思いを整理する

ポストイット インドまとめ

思い、精神、それは形のないもの、陰の世界、定量化できない不連続なアナログの世界です。
それに対して文字とは形のある陽の世界、定量化できるデジタルの世界にあります。

ですから思いはそれを文字などの形あるものに表現して陰陽相和することとなり、その力を存分に発揮します。

 

このことひとつでもキチンと実践できる人は偉い人です。
そしてこれを自らも実践したいと願い、『賢者は紙の上で考える』という言葉をシールに印刷し、愛用のシステム手帳に貼り付けていました。

賢者は紙の上で考える

その後昨年終わり頃からiPadというデジタルデバイスの活用に目覚め、今はシステム手帳を持ち歩くことなく、iPadとApple Pencilを使い、デジタルデバイスにデジタルの文字を手書きするという少しアナログを加味した方法での情報管理に注力しています。
今もまだまだ現在活用方法を学習中です。

 

来月2月の下旬頃から再び南インドに行こうと計画しています。
今回の渡印は11回目で、過去10回の旅で感じたことはいろんなページに随時書き記しているものの、それをまとめたものがありません。
そこでこのたびその思いを体系的にまとめようと考え、まずは書きたい項目についてランダムにあげてみることにしました。

思いをノートに直接書いてみるのもいいですが、書いたものを項目ごとにひとつひとつ移動できるポストイットがいいと思い、百円ショップで買った小型のポストイットをさらにハサミで短くカットし、それに思うがまま書いていきました。
ポストイットをページのマーク以外で使うのは本当に久し振りです。

書く、思いを形に表すというのはやはりすごいことです。
今回もあらためてそれを感じました。

書く前は、せいぜい思いつくのは二十か三十程度だろうと思っていたのが、やはり過去十回の重みは半端ありません。
あれもこれもと様々な思いが浮び、最終的には百を超える項目となってしまいました。

その思いを整理する過程で、紙のポストイットとともにiPadに入っているPost-itアプリを初めて使い、そのアプリの便利さに感動してしまいました。

Post-it

 

こんな感じです。
百円ショップで買った五色のポストイットの中でピンクのものを選び、たくさん貼り付けたいので短めにカットしてそこに文字を書き込みました。

ポストイット

最初ポストイットに書き込みはじめた時には、iPadにPost-itアプリは入れていたのものの、まだまったく使ったことがなかったのですが、書き込んでいるうちに枚数が多くなり、これは練習がてらアプリを使ってみようと思い立ち、初めて使ってみることにしたのです。

アプリへのデータ入力は、紙に貼り付けたポストイットにカメラを向け、それを撮影することによって取り込みます。
これは公式ページにあったiPhoneの画面、こんな感じです。

ポストイット iPhone

ポストイットの貼られた位置、色もそのまま画面に収まります。
ただしポストイットの形は正方形が基本です。
自分は当初そのことを知らずに長方形の紙に書き込んだので、すべて取り込むために何度も撮り直しをし、撮ったものも幅が圧縮されたものとなりました。

撮り直しとは、百枚のうち五十枚が正しく取り込めたとしたら、その五十枚を外し、残り五十枚を再度整理して撮り直すということです。
たぶん正方形のポストイット(紙)を使っていたら、取り込み成功率は飛躍的に高かったでしょう。

 

この取り込んだポストイットは、きちんと碁盤の目のように整理することが可能です。

ポストイット iPhone

それをカテゴリー分けしたり、カテゴリーの位置、カテゴリーの中での配置、カードの色を変えること、さらにはカメラで撮ったカードの横に、iPad上でApple Pencil(指でも書けます)を使って作ったカードを並べることも可能です。

上の二枚の画像はiPhoneによるものですが、これを最も大きなiPad Pro 12.9インチで行ったので、その情報を自由自在に操れる様はまさに快適そのものです。
これは完全に紙の世界を超えたと断言できます。

そのまとめたものがこれです。
めちゃくちゃ字が汚くて恥ずかしいです。(^_^;)

ポストイット インドまとめ

これを使いこなせば頭の中の整理が画期的に進むでしょう。
囲碁、将棋、チェスの各分野で名人がコンピューターに勝つことができなくなったように、アナログ的思考の分野でもデジタル機器の偉力は増す一方です。

 

デジタル機器の進化とは、よりアナログ的にデジタルを活用できる中にこそあると考えます。

その昔、鶴田浩二の歌に「古い奴だとお思いでしょうが・・・♪」という文句がありました。
古い奴も新しい奴も、新たな技術を活用すれば、きっと世界が大きく広がっていくことでしょう。