カニャクマリ仏舎利塔宝土地鎮祭

カニャクマリ仏舎利塔宝土地鎮祭

3月4日は日本山妙法寺サンカランコービル道場の仏舎利塔完成の法要です。
12年前初めて南インドを訪ねたのは、その仏舎利塔の基礎の中心にお釈迦様の遺骨、御仏舎利を納める式典に参加することが目的でした。

サンカランコービルは、今いるインド最南端カニャクマリから車で三時間ほどかかり、前日まではスギルタン、スレッシュとともに当日の早朝車で出発して向かう予定でしたが、スギルタンの体調が思わしくなく、その予定を断念しました。

それでも前日自分一人だけでバスで行く方法もありましたが、その翌日はまたカニャクマリに戻ってこなければならず、かなり手間がかかるのでそれも諦めました。

 

翌3月5日、カニャクマリ日本新たな仏舎利塔を建てる計画があり、その地鎮祭が朝から行われます。
プログラムでは朝9時からということになっていて、スギルタン夫妻、スレッシュとともに現地に向かいました。
けどなかなか来られません⋯。
寝っ転がって音楽を聴いたりして待ちました。

待つこと約三十分、日本山妙法寺の一行がバスを三台を連ねて来られました。
世界各地から来られたお上人さんたち、そして主に日本からの信者の方たちです。

仏舎利塔の中心となり、御仏舎利を納める位置に穴を掘ります。

そしてそこに御供物を捧げます。

南無妙法蓮華経、お祈りの時間が続きます。

最後は全員で花を手向けました。

地鎮祭は約一時間で終わりました。
ここに仏舎利塔が完成するのは何年後になるのでしょう。
そしてその頃世界はどのようになっているのか、日本山妙法寺の方たちが唱えるような安心立命の世になっていることを願います。

 

その他こちらであったことを。

これは昨日3月4日の現地タミル語の新聞です。

大見出しに4と書かれていますが、これは日本、韓国、イタリア、イラク四カ国の4のことで、それらの国へのビザ発給を停止したことがトップニュースになっています。
インドでも新型コロナウイルスは最大の関心事です。

スレッシュの自宅工事は着々と進んでいます。

強アルカリ性のセメントを素手、ほぼ素足で扱うことには毎度驚かされます。
本当にこれで皮膚が荒れたり裂けたりしないのか心配ですが、それと同時に左の男性の着ているシャツが前後逆なのも気になります。

男性たちはお昼ご飯をシャツを脱いで上は裸で食べています。
すると午後にはその男の人のシャツの向きも直っていました。

インドは北の方では地震がありますが、南は地震がないので家の建て方も簡単です。
みんなでレンガ積みしているのを見ていて、幼い頃読んだ童話の「三匹の子豚」を思い出しました。

釘抜きで抜いた釘も相変わらず再利用です。
これらは屋根を組み立てる時に使うそうです。

姿勢がよく、強靭な体幹を持つインド人は、頭にものを乗せて運びます。
その頭の上には台座となるようなものを乗せている人がいて、この女性は葉っぱ

を突き出していて、よく見るとその葉っぱでタオルを頭に固定していました。

ここにいる動物は種を超えて仲良しです。

子猫が犬から授乳してもらっています。
これってかなり珍しいと思いますが、どうなんでしょう⋯。

熱帯の一日は、ゆったりおおらかに流れます。