トリチーでの日常

トリチーのホームに来るのは今回で六回目、ここは子どもたちが二百人ぐらいいてとても賑やかです。
そして内陸部なので気温が高く、今は日本の酷暑の陽気です。

男の子たちは相変わらず元気いっぱい、体全体でぶつかってきて、相手をするのに体力を要します。
ホームでは誕生日の子は大きなお菓子のケースをもらい、それをみんなに配ることになっていて、誕生日の子を囲んでこんな写真を撮りました。
そしてささやかなギフトをあげる子どもたちは大喜びです。

女の子たちも二年ぶりに会うとみな大きくなっていて、子どもたちの成長の速さを感じます。
男の子たちが相変わらずなのに対し、女の子は少し恥じらいが芽生えたようで、以前のように無条件で近寄っては来なくなりました。

少し前は中高生の女の子でも一緒に手をつないで学校に行ったのに、今はちっちゃな子でも手をつなぐことを恥ずかしがります。
それでも自分の近くに来いと声をかけてくれるので、女心は微妙です。

ホームから学校までは集団で登下校し、途中マーガナンガラムの町を通り、そこにはたくさんの店が並んでいます。
インドのチキンは肉の味かしっかりとしてとっても美味です。
こうしてゲージに生きたままの状態で売られ、その場で肉に捌かれます。

1キロ140ルピー、250円ほどと日本と比べると激安です。

子どもたちと一緒に学校まで行き、帰ってくると各コテージを管理するハウスマザーたちは食事の準備です。

自分が泊まっているのは結構粗末なスタッフルーム、けれどその方が気兼ねなく、またインド的なので楽しめます。
学校から部屋に戻ると大汗をかいているので水浴びし(シャワーはありません)、午前中の涼しい風を受けながら昼寝をし、これが最高に心地いいのです。

午後一時頃からスタッフの人たちと食事をし、その後はコテージのひとつに行き、机に向かってパソコン作業などをします。
そこでiPadやら常用の水ボトルやらカメラやら様々なものが入ったリュックを椅子の上にドサッと置くと、肩紐が根元の縫い目から切れてしまいました。
インドに来てから買ったadidasのロゴが入ったパッチもので、インドのカバンがすぐ壊れるのはお約束のようなものです。
子どもたちのカバンは破れたりチャックが壊れたり、もう本当にひどいものです。

これは困ったな~と少し考えていると、どこかからミシンをかける音が聞こえました。
なんとそのコテージを夫婦で管理している方のスタッフルームにミシンがあり、旦那さんがミシンがけの専門家だったのです。
というこで、シンクロ現象で即座に直していただきました。

三時半過ぎになるとハウスマザーたちと一緒に学校にお迎えに行きます。
プライマリスクールでは子どもたちが大はしゃぎで大歓迎してくれます。
サカ~イ、サッカ~イ、サッカイユ~、子どもたちの黄色い声援が飛び交い有り難い限りです。

ホームに戻ると子どもたちに引っ張り回されます。
男の子も女の子も写真が大好き、ただし男の子は暴れ回っていつも同じような写真になってしまいます。
女の子はなるべく花と一緒に撮ったりし、絵になるよう心がけています。

このポーズ、面白いですね。

摘んできた花でフラワーアクセサリーを作るのも日常の一コマです。

また随時いろんなカットをアップしていきます。