心機一転

ゆめタウンのフードコート

人間誰しもよほどの賢者でない限り、一度決めた思いをずっと継続して持ち続けることはできないものです。
ですから時折気持ちをあらたにし、心機一転新鮮な思いで物事を見つめ直すことが必要です。

そんな新たな思いで一歩を踏み出す節目の時期というのがいくつかあります。
個人的なものとしては進学、卒業、就職、転職、退職、結婚、離婚、誕生日、出産、病気、身近な人との別れ、そういったもの。
公的なものとしては年末年始といった年の変わり目、そして自分は精神・肉体の変化ともに大きく関係する月のリズムをとても大切にしています。

 

昨日令和二年の1月25日は今年最初の新月で、中国他アジア圏では今も大切にされている旧正月の一日でした。
遅くなりましたが、2020年の新月・満月カレンダーをアップしました。
PDFファィルにしていますので、A4の用紙できれいに印刷可能です。
下の画像をクリックしてください。

2020年新月・満月カレンダー

 

新月直後、月の初めは種まきの時期です。
この時期に蒔いた種は大きく実りやすく、これは植物だけではなく、物事の行動という種もまた同様で、新月時期に始めたことはスムーズに運びやすいとされています。

この月のリズムに沿った生き方をすると『ツキを得る』ことができ、ツキとは月、自然の流れに沿った生き方をするということです。

 

ツキにはもうひとつの意味があります。
これは以前も書いたことがありますが、とても大切なことなので再度書かせていただきます。

“ツイてる、ツイてる” と言うと幸運なことに恵まれるという人たちがいますが、これはとても危険な要素を含んでいます。
ツイてるというだけで何の努力もしないで幸運に恵まれるというのは、外部の力を借りているということ、その力がツイ(付い)ているからいい結果が得られるということです。

では何がツイているのか、それは日本で古くから言われているキツネやタヌキといったもの、いわゆる“憑(つ)きもの”です。
この“憑き”がもうひとつの“ツキ”の語源です。

キツネやタヌキは大きな力を持っていると言われますが、その力が裏目に出ると恐ろしい目に遭うこともよく知られています。

“ツイてる” という言葉で今の幸せを感謝するのならいいですが、この言葉を唱えることにより、「何かラッキーな出来事と出くわしたい」と願うのは、憑きものを呼び込むのと同じだということを知ってください。

大切なのは今現在の自分の置かれている状況に感謝することです。
ですから“ツイてる” と言うよりも「ありがとう」、「感謝します」と唱える方がはるかに素晴らしいのです。

 

新月の“始まりの理”は肉体にも関係します。
実証されているわけではありませんが、新月直後に刈った髪の毛は再び生えてくるスピードが速いとか・・・。
それを信じ、ここ数年少しだけ寂しくなった髪の毛を昨日の昼に散髪してきました。(^_^)/
心機一転、新髪一転です。

その効果かどうか、最近は少し減髪スピードが鈍り、逆に少し増えてきたような気がします。
(気がするだけかも・・・)

他に自分がしている増毛対策は、

  1. 髪の毛に感謝する
    お風呂の中では丁寧に頭をマッサージし、感謝の言葉を述べています。
    床に落ちている髪の毛、ブラシに付いた髪の毛を掃除する時も、「ありがとう。また帰ってきてね」などと必ず声をかけるようにしています。
  2. シナモン
    紅茶にシナモンを入れると髪の毛にいいという記事をネットで見ました。
    しばらくそれを飲んでいましたが、紅茶よりもコーヒーの方が飲みやすいので、最近はコーヒーにシナモンパウダーを入れて飲むようにしています。
    シナモンは安価ですし、香りがよくてとても美味しいです。
    <「シナモン“1日小さじ1杯”」3カ月で毛が生えた>
  3. 育毛剤
    インドの友人から、日本のAmazonで買ってインドに持ってきてくれと育毛剤を頼まれました。
    これは安いものなので、ついでに自分も買って使っています。
    頭皮がスッキリしてとても気持ちいいです。

よかったら試してみてください。

 

心機一転はとても大切ですね。
新月前後は肉体、精神ともに浄化能力が最も高まる時期で、この新月前後は食を控えるようにしています。
今回は前日の24日午後から翌日25日午前6時過ぎの新月をはさみ25日の夕方まで、ほとんど固形物は口にしませんでした。
口に入れたのは焦し玄米少々とカップスープ二杯、野菜ジュースの缶ぐらいです。
完全には徹底せず(できす?)、その時の体調に合わせて行っています。

断食すると心と体も本当にスッキリします。
ほとんどの日本人は過食傾向なので、月に一度の断食は心身両面のリフレッシュとしてとても大きな効果があると感じます。

 

そんな心機一転という意味で、今日はいつもと違う行動を取りました。
朝起きてパソコンの画面に向かっていると、突然画面がシャットダウンし、部屋の灯りも消えてしまいました。
今朝は以前から告知されていた電柱の建て替え工事があり、午前中二時間ほど停電するとのことでしたが、そのことを忘れていました。

真っ暗な家にいてても仕方ありません。
バッグの中に英語学習のテキストを入れ、家のすぐ近くのゆめタウンという複合型ショッピングセンターに向かいました。

そこで普段はほとんど立ち寄ることのないマクドナルドに入り、コーヒーとハンバーガー、チーズバーガー計350也を注文し、それをフードコードに持っていき、コーヒーを飲み、ハンバーガーを食べながら英語学習に勤しみました。

ゆめタウンのフードコート

フードコートって結構うるさいですね。
そんな中、飲食をしながらどうやって英語学習しようかと考えて、スマホからテキスト音声を聴き、テキストの文字を目で追うというやり方にしました。

普段外ではテキスト音声を聴きながら歩いたりしています。
家ではテキストを音読し、時折音声を聴き、その後再び音読するという形でしていて、音声を聴きながらテキストを読むというのはほとんどしたことがありません。

けれどこのやり方もいいですね。
今朝は停電をキッカケにいつもと違う英語との接し方をし、新たなものを発見した思いです。

健康に関してはいろいろ学び、実践していますが、それを徹底しているわけではありません。
自分がモットーとしているのは、誰でも、どんな条件であっても、例えインドの児童養護施設にいる子どもたちでも実践でき、幸せになれる方法を求めていて、弱い自分を許し、「できる範囲の中で」というのを心がけています。

半年前から咀嚼を徹底しています。
これは誰でも実践できることであり、そのキッカケを与えてくださった天城流湯治法の創始者である杉本錬堂氏の「何を食べるかより、とにかくしっかりと咀嚼することが大切」という言葉をあまねく人たちへの救いの言葉と感じ、自らも食べる“もの”へのこだわりを捨て、しっかりと咀嚼しながらあえて“食の快楽”に身を任せ、毒だと言われるマクドナルドをも楽しんだりしているのです。

杉本氏の動画は何度も紹介していますが、このページの最後にも再びあげておきますので、まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。

 

そしてそんな普段とはまったく異なる環境に身を置いていると、頭の中に、これまでとは違ういろんな思い、アイデアが浮んできて、これにはとても驚きました。
現在取り組んでいることに対する新たな見方、斬新なアイデア、そういったことです。

脳の中で、記憶作業に一番最初に関わり、空間認識の働きをするとされる海馬は、空間的刺激によって最もよく発達します。
つまりいつも同じところにいて同じところを通っていると、マンネリになって海馬が刺激されないということです。

今朝はいつもとまったく違う環境でまったく異なることをし、脳の中でこれまでとは違う刺激を受け違う働きをしたのでしょう、頭の中の思考がとても新鮮で、大げさに言うならば、違う自分と出会ったような感覚を持ちました。

昔人生で最も苦しかった時期は、何かを求めるように休日のたびに山登りをしていました。
あれはきっと自分自身を違った目で見つめたいという思いだったのだと感じます。

飲み会でも、二次会、三次会と場所を変えて飲み続けるのも空間移動が気持ちを解放する働きがあるからで、時には違う環境に身を置くというのはとても大切です。

 

心機一転するためには、新月といった新たな時が大切です。
そしてそれと同時に、新たな環境、場所といった空間的変化もまた大切なのだと今朝あらためて知りました。

心機一転、いつでも今日から、ここから。
時間は未来から現在、過去へと流れていきます。
未来を思い、今を見つめ、今この瞬間に踏み出すこと、それがすべてです。