはり多少の不条理さを感じます。

 

自分は外を歩いている時はマスクは着けません。
それはマスクをする必要性はまったくないと考えているからです。

それでも公共施設や回りの人たちぼぼ全員がマスクを着けている場所ではポケットからマスクを取り出して着けるようにしています。
それは自分のためではなく、回りの人たちに恐怖心を与えてはいけないと考えるからです。

先日も飛行機内でマスク着用を拒否してトラブルとなり、予定外の飛行場に臨時着陸して機外に出された方のことが大きなニュースとなりましたが、あれなどはマスク不要論を唱える人が身勝手な人間であるかのような印象を与えるので、正直止めてもらいたいなという思いです。
けれどああいう人がおらず、全員が全員右へならえで同じことを強いられる社会もまた恐ろしいものです。

『同調圧力』ということを最近よく耳にします。
人間を最も強く行動に駆り立てるのは喜びではなく恐怖です。
その恐怖心を政府、マスコミが出すコロナ情報によってあおり立てられ、多くの人が自粛警察のような態度を取り、そこで縛られたコードから外れることができなくなっています。

日本人の持つ規律正しさ、思いやり、気配りは日本人の美徳ですが、どんなものにでもそこに負の側面が存在するということをこのたびの日本のコロナ騒動によって強く知りました。

『裸の王様』という童話があります。
王様が裸であるということを誰もが知っていても、誰も最初にそれを口にすることができない、今の日本の状況はこれと似ています。

裸の王様

 

でもどうなんでしょう、それに反するようなこともまた思います。
インターネットの普及によって、テレビ、新聞といったマスコミの力が衰退してきていると言われて久しく、実際にテレビの広告収入や新聞の販売部数を見るとそうなっています。

けれどいまだ既存マスコミの力は大きく、大多数の人が身近に人と接しない日常の場でもマスクを着用し、先のコロナに関するプリントを手渡した人の何人かに、
「サカイさんはどこでこんな情報を仕入れるのですか?」
と尋ねられました。

インターネットは底なし沼のような世界です。
普段ネットに親しんでいる人でも、そこから得る情報には大きな差があり、まだまだ既存メディアからの情報に準じたものしか流さないサイトが主流となっているようです。

 

先日9月11日、あのアメリカの同時多発テロから19年を迎えました。
この911テロに関しても、このホームページで数多くのことを書いてきました。
あれは完全にアメリカ政府による自作自演のものであり、その明かな証拠となるものは数多くあり、それがいまだ公式に認められていないということに社会の闇と民意の力の弱さを感じずにはいられません。

ところで、飛行機も衝突していない、火も煙もまったく出ていない第7ビルがなぜあんなにキレイな形で突然倒壊したんでしょうか?
(あの日倒壊したビルは三棟です)

今の世界は近隣諸国に強権的力を持って侵略行為を繰り返す中国の横暴をいかに食い止めるかが重大な課題です。
けれどそれを止めるアメリカもまたヨーロッパ人による新大陸発見後にネイティブアメリカンたちを大量虐殺し、ニューヨークで自作自演のテロを起こし、それを理由にアフガンやイラクに武力侵攻していったのですから、突き詰めれば同じ穴のムジナということになります。

日本人は潔癖すぎ、性善説を信奉しすぎだと言われます。
今の、昔も当然そうですが、世界を動かしているものは倫理観などといったものではなく、おどろおどろしい利権争いであるということを知らなければなりません。
またそれを受け入れた上で物事を考えなければ本質を見失ってしまいます。
なかなかできませんが・・・。

そしてその上で本当の真実とは何かを知り、判断することが求められます。

 

その911について、9月11日を迎えたということで、先日2chのまとめサイトにそれに関することがまとめられていました。

情報源が2chですからどこまで民意を反映したものかは分かりませんが、それを読んで、若い人たちの多くが「911テロ・アメリカ自作自演説」を荒唐無稽な陰謀論だと信じていることにとても驚きました。

マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏の
『人間で最も大切な能力は判断力である』
この言葉を自分は座右の銘にしています。

けれど今の日本人は自ら考え、判断することを放棄し、権威、多数の民意に迎合し、長いものには巻かれろ、あるいは出る杭を打つといった生き方に流れている人が多いように感じます。
そこには自ら真実を探り、判断をするという要素はありません。

こういった傾向が広まることは、新型コロナウイルスの感染拡大よりもはるかに恐ろしいことです。

 

とりとめもなく文句ばかり書いてしまいました。
本当は帰国して三ヶ月経ち、まだいろいろと考えていることもあるのですが、それはまたいずれ記すこととします。