電話にまつわること

ケイタイ電話

今日はなぜかスマホの調子が悪く、ネットやKiindle、写真、いろんなアプリを操作していると勝手にマナーモードになり、電話の着信音が鳴らなくなってしまいました。

何か設定が間違っているのかと調べても分からず、再起動させてみてもダメで、何をやっても数分の後にマナーモードに換わります。

それとこれは外部の問題ですが、最近よく宅配業者を装ったスパムメールが届きます。
こんなやつです。

スパムメール

自分のところにはスパムサイトのURLをクリックさせるこのバージョンしか届いたことがありませんが、別バージョンでケイタイに連絡させるものがあり、その番号が自分のケイタイになっているようで、今日は「宅配便の不在お届けメールが届いていましたが・・・」という見知らぬ方からの電話が五件も入ってきました。

そんなメールを送って何の得があるのでしょう。
スパム業者の考えていることは理解不能です。

 

そんなケイタイのことを考えていて、もう三十年以上前、親友だったYのことを思い出しました。

当時はまだ二十代、当然ながらケイタイ電話といった便利なものはありません。
彼とは会社の同期入社で、自分とは性格も生き様もまったく違うがゆえにウマが合い、たぶん前世から縁があったのだろうなと思うぐらい何か惹かれるものがありました。

当時自分は山陰島根県に勤務し、彼は東京で働いていましたが、お盆に二人とも関西に帰省した際には是非会おうと言うことになり、自分は奈良の実家で彼からの電話を待っていました。

Yは心身ともに動物的でカミソリのような切れ味を持ったすごい男でしたが、それと対照的に日常のことでは抜けている面も多く、Yは電話番号をメモしたものをなくし、電話しようにもできない状態だったそうです。

Yからの電話が待っていてもかかってこないので、仕方なく一人で大阪まで出かけることにしました。
そして大勢の人でごった返す大阪梅田の地下街を歩いていると、なんと目の前から彼女と二人でいるYが向かって来るのです。
Yもなんとか自分に連絡しようとその直前まで努力していたようで、あまりの偶然とタイミングにその時一緒に彼女が驚愕していたのが記憶に残っています。

 

その前か後か、島根から東京のYに連絡をしようと思い、数ヶ月ぶりに彼の自宅に電話を入れました。
ダイヤルを押し、その後に鳴るはずの呼び出し音を待ちますがなぜか無音です。
不思議な気持ちでその無音に耳を澄ませると、何かの物音とともにYの声が聞こえてきました。

なんと、Yも自分と電話をしようと受話器を取っていて、それが完全に同じタイミングだったのです。
互いに連絡し合うのは数ヶ月ぶりだというのに・・・。

 

愛と奇跡の人小野春子さんも電話で不思議な現象が連続していました。
普通の電話機でキャッチホンの契約もしていないにも関わらず、誰かと通話中に緊急の電話が入ると、先に話している人の電話が切れ、後の緊急電話の方に勝手につながってしまうのです。
自分も三度ほど小野さんとの電話中に電話が切れ、小野さんの方が他の人との電話につながってしまっていたということを後で知りました。

NTTによると、そんなことは絶対にありえないそうです。

 

そんなことを思いながら不調のケイタイを持って近くのYmobileショップに行くと、なぜかそこでは症状が治り、その後も勝手にマナーモードに換わることありません。

そしてそのショップを出て少し歩いたところにあるソファーに腰掛けてケイタイの調子を調べていると、隣の男性から突然「サカイさん」と声をかけられ、顔を見ると二十年来の知り合いのMさんでした。

彼には頼みたい用事があり、ここ一週間ほど彼のことを考えていたので、それでその場に引き寄せられたのかもしれません。

ケイタイの不調もそのためだったのかも・・・というのが今日の出来事です。

ケイタイ電話