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食べ物への感謝

『感謝は幸せへの第一歩』
多くの宗教、哲学、そしてスピリチュアルの世界でも、幸せに生きるためには何事にも感謝することが大切だと説かれています。

『幸せだから感謝するのではなく、感謝するから幸せになれる』

感謝の思いとは、今この時に喜びを感じることです。

引き寄せの法則で説かれているように、イメージしたことが現実を創り出すのであれば、まず自らの思いの世界を「感謝」という喜びで満たすことが先でしょう。

 

この世で最も尊いもの、それは生命。
その生命に感謝することが、まず第一です。

そしてその次が生命を育むもの。
それは厳密に言えば身の回りのものすべてとも言えますが、まず大切だと思いつくのが、水や空気、そして食べ物といったものです。

その中でも、自らの身体を形作ってくれる食べ物に、自然と感謝の思いが向かいます。
『人間は食べ物のお化けである』
こんな言葉があるほどです。

今回はこの食べ物への感謝について書こうと思ったのですが、こうしてキーボードを打っているうちに、水や空気に対して自分はどのように感謝しているのだろうか、と思い至りました。

水については「陰陽水」で、水への感謝の思いを書いています。
毎朝コップ一杯の水を両手で抱え、様々な感謝の言葉をかけ、それをゆっくりと口にしています。

空気についてはこれまで意識したことがなかったのですが、もう四十年近く続けている呼吸法がこれに近いかもしれません。
深く、そしてゆっくりと息を吐き、またゆっくりと息を吸う。
この時に、空気によって生かされている事実を、今日から深く感じ取るよう意識します。

 

食べ物への感謝、これは以前からとても大切にしています。
日本人なら食前食後に手を合わせ「いただきます」「ご馳走様」と言うのは当たり前です。

そして感謝の思いは形として示すことが大切です。
目に見えない「いただきます」「ご馳走様」の感謝の思いは、目に見える形として示すことでより活かされます。
これが陰陽の世界、型を重んじ、そこに魂を吹き込む“道”の世界です。

食に於ける感謝を示す「形の世界」とは、好き嫌いをせず出されたものはすべて残さずきれいに食べるということです。
例えばサンマは、骨も頭も尻尾もすべていただきます。
刺身は、つま(けん)である大根やニンジン、大葉、菊の花なども残さずいただくようにしています。

それとともに食べ物を大切に身体の中へと取り入れるためには、しっかりと咀嚼することが大切です。
これは健康を維持するための最重要項目と言っても言い過ぎではありません。
現代人の多くは咀嚼不足です。

また「精神と肉体」にも書きましたが、しっかりと咀嚼することができる人は、物事をしっかり深く感じ取ることができる人です。
一事が万事、すべてはフラクタル
その人の立ち居振る舞い、生き様、生活様式は、その人の心の内を如実に反映します。

「出されたものはすべていただく」、「しっかりと咀嚼する」、この二つのことはとても大切なので、自分のモットーとして名刺の裏面にも記載しています。
これは必ず実行できるようにするための、自分に対するプレッシャーでもあります。

 

食への感謝、このとてもとても大切なことを、最近より深められるように新たな心がけを加えました。

日本の食糧自給率は現在カロリーベースで38%、不安定な世界情勢と大規模な気候変動が頻発する今の状況に於いて、将来的に日本人の食卓に今のような豊富な食材が並ぶという保証はまったくありません。
近い将来、日本にも食糧危機がやってくるのではないか、そんな声をたびたび耳にします。

今現在、日々満腹になるまで食事ができるということがいかに有り難いことなのか、まずそのことを深く意識しなければなりません。
それは世界や日本の経済が回っているからであり、農家、牧畜業、漁師の方々、食品加工、物流、飲食業や小売り業、そういった職業の方々が働いてくださっているからこそ、今の豊かな食生活が成り立っています。

まずは食卓の上に並んでいるすべての料理に感謝です。
肉、魚、野菜、お米、すべての食材の命に対して、それを育て、運び、調理してくださった方々、数多の命と多くの人たちの手を経て目の前に料理が並んでいるという事実を深く感じて感謝します。

そして料理の中に生きづく命に対して、
「あなたたちの命を、自分の命に換えさせていただきます」
という思いを描きます。
“換える”、“変える”、どちらの漢字が適切なのでしょうか。
地上のすべての生命は、循環サイクル、食物連鎖の上に成り立っています。
「生きるとは命を継承すること」
このことを食事のたびに意識し感謝します。

その上で
「あなたからいただいた尊い命、大切に使わせていただきます」
と、心の中で唱えます。

 

この深い感謝の思いを食事の際に意識し唱えることで、心の中にほんのりと明るく温かい灯が点ったように感じます。

「このことでこんな変化があった」と語るのは上品ではないように思いますが、以前よりも気持ちが落ち着き、そこはかとない安心感が生まれてきました。
その他にもいろいろ感じることはありますが、それは一人一人自ら感じ取るべきものでしょう。

こんな身近で簡単なことだからこそ、そこに深い喜びと幸せな気持ちが生まれます。
このことはこれからも続けていきますし、また続けることでより大きな喜びが湧いてくるであろうと感じています。

まとめ

幸せになるためには感謝が大切。

特に食べ物への感謝が大切です。

目に見えない感謝の思いは、目に見える形として示すことでより活かされます。

  1. 食前食後に「いただきます」「ご馳走様」を唱える
  2. 食べ物は残さずいただく
  3. しっかりと咀嚼する
  4. 目の前にある食べ物に感謝、それらの命、ここに至るまで手をかけてくださったすべての人に思いを馳せる
  5. 目の前の食べ物から命をいただくことに感謝する
  6. その命を大切に使わせていただくことに感謝する

    「あなたからいただいた尊い命、大切に使わせていただきます」
    と心の中で唱えます