『ピンチはチャンス!!』
この言葉をいろんなところで目にします。
たしかに過去の人生を振り返ってみて、順風満帆の時よりも苦境に陥っている時の方が学びが多く、自己の成長を感じられるものです。
最低限インパクトの大きいことほど自身が大きく変化するのは事実であり、「ピンチこそチャンスなんだ!」と声高に叫ぶことができる人は、どんなことでも自己の成長へとつなぐことができる人なのでしょう。
また普通の人は、危機的な状況に陥らなければなかなか自分を変革しようとはならないもので、現状に不満ばかり言う人でも、実情はそのぬるま湯のコンフォートゾーン(快適な状況)から脱することを心底は望んでいないということです。
その意味では、真の賢者とはどのようなことでも成長の糧とできる人、それを得るために自ら苦難に飛び込んでいける人だということができきます。
『願わくば、我に七難八苦を与えたまえ』
この言葉で有名な尼子家の武将山中鹿之助などはその鑑と言えます。
成長の糧となるのは苦難という出来事だけではなく、これまで関わってきた人たち、特に苦手な人、嫌いな人、そういったマイナスイメージを持つ人から得るものが多くあります。
けれどこれには両面あって、そこから反面教師として学んだり己の反省点を気付かされることもあれば、その反面、その方への怒りや憎しみが心の中を巣くい感情を乱してしまうことにもなりかねません。
他人に対する怒りや憎しみといった負の想念は、必ず自らの負の感情や出来事として返ってきて、そんな思いを持ち続けることは望ましいことではありません。
けれどそれを払拭するのは容易ではないということは、誰もが理解することです。
忘れられない嫌な思い出から起因していたり、また苦手な人は、自分と同じ属性をその人の内面に鏡のように見てそれを嫌悪するのだと言われるように、自分の本質が変わらない限りその人に対する感情が変わりにくいということがあります。
数ヶ月前、ある会合で以前から苦手だと感じている人と出会いました。
その方とは随分昔は懇意にしていたのですが、あることをキッカケにその方からあからさまに無視されるようになり、それ以来こちらも出会っても視線を合わさないようにしていました。
ところが、その会合で出会った時のその方は、以前からのわだかまりがまったくなかったかのような満面の笑顔でした。
その方が人間的に成長されて過去の思いをすべて払拭されたのか、また過去の記憶を失ったのか、はたまたこれまで無視されていたというのは自分の勝手な思い込みだったのか。
理由はまったく分かりませんが、もしかしたらマンデラ効果で過去の流れが入れ替わったのではないかと真剣に思うほどでした。
いずれにせよ、喜ばしいことには違いありません。
その時の状況をこれからも維持したいですし、できればその方以外の苦手な方とも良好な関係を築きたい、少なくとも自分の心の中のわだかまりを消し去りたい、そう願いました。
それから数ヶ月経ちました。
ここ広島にいる時には毎晩スーパー銭湯に行き、浴室にいる約一時間ほどの間に呼吸法をしたり様々なマントラを唱えたり、心と身体の洗浄をしっかりと行なうよう心がけています。
その入浴中、ほんの一週間ほど前のこと、苦手意識のある人たちとの関係性を意識の上ですべてクリアーしたいと急に思い立ちました。
これまでもいろんな人を想いながら感謝のイメージングをしていましたが、ここが自分の心を拘束するネックだと強く感じ、もっと抜本的ないい方法はないだろうかと頭に浮かんだのです。
すべてはタイミング、その時に必要なことが与えられるのだと感じます。
そこで思いついたのが「全脳活性で潜在意識を書きかえる」に書かれているメビウスワークです。
メビウスというのは循環する宇宙エネルギー、生命エネルギーの象徴です。
そのメビウスの輪の中に自分と対象となる人を置き、その周りをエネルギーの渦が流れていることをイメージするというものです。
なかなか苦手な人をイメージの中に置くというのは難しいものです。
そんな時にはその人に対する様々な感情や出来事を分解し、その人に対して感謝できる部分だけをイメージし、そこに焦点を当てます。
またすべては自らが望んで導いたものなのだと納得したり、嫌なことをされた人からでも結果的に得られたものに感謝をしたりと、いろんな方法で思いを巡らせます。
すると本当にその人に対する感じ方が変わってくるのです。
これはセドナメソッドと同じ効果で、対人関係に関してはこのメビウスワークの方が簡単です。
メビウスワークで苦手な人に対する意識を解放すると、確実に心が軽くなるのを感じます。
日常生活の何気ない時でも、心の中の暗騒音といったノイズが少なくなり、胸の内が静かです。
メビウスワークは以前から知っていて時々実践はしていましたが、本格的に対人関係で毎日行なうようになったのはここ一週間です。
それで効果をハッキリ感じ、毎日今日はどんな人をイメージしようかと考えるのがとても楽しみです。
感情は手放すもの、このことは随分以前から意識してきました。
そして今、その感情の大部分が対人関係に関するもの、特に苦手意識のある方に対するものだということにあらためて気付かされました。
メビウスワークは人に対してだけではなく、物事に対してもイメージでき、そんな事例や感想が「全脳活性で潜在意識を書きかえる」にたくさん紹介されています。
メビウスワークに興味を持ち実践したいと思われる方は、是非本書を読まれることをお勧めいたします。















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