咀嚼の効果

若い頃は超早食いだった自分が食べ物をしっかりと咀嚼する大切さを知り、そのことを意識するたびに少しずつ少しずつ実践できるようになり、ここ三週間ほど前からより深く腑に落ちることがあり、ようやくかなりゆっくりと咀嚼できるようになってきました。

これまでも昔よりはずいぶんゆっくりと食べるようになっていましたが、徹底するというところまでは至りませんでした。
それはその咀嚼の効果が真に自分で体感できていなかったから、だから長続きしなかったのです。

けれどこのたびは、ようやく咀嚼の効果を身をもって感じ取ることができるようになったので、それをここでシェアしたいと思います。

 

1.腸に気がこもる

しっかり咀嚼して食べ物を胃腸に送るということは、特に小腸の負担を軽減し、その働きを活発にするようです。
自然体でいる時の意識のポイントが、以前より下に下がり、より腸に近い場所へと移行しました。

2.受容能力が高まり、深くなる

腸が活性化し意識ポイントが下がってきたお陰で、周りからの刺激をより深く受け止められるようになりました。
「グッと飲み込む」といった感じで、周りの刺激に対して即座に感情を乱されることなく、喉から身体の中心軸を通ってお腹まで落とすといった感覚が、少し深く理解できるようになりました。
『食べ物をしっかりと噛む人は、物事を深くしっかりと理解できる人』ということが、体感として理解できます。

3.集中力が増す

思考の重心が下がると同時に、頭の中に渦巻くノイズが減った感じです。
うつや統合失調症など精神疾患を抱えている方は、是非しつかりと咀嚼する習慣を身に付けられることをおすすめいたします。

4.身が引き締まる

体重は以前と変っていませんが、痩せたねと言われます。
体幹に力がこもり、姿勢がよくなり、身体全体が引き締まったようです。
噛むことは陽性(締る性質)だと知ってはいましたが、その影響か、全身にハリが出てきた感じです。

5.不定愁訴の改善

不定愁訴というほどではありませんが、最近寝ている時にふくろはぎがつったりつりそうになることがよくありましたが、それがまったくなくなりました。
また時々思わぬ時に鼻血が出ることがあったのが、今のところそれがありません。

6.柔軟性の向上

体幹トレーニングを細く長くさぼりながら続けて五年になりました。
その間身体の柔軟性はほどんど向上していませんでしたが、咀嚼を意識するようになってから、少しだけ柔軟性がアップし、柔軟体操が楽になりました。

7.熟睡できる

消化器系の負担が減ったからだと思われます。
睡眠時間が短くなり、目覚め爽やかです。

 

最近は食事の時間が楽しみで仕方ありません。
生活のごく身近な中に自分を成長できる糧がある、そして食事をするたびに自分自身が少しずつ成長できる、そう思えることは幸せです。

 

この咀嚼に限らず、いい習慣を身に付けるための最初の一歩は、
『いいと思えることは、その効果が体感できるまで続けること』
これに尽きます。

そしてそれが体感できて継続できたなら、その効果として身体がより敏感になり、また新たなことに取り組んだ際、以前よりも早く効果を感じ取ることができるようになります。
これが善循環です。

8月12日、今日も地元広島東洋カープが阪神タイガースに二夜連続逆転負けしました!
なんだかんだ言っても、やっぱり心が乱れます!
まだまだ修行が足りません。 ・゚・(ノД`;)・゚・

けれどその後お風呂の中でタッピングして、だいぶ心が落ち着きました。
タッピングさすがです。