お茶請け煮干し

煮干し

今年のインド四ヶ月滞在期間中は体重が6キロ減りました。
毎回インドに行くと一ヶ月平均3キロほどは減り、体が軽やかになって快調です。

六年前にコスモニケタン日印友好学園に三ヶ月半駐在していた時は12キロ減り、それと比べると今回は滞在四ヶ月と長期だったにも関わらず6キロと少な目ですが、ロックダウンでほとんど運動することがなかったので致し方ありません。

今回も帰国後、スリムになったということともに、肌つやがよくなって健康的だと何人もの人から言われました。

インドの食は本当に健康的で、日本と違って素材が生きています。
それで新陳代謝がよくなって余分なものが排泄され、お肌にもいいのでしょう。
日本食はメニューとしては健康食ですが、近年の洋食化と添加物たっぷりの加工食品、農薬漬けの野菜のため、とても体にいい食べ物とは言えません。

 

自分は酒飲みのせいか、辛い物は好きでも甘い物はあまり好きではありません。
それでも時折甘味が恋しくなる時があり、特にティータイムにコーヒーや紅茶を飲む時は、砂糖なしのブラックで飲む代わりに、お茶請けとして甘い物を口に入れることがあります。

その甘い物は特にこれといったこだわりはなく、百円ショップに行った時などに昔懐かしい駄菓子テイストのものを好んで買ったりしています。

けれどインドから帰って一ヶ月ちょっと、せっかく6キロ減った体重も徐々に戻りつつあり、それをなんとか維持したいと考え、お茶請けを甘いお菓子から煮干しに換えてみました。

意外や意外、これがなかなか合うのです。
もう三十年以上前、奈良のひがしむき商店街という大きな通りの地下に喫茶店があり、そこでコーヒーを頼むとコーヒーと一緒に一輪挿しに立てた目刺しが一匹出てきたことがあり、それがいけるマッチングだったので、それを思い出したのです。

カルシュウムたっぷりの煮干しは体を健やかに保つ健康食なので、これからはお菓子の代わりに煮干しをお茶のお供のレギュラーにしようと考えています。

コーヒーを含んだお茶とともに煮干しを味わうには、「こんなものが合うはずがない」という先入観を捨てることです。
それと大切なのがよく噛むこと、しっかれ噛んで味わえば、煮干しの旨味が口の中に広がります。

昨年、食べ物をしっかりと咀嚼することを身に付けてから、いわしがいかに味わい深いものであるかを痛感しました。
一般的に高級魚と呼ばれる大型魚の切り身が好まれるのは、ひとつにしっかりと咀嚼する習慣が薄れたことが原因だと考えられます。
煮干しもいわし、片口いわしです。

鰯

今日は冷たい麦茶を飲みながら煮干しを食べました。

ところで、麦茶はパックの麦茶で三種類の作り方があることをご存じですか。
ひとつは冷水にそのままパックを入れる方法、簡単ですがコクがありません。
もうひとつはやかんで煮出す方法ですが、自分はその中間の、パックを小さな容器に入れて熱湯を注ぎ、しばらく置いておいた後にポットに水とともに移し換えるようにしています。

不器用な人間ですが、できる範囲で食を含めた生活改善をしています。