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磁石すうじ盤

今年になって、赤ん坊の頃から可愛がっている女の子が実家で公文の教室を開き、その様子が気になったので先日見学と応援を兼ねて行ってきました。
女の子といってもいい歳ですか・・・。

広い庭の一角にプレハブの家が建てられていて、以前は別の目的で使っていたものに真新しい机や棚を入れて教室として使っています。
公文式の教室はフランチャイズで、教室の指導者のほとんどは主婦の方、自分はそのフランチャイズ本部で事務局員として約7年間勤めていました。
もう三十年以上前のことです。

今の日本は子どもの数の急激な減少で、日本の公文の生徒数は伸び悩みで減少傾向で、その分海外では大きく広がりつつあると聞いています。
学校の成績向上ではなく、その根底の能力アップ、学習習慣の定着を目指すという公文のやり方は、海外の方が受け入れられやすい面があります。

 

久しぶりに足を踏み入れる公文の教室に胸の動悸を感じます。
公文の本部から斡旋されている教材棚や教材の綴りは以前と同じですが、机の形や色合い、様々な掲示物に大きな進化を感じます。

以前の公文式は、まず算数・数学教室として開設し、その後徐々に国語や英語といった指導科目を増やしていくスタイルでしたが、今は新しく開設すると同時に数英国三科目同時にスタートするのが普通のようです。

公文の教室は週二回が学習日ですが、そこの家や近所には下は二歳から上は中学生まで十人ほどの子どもたちがいて、教室を毎日開放し、クーラーの効いた教室はいい自習室となっています。

子どもたちの中には学習習慣がなく、学力不振で悩んでいる子もいて、そんな子どもたちも含めみんなが楽しく学習できるようお手伝いをさせていただきました。

以前からこのホームページで何度も書いていますが、公文はプログラム式の教材が素晴らしいと同時に、教材以外の教具にも優れたものがあり、その筆頭が磁石すうじ盤で、この磁石すうじ盤をみんなが喜んでするよう働きがけをしました。
<“すうじ盤” の検索結果 – ヨガナンダ>

磁石すうじ盤にはいくつかの種類があり、これが一番上級バージョンの100です。

磁石の入った数字の駒を10×10、100マスの盤面にタイムを計って置いていきます。
駒は表面が偶数と奇数で色違い、駒の裏面は1から50、51から100までで色が分かれています。
盤もまた、表面はすべてのマスに数字が書かれていて、裏面は数字のないマス目だけで、ここに駒を素早く置いていくのはなかなか難しいものです。

これは磁石あいうえお盤かつ50のすうじ盤です。

片面は“あいうえお”から“ん”までの51マス、裏面は1から50のすうじ盤になっています。

これは最も易しいすうじ盤30で、これも100と同じく裏面は数字の書かれていないマス目だけになっています。

最後はすうじではないですが、絵で漢字を覚える磁石かんじ盤です。

絵と絵、絵と漢字、漢字と漢字、三種類の組み合わせで駒を並べることができ、これで二歳の子どもも楽しく遊んでいました。
これは磁石の駒で手先の動作を学んでいく役割も果たしています。

 

磁石すうじ盤は数の並びを覚えるだけの教具ではありません。
脳内の処理速度を速め数感覚を飛躍的にアップさせるので、大人が実践してもハッキリとした効果を感じられます。
これは言葉で説明してもなかなか理解してもらえませんが・・・。

磁石すうじ盤の欠点は、単調なので飽きやすく、なかなか継続してもらえないということです。
そこで一工夫、子どもたちの大好きなシールを利用してやる気、やりがいを引き出すことにしました。

これは自分が研修の一環として実際に公文の教室を運営していた時に行っていたものです。
すうじ盤の記録を書き込めるノートを作り、そこに一回ごとに気に入ったシールを貼ってもらうことにより、子どもたちは大いに喜んですうじ盤をするようになり、それで子どもたちの能力を大いにアップさせることができました。

今回はその時のことを思い出し、A4判の四分の一、A6判のミニ帳面のようなものを作り、そこに日時、タイム、種類とともに、シールを一枚貼ってもらうことにしました。

結果は大成功♪
子どもたちは先を争うようにすうじ盤に取り組んでくれて大人気です。
そして教室での滞在時間も長くなり、日々の学習プリントの枚数も増え、学習習慣の定着にも寄与してくれました。

そしていろんな子がこれまでつかえていた四則計算がすんなりとできるようになったり、プリントを仕上げる時間が驚異的に短くなったりと、算数・数学の処理・理解能力に明らかな向上が見られ、お母さん方もその成果に驚いておられました。

子どもたちは本当にシールが大好きです。
シール貼りたさに朝に夕に時間を忘れて取り組んでいます。

そして最初は少しでもたくさんシールを貼りたいので易しいすうじ盤ばかりに取り組んでいた子も、自発的に徐々に難しいものに挑戦するようになり、タイムもそれにつれて上がっていきました。

上の写真の子も目に見えてタイムが向上してきて、プリントはまだ二桁の足し算のところですが、すうじ盤の100、数字の書かれていない裏面を3分台の後半という信じられないスピードでやるようになりました。
この子をはじめみんなには、新しい記録が出たところには目印としてシールの欄の横にもう一枚プラスしてシールを貼るように伝えました。
そんなこともやる気を促す結果になっているようです。

この子はそう遠くない先に中学校の教材まで進むことができるでしょうし、この子に限らず、すうじ盤、プリント学習に励んでいる子どもたちみんなのこれからの伸びが大いに楽しみです。

 

自分が公文の局員だった時、創始者である故公文公氏からたくさんのことを学ばせていただきました。
そのひとつが、
『子どもたちにやる気を出してもらえば、その指導の八割は成功である』
ということです。

やる気を出して学習に取り組んでもらうには、その子にちょうど合った教材、指導、言葉がけをしていかなければなりません。
そしてそのやる気を継続させ、何事も自ら取り組み、自ら問題解決をしていく力を付けていくことが最終目的です。

そのための磁石すうじ盤ノートが大成功だったので、今度はミニ賞状を作って子どもたちの励みにしてもらおうかと考えています。

2件のコメント

公文教室の記事拝見。
皆それぞれのところでがんばっているのですねぇ。
元気に活躍のようす、なによりです

コメントありがとうございます。
子どもたちはシールが大好き、それにつられてすうじ盤を頑張っています。
そしてすうじ盤の効果は抜群で、みんなメキメキ教材進度を伸ばしています。
子どもたちのこれからが楽しみです♪

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