Be Water

水拭き

今日は金曜日、毎週金曜日の早朝に開かれている積極人間の集いで、今朝は水についての話を聞き、軟水、硬水についてひとつ新たな知識を手に入れました。

軟水、硬水は水に含まれているカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の量によって分類され、それが少ないのが軟水、多いものが硬水と呼ばれます。
日本は大地に降った雨が川や地表に流れ出るまでの距離が短く、水の中に含まれるミネラルの含有量が少なく、他の国と比べて軟水傾向です。

軟水を料理に使うと素材の旨味を引き出し、特に京都の水は軟水の度合いが高くうす味の料理が好まれるようになり、それに対して関東は硬水で、そのために濃いだし汁を使った料理が生まれたとのことです。

なるほど、関東は寒い東北出身者が多いので、体を温めるために塩分の濃い味の料理が生まれたと聞いたことはありましたが、水自体にそういった料理法を生む秘密があったとは知りませんでした。

 

インドの水は日本と比べてはるかに硬水です。
それは浴室や水場の水垢を見るとよく分かります。
シャワールームやトイレの床にこびりついたカチカチに固まった水垢は、まるで日本の公衆トイレの便器にこびりついた尿石のように極めて頑固で、ちょっとやそっと擦っただけではまったくキレイになりません。
シャワーヘッドの小さな穴もすぐに目詰まりし、たびたび針を使って穴を通さなければなりません。

インドの食文化の素晴らしさのひとつがスパイスが豊富なことですが、あれだけたくさんのスパイスを料理に使うのは、硬水なので素材にたっぷりの調味料を使って味を付ける必然性があったからなのでしょう。水の話を聞いてよく分かりました。

 

東洋思想の基本である陰陽五行説の五行は木火土金水、五つの要素で構成されていて、その五つは互いに生かし合う関係と滅し(克し)合う関係を持っています。

五行図

相克図では、水は火を消し、土によって水はせき止められます。
相生図では、水は木を育て、金は水を活かします。

金は水を活かすとは、金は金属、ミネラルのことで、良質のミネラルを含んだ水が、人間にとって本当に役に立つ水になるということを意味します。

学校では水はH2Oと習いますが、完全に100%H2Oの水は純水と呼ばれ、自然界の中に天然の形では存在しません。
水の化学式はH2Oですが、人間にとって必要な水は適度にミネラルを含んだものです。

これは塩も同様で、化学式NaClの純度の高い精製塩は人体にとっては毒物と言っても差し支えないもので、本来人間にとって必要な塩は自然界にあるがままの形の適度なミネラルを含んだもの、自然塩、天然塩と呼ばれるものです。

ただしミネラルは金(金属)なので火(日)に弱く、海水から塩を造る段階であまり強烈な火、日差しを長時間当てるとミネラルの持つ有益な働きが損なわれてしまい、これが製塩法によって味に大きな開きの出る原因のひとつとなっています。

一時期海洋深層水というのが随分と話題になりましたが、これは海底深く日の当たらないところなのでミネラルが活かされていて、そのミネラルが健康にいい働きをするという理由です。

 

水の成分分析で解明されるのは科学の領域ですが、通常の物理測定機では測ることのできない“波動”というものがあり、植物の超能力を研究しておられた三上晃先生は、自ら開発された植物センサーでどんなものでもその波動を測ってしまわれるので、測定依頼のため水も全国からたくさん送られてきていました。

三上晃先生

けれど三上先生がいつも言われていたのは、
「水はあまり送ってこられても仕方ないんですけどね~。水は送られてくる途中で回りの波動の影響を受けて変ってしまいますから⋯」
というものでした。

水が凍る融点は0度、沸騰する沸点は100度、人間にとっての常温域で水は固体、液体、気体と様々な形態に変化し、容れ物や置かれた状態に形を合わせ、水溶液としていろんなものを溶かし込みます。

水は極めて高い適応、融合の理を持ち、その状態を保つことで媒体、伝達の働きも有しています。

非科学の分野ですが、水に言葉をかけると凍らせた時の結晶が変るという話は有名です。

同様の実験はいろんな方がされていて、ご飯などの食べ物に「ありがとう」といった肯定的な言葉をかけた時と「バカヤロー」といった否定的言葉をかけた時の変化は、その腐敗度合いに大きな差として現れています。
これはたぶんその食物に含まれる水に最も大きな影響を合えているのだと考えられます。

 

掃除で水拭きをする時、水に向かって声をかけるのも効果抜群です。
このことはこのホームページで何度も書いていますが、なかなか信じてもらえないだろうと思います。

方法は簡単で、水拭きする雑巾に向かって
「お水さんありがとう。あなたのお陰で汚れがきれいに落ちたよ」
と言ったり、拭いている対象に向かって
「机さんありがとう。今日も仕事ができたのはこの机さんのお陰です」
といった具合に感謝の言葉を述べるだけで、その言葉の持つ言霊を水が媒介として掃除をしているところ全体に伝えてくれるのです。

自分はこうやって掃除をした時、部屋の空気が透明で温かくなってくるのを体で感じます。
なんとも言えない幸せで心地いい気分ですよ。

水拭き

 

水は媒体となり、情報を伝達する働きを持っています。
言葉の持つ力は文字になっても変ることがありませんが、文字は直接よりも、モノに対しては水を介する方がハッキリと伝わります。

「美波動」の持つ力は半永久的ですが、長く使っているとモノにホコリが積もるのと同じく、たまに手入れをしてあげるとその効力が蘇り、その時に役立つのが媒体としての水の力です。

美波動

「宇宙の光」「宇宙の愛」「ありがとう」、そんな言葉を書いた紙を水の入ったボトルに貼り、それを美波動の上に置くだけです。

文字の波動はその言葉の意味を表します。
愛用の楽器の上に「宇宙の響き」と書いた水のボトルを置いてみてください。
なんらかの変化を感じていただけると思います。

 

西洋占星術では、これからは魚座の時代から水瓶座の時代へと移行すると言われています。
水瓶座は知恵の象徴です。

知識から知恵へ、水のようにしなやかに生きていきましょう。