高級住宅街

15日深夜、日付けラインをまたいでチェンナイ空港に到着し、
迎えに来ていた友人スシルの車に乗って彼の自宅に向かいました。

ここ数日、旅の準備や渡航直前天理に二泊したこともあり、
ほとんど睡眠時間が取れていません。
けれど心身ともにとても快調で、有り難いことです。

そしてスシルの家でもパソコンの不具合を直すのに手間取り、
蚊が少しいたこともあり、
ほとんど寝ることができませんでした。
具体的にはこのWordPressを更新するための管理者ページが上手く開きません。
いろいろ調べた結果、海外からのログインは拒否されるということが分かり、
それを解決するのに二時間もかかりました。

16日は午前中は二人いるスシルの娘さんたちと遊んだり、
少しのんびりと過ごし、
午後からスシルと二人で外に出かけました。
こちらの日立で通訳として働くスシルは土日がホリデーです。

買い物の途中で、チェンナイのホームのオーナーのスレッシュ、
その娘ジーナの旦那ギャピンが働く高級住宅街に立ち寄りました。
スシルとは元々四年前、そのジーナとギャピンの結婚式で知り合いました。

Silver prestigeという名前の高級住宅地は入り口にゲートがあり、
そこに警備員が駐在し、車や人の出入りを厳しく管理しています。

そうそうたる豪邸が並んでいます。
高いものは一戸7000万ルピー、
1ルピー約1.6円なので、億を超えています。
ギャピンはここで住宅建設の仕事をしているのです。

豪邸の中を見学させてもらいました。
広くて豪華なリビング、
シャワー、トイレ付きののベッドルームが四つもあります。

一番立派なベッドルームにはバスタブも。

案内してくれたギャピンと二階に上る階段で。

屋上にはパーティーもできるスペースがあり、
そこからきれいな家並みが望めます。

住宅地の一角には大きなパティーやスカッシュ、バトミントンができたり、
トレーニングジムが入った施設があり、
その外にはきれいなプールがありました。
もう至れり尽くせりです。

経済発展著しいインドでは、
一日数百円で暮らす人も多い一方で、
こういったリッチな暮らしを楽しむ人たちも増えてきています。

新しいこの高級住宅街では、
すでに入居している家がある一方で、
現在建設中の物件もたくさんあり、
工事が着々と進んでいます。

インドの労働者たちは逞しいです。
日本では肉体労働者の高齢化、弱体化に伴って25キロになったセメント袋が、
ここでは相変わらず倍の50キロです。
これが人とインドの体力の差でしょうか。

皮膚が激しく荒れるセメントの中にも、
おじさんが裸足のままガンガン入ってます。

こういう人たちが、インドの経済発展を支えています。