錯綜する情報

フェイクニュース

日本は今日4月7日、一ヶ月に及ぶ緊急事態宣言を発令しました。
これは遅すぎた発令であるというのが大方の世論であり、法律上自粛要請ばかりで強制力も罰則もなく、他国の厳格な都市封鎖(ロックダウン)とはまったく異なって実効性がないという声が諸外国から上がっています。

ここインドではロックダウンを守らず外出した者には罰金、体罰、乗り物を取り上げられ、場合によっては病院や刑務所に隔離されます。
食料品などの生活必需品は販売、物流が許可されますが、本来発行されるはずの許可書が行き渡らず、最低限の物流すら滞るという日本では考えられないような無政府状態になっています。

日本では、この最悪の状況を食い止めるために最も重要な医療従事者が、再三の要請を無視して飲み会を開いて集団感染を引き起こしたことを、マスコミや世論は自覚がないと言って非難しています。

けれど日本のように要請や自覚だけでここまで秩序を維持できているのは、世界的に見て奇跡です。
ここインドにいて日本とインドのニュースを見比べ、日本政府の対応が甘いことは事実ですが、その甘さの中で行動を自ら律することのできる日本人は素晴らしいと感じます。

 

これから先どうなっていくのか、先の見通しがまったく立ちません。
その中でネットでは様々な情報が飛び交い、そこには根拠のないフェイクニュースもあり、それを注意する旨の文言を目にします。
これはYahooニュースのコメント欄のものです。

【新型コロナウイルスに関する注意】
誤情報や不確かな情報が出回りやすくなっています。「新型コロナウイルス感染症まとめ」や、公的機関で発表されている情報をご確認ください。※注意喚起のため、すべてのページに表示しています

日本のマスコミが扇情的なフェイクニュースを流すことは多くの人が知る常識です。

切り取り報道

そのアンチテーゼの役割を果たしてきたネット、SNSも、今この混乱の時に必死に新たな情報を模索し、それゆえにマスコミ同様扇情的になっているのを感じます。

政府や官僚、中国や韓国に対し、強烈な怒りを源にした記事や意見は、そこに書かれていることがたとえ同意できるものであったとしても、見ていて引いてしまいます。

怒りに駆られて冷静さを失っては正しいものの見方はできません。
またよりいいものは生まれません。

 

そのネット記事の中に、今日は信じられないようなものを目にしました。

フェイクニュースについて、この武漢肺炎の騒動で大量の感染者や死者が出て国によっては医療崩壊が起きているという報道、それ自体が意図的に作られたものだというのです。

フェイクニュース

ここにそれを示すtwitterなどがまとめて載っています。
ご覧ください。
  <矛盾だらけのコロナウイルス – Togetter>

 

これはいわゆる陰謀論というものです。
その陰謀論が真実であるかどうかは今後検証していかなければ分かりませんが、ページを読む限り、あながち荒唐無稽なものではないようです。

またたとえ真実であったとしても、アメリカ自作自演の911テロのように、政府が公式にそれを認めるのは難しいでしょう。

911テロの場合、その真実を隠蔽するため、政府や各国のマスコミなどかなりの数の人間がそこに関わっていたと推測されます。
そしてこの武漢肺炎の場合は、もしその陰謀論が真実であるとするならば、そこに加担した人間の数は911テロの比ではないはずです。

本当にそこまでのことが水面下での各国の協力の下に行われたのか。
とにかく今はこういった情報があるということだけ頭に留めておきます。

 

こういった様々な情報が錯綜する中、どれを信じるかという以前に、どんな情報が入ってきても、それに惑わされない自分を確立することが大切です。
それが地に足をつけて生きるということです。

今日はその陰謀論とともに、マサくん(奥野勝利)の心暖まる楽しい動画を見ることができました。

こういった生き方がいいな〜♪

今という時、最も大切な何かを教えてもらった気がします。

 

bs