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生命の流れ

生命の持つ二重らせん構造

中国武漢から端を発した新型コロナウイルスにより、世界は大きな人的、経済的被害を受けました。

大切なことなので何度でも書きます。
世界59カ国・地域のデータに基づくウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析によると、下の図のように調査したほとんどの国が昨年2020年は例年よりも大きく死者数を増やしています。
この増加した分を超過死亡数と言い、ヨーロッパ各国で数万、アメリカで数十万というレベルです。

その中で九カ国だけが昨年は例年よりも死者数を減らしたマイナスとなっており、さらにその中で日本(最下段右端)は最もマイナスの値が大きくなっています。

2020年の国別超過死亡数

死者数は一般的な病気や事故などすべての死亡した方を含み、戦争や大きな災害がない限り、毎年変動が大きいのが感染症による死者数で、昨年の日本は弱毒性コロナの早い段階での蔓延によりウイルス干渉が起こり、季節性インフルエンザなど他の感染症患者を大幅に減らし、
『2020年の日本は感染症については極めて安全な一年であった』
と言うことができます。

こんなことは絶対にメディアでは報道しませんが、数字から導いた絶対的事実です。

 

にも関わらず、政府は過剰な反応で経済活動を阻害し、メディアも国民の恐怖心を煽り、日本の国力は極めて大きなダメージを受けています。

このホームページでたびたび書いているように、時代の大転換期を迎えた今、日本はこれからの世界を新たなる価値観でリードしていく大きな役割があり、もし日本がこのまま衰退の一途を辿るとしたら、それは日本だけではなく世界人類の未来を暗く閉ざすこととなり、人類の滅亡もあり得ない話ではないと考えます。

 

先日、自分と同じくエセ・コロナ禍の真実やアメリカ大統領選挙における大規模不正、911テロの陰謀などを追求し、声高に訴えられている地元議員の方と知り合いました。

その方には「新たなる生命の時代」の冊子をお送りし、何度もメッセージを交わす中で、ガイアの法則はご存知のようですが、「これから文明の中心が日本に移行する」というそのことに今ひとつ確証が持てないのでより深い説明をというお言葉をいただきました。

だぶんこれは多くの方がなんとなく感じてはいても、漠然として確証が持てない疑問だと思います。
これに明確に答えることは難しいのですが、自らの出合いの中での『生命ある歴史』を語ってみたいと思います。

 

歴史に生命があることを知ったのは、平成元年、今から32年前です。
当時は岡山に暮らしていて、すごい話があるからとのことで広島まで行き、そこで聴いたのが林英臣先生の語られる文明法則史学、歴史の持つ生命観でした。

歴史上起こる出来事はすべて偶発的なもので、そこに何らかの法則性や流れがあるなどとはそれまでまったく考えたことがありませんでした。
歴史を学ぶとはその断片的知識を覚えること、知識偏重の学校教育で育った自分にはそれが当たり前すぎる常識でした。

その歴史に大きな流れがある。
しかもそれを東西に分けてみるとその両極が文明の興亡を繰り返し、描かれたものが遺伝子DNAと同じ二重らせん構造をしているというのは、ショックとう言葉ではいい表わせないほどの激しい衝撃でした。

文明総図

歴史に生命がある。
その構造は遺伝子DNAと同じ二重らせん構造である。
今は時代の大きな転換期であり、これからはまったく新しい東洋の時代が始まる。

これはあまりにも衝撃的なことですが、自分の中では「これは事実に違いない」と強く感じるものがあり、この突拍子もない生命観を多くの人に伝えることこそが、新たな時代を切り拓いていく鍵になるだろうと直感しました。

上の図を見ていただいて分かるように、東西両文明の興亡図は、それが交わるところで下降する線がいったん途切れています。
つまり衰退する文明は地域紛争や民族大移動などで大きく崩壊し、その後冬の時代を迎えるのです。

けれどこれまで隆盛を極めてきた西洋文明がここで大きく崩壊するということは、その規模からいって人類全体に壊滅的打撃を与えることになりかねません。
過去と同じように旧文明をなぎ倒し略奪するような形での覇権交代だけは絶対に避けなければなりません。
そこでその流れを事前に知り、その転換をスムーズに乗り切っていくための知恵として、転換期に入る少し前に文明法則史学が与えられたのだと考えています。

 

今もあの当時も、自分は本当に価値あるものを知り、それを多くの人に伝えたいという強い思いを持っています。
文明法則史学という人類にとって素晴らしい叡智を知ったからにはそれを伝えていかなければ、そう考え、林先生の講演を聴いた二三ヶ月後、その年のお盆に林先生を招いて岡山で文明法則史学の講演会を開きました。

講演会にはたぶん40名ぐらいの方が来られたと記憶しています。
文明法則史学という歴史の持つ生命の流れを説く教えは偉大な叡智ではありますが、それを知ったからといって、すぐ具体的に何かの役に立つわけでありません。
講演会の翌月から知り合いの産婦人科病院の一室をお借りして林先生を招いての文明法則史学研究会を始めたのですが、当初はほとんど人が集まらず、義理でごく親しい方が数名参加されるといった程度でした。

けれど幸いなことに、32年経った今も岡山ではサンクリニックという産婦人科医院で林先生を招いての様々な勉強会、研究会は続いていて、林英臣先生も活躍の場を大きく広げられています。

 

文明の流れはCC(シビリゼーションサイクル、文明サイクル)と呼ばれる1600年周期の東西両文明の興亡が大きな波で、その上にSS(ソーシャルシステム、社会秩序)と呼ばれるそれぞれの国や地域で花開く平均寿命三百年程度の中ぐらいの波があります。

このSSは大きなCCの波の上に約四個存在し、それはDNAが四種類の塩基で構成されること、季節が四季に色分けされることに通じます。

文明法則史学CC、SS図

またそれぞれのSSは人間の成長や四季と同様の個性があり、歴史の流れが示す特徴は、他の生命現象とあまりにも相似で見事としか言いようがありません。

SSには誕生から消滅するまでの生命の流れがあり、そのポイントとなるところをp点( pregnancy、懐妊した点)、a点(スタート点)からg点(消滅する点)といった形で示し、毎月の研究会では中国やギリシャ、ヨーロッパなど様々なSSの特徴を仔細に学んでいきました。

文明法則史学SS図

自分は正直言って「すべてのものに通じる生命観」に興味があるのであり、細かな歴史の検証にはあまり関心がなかったのですが、文明法則史学という貴重な叡智の灯を絶やしてはいけないという思いで研究会の世話役を続けさせてもらいました。

 

林英臣先生は静岡県の浜松にお住まいで、毎月第三日曜日に広島で研究会を行い、岡山にはその前日土曜日の夕方に入られました。
その他東京など全国各地に研究会があり、そこで文明法則史学の研究と検証を深めると同度に年に一度の大きな全国大会があり、そこでは研究したテーマを発表したり論文を発行したりして互いに研鑽し合い、歴史の大きな鍵を握っている者同士という感覚で交流を深め合いました。

文明法則史学で明らかになった生命の法則は、この法則の発見者である村山節先生、林英臣先生ともに数多くの著書を出されています。

また経済評論家の浅井隆、船井総研の船井幸雄、京都大学の岸根卓郎など多くの人たちが文明法則史学をテーマにした本を書いたり、引用して持論を述べておられます。

そして村山節先生は少しでも早くこの文明法則史学を多くの人に知り、認めてもらいたいという願いの下、全国有名大学の歴史学者に著書を送り、
「もしこの説に反論があるのならどうぞ申し出てください。いつでも受けて立ちます」
というようなお手紙を送られたそうです。

けれど当然それにはなんの反論もありませんでした。
文明法則史学で示す歴史の持つ生命の形は、単なるこじつけとはまったく違いますから。

 

ならばそれが公に認められるかというとそうではありません。
文明法則史学で示す歴史全体を大きな流れで見る、いわゆるマクロ的研究は、物事をバラバラにして解析するミクロ的、科学的思考とは完全に対極にあり、それを理論的に証明することは極めて困難です。

科学が試験管のような回りとの関係を完全に断ち切った環境の中で分析を進めるのに対し、大きな生命の流れは周りのすべてのものとのつながりの中にあり、あるひとつのものだけを取り出してその性質を突き詰めるのはとても難しいのです。

歴史の流れの中で東西両文明の興亡が示す二重らせん構造は、遺伝子DNA、南北両半球の四季の移ろい、また地球のある地域とその裏側との昼夜逆転サイクルとも同じです。

DNAというミクロの世界は電子顕微鏡などの科学技術を使って解析が可能です。
四季の移ろいや昼夜の繰り返しも、太陽の位置や気温の推移といったものを見れば明らかにその法則性が分かります。

またこれが様々な統計資料が残る近代に限り、また株価といったひとつの指標のみを見るならば、有名な「株価の変動は太陽黒点の活動とリンクしている」という説のように何らかの証明を示すことは可能でしょう。
<コロナショックは太陽の黒点と関係があるのか | ロイター | 東洋経済オンライン>

けれど数百年、数千年といった長いスパンでの歴史の流れ、しかも文明の興亡という具体的指標のないものの推移を客観的数値で示すことは不可能であり、いくらそれに則った現象を提示したところで、それは単なる偶然である、あるいはこじつけであるという論を決定的に覆すことはできません。

 

科学的に証明できないものは正しくない、非論理的であると考えるのは間違いです。
科学はミクロ、極小の世界を探究するひとつの極であり、その対極としてマクロ、極大の世界があり、生命現象の深い本質はそのマクロの中にこそ存在し、またこれから始まろうとしている東洋の時代の価値観の中心はマクロ的生命観であり、だからこそ文明法則史学がこれから価値をより高めていくのです。

生命の本質は二重らせんという構造の中に秘められています。
その二重らせん構造を持つ遺伝子DNAを改変し、それを注入したワクチンを、現在世界を席巻するコロナ禍の中、人類史上初めて人体に打ち込むという動きが広がっています。

ワクチンには様々な副反応がつきものです。
それを長期的に見て人体にどのような影響を与えるかまったく未知の遺伝子組み換えワクチンを、通常よりも短い検証期間で実用化することで五年後、十年後、どんな結果をもたらすのでしょうか。
それは現在誰にも予測することはできません。
また将来何かが起こったとしても、そのこととワクチンとの因果関係を求めるのは難しいでしょう。

感染学、免疫学がご専門の徳島大学大橋眞名誉教授は、この遺伝子組み換えワクチンのことを『謎の遺伝子注射』と呼んでおられます。

 

今このページを書いていて知ったのですが、あの悪名高き子宮頸がんワクチンも、遺伝子組み換えによって作られたという本が出ています。

子宮頸がんワクチン 子宮頸がんワクチン

生命の神秘を司る遺伝子DNAを、人間の浅薄な知識でもって手を入れるというのは自然、生命に対する冒涜です。
そしてその結果をごく短期間の科学的検証でマイナス面が発見されなかったという理由で肯定するのは、生命の深遠さを知らない愚人の行為です。

生命ある歴史の流れが示す二重らせん構造も、それに対して真摯な姿勢で見つめていく必要があります。

 

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