チャイルドプラン・アカデミー

SSHは学校も運営していて、今日はそこを訪ねました。
ここもかなりの田舎にあり、子どもたちはみなスクールバスで通ってきます。

この私立学校では学年最後のテストが終わり、夏休み期間に入っています。
そして夏休みが終わる6月が新年度のスタートです。
ですので学校に子どもたちの姿はありませんでした。

ここはコンピュータールーム、たくさんのパソコンが並んでいます。

この学校「チャイルドプラン・アカデミー」は幼稚園児から10学年、ハイスクールの生徒まで通ってきていて、今日はそれらを担任する先生方全員が集まっておられました。

ここでは自分はオブザーバーのつもりでしたが、またまた日本からゲストが来られたということで、全先生方が自己紹介してくださり、有り難いというよりも針のむしろに座った感覚です。

いろんな質問を受けてそれを下手な英語で答え、ほとんど生きた心地がしませんでした。
日本語だったらいくらでも雄弁に語る自信がありますが、英語だと思っていることの十分の一も語れません。
インドの食べ物はどうかという質問があったので、魚料理が少し苦手だと答え、以前魚市場で撮ったハエだらけの魚の写真をiPadを回して見てもらいました。

今撮った写真を確認すると、関係のない別の写真を見ておられますね。
けれど最後はきちんと魚の写真に戻っていましたけど・・・。
それがその写真です。

校舎は四階まであり、四階の図書室のようなところで最終学年10学年の生徒たちが、パブリックイグザムというインド全土の統一テストのための勉強をしていました。

このテストの成績いかんによって進学先が大きく左右されます。

その部屋で生徒たちを含めてみんなで記念撮影、左に自分と学校創設者のブリトー氏が並び、その横左から三番目が女性の校長先生です。
担任の先生方もほとんど女性で、男性の教師は二人だけです。

長い部屋の図書室の反対側が理科の実験道具が並ぶ理科室となっています。
これをきちんと独立した別の部屋に設置することが現在ある10学年クラスよりも二つ上の12学年まで受け入れる条件になっていて、現在校舎のすぐ外にその専用理科室を建設準備中です。

屋上にはソーラパネルが設置されています。
近年インドは電力事情が格段によくなり、停電時間、機会が格段に減少しました。
けれど特にコンピューター機器にとって突然の停電は大敵です。
ですから大きな施設には、こういったソーラパネルによる太陽光発電設備や非常用のバッテリーは欠かせないのです。

屋上から見た景色はどこまでものどかです。

ランチの時間になり、スイカをいただきました。
自分はどこに行ってもローフードスタイルで、最初に果物をいただくことを徹底しています。
インドで、スイカに塩をかけると言うとみんなに驚かれます。
インドではスイカには何もかけないかちょっと塩の入ったチリをかけるのがノーマルスタイルです。

このスイカ、めちゃくちゃ甘くて美味しかったです。
やはり熱帯地方の方がスイカが甘く育つのでしょうか。

インドではザクロが結構ポピュラーな果物で、町でもよく見かけます。

ちょっとピントがズレましたが、これはインド風オムレツです。
タマネギを主体とした野菜が新鮮で、歯ごたえがあってすごく美味しいです。

キッチンの外では10年生たちも食事をしていました。
ホームでも学校でも、こういったプレートに自分の好みの量の食べ物を入れて食べるのがスタイルです。

食事が終わり、昨夜記念にと買っていただいたドーティーを着ました。
白地にきれいなラインが一本入っていて、ウエストはマジックテープで調整できるようになっています。
南インドのフォーマルドレスで、「映画スターみたいだ」とみんなにすごく受けました。

これは校長室にあった祭壇です。
いろんな宗教の子どもたちが来るので、右からキリスト教、ヒンズー教、イスラム教となっています。

これもほとんどの学校で目にするインドの偉人たちの肖像画です。
左から二、三番目のガンジーとマザーテレサは日本でも有名ですね。
この全員のことが分かればかなりのインド通でしょう。
自分はそこまでは至りません。

記念の布をかけていただき、ブリトー氏と校長先生と記念撮影です。
以前結婚式に参加した時もこのような布をいただきました。
これもインドスタイルですね。

最後は学校スタッフ全員と。

学校のパンフレットには、学校行事で様々な取り組みをしていることがカラー写真で紹介されています。
愛と慈悲と行動力のあるブリトー氏なら、きっとこれからこの学校を大いに発展させていかれることでしょう。
次回は日本の友だちを連れてこいと言われましたので、そうできるよう努力します。

この後ディンディカルに帰る彼らに少し遠回りをしてもらい、次回目的地のトリチーホームまで贈っていただきました。