植物さん
植物の超能力研究家三上晃先生、
広島市の北のはずれ鈴張の田舎、たくさんの「植物さん」に囲まれて、
数々の偉大な研究をしてこられました。

大正10年生まれ、
20年前に亡くなった私の父と同い年で、本当の父親のように慕い、
また真理を探究する偉大なる先達として心より尊敬していました。

その三上先生が先月84年の生涯を閉じられ、
今日は四十九日の法要で亡き三上先生のお宅にお伺いしてきました。

三上晃先生宅

三上先生のお宅は「ここが広島市?」と思えるほど
自然の豊かなところです。

リーフ・バイオ・センサー(L・B・S)という機械を植物さんと繋ぎ、
植物さんの英知とコンタクトをとっておられた三上先生のご研究は、

  ・元県立養護学校校長で心優しき三上先生のお人柄
  ・研究室のあるご自宅の自然に囲まれた素晴らしい環境
  ・子供のように明るく素敵な奥様

このような様々な要因があって花開いたものであると考えています。

三上先生はこれまで数多くの本を書いておられます。
残念ながら現在は入手困難なものも多いのですが、
三上先生の「早過ぎた研究」にいつか時代が追いつき、
その真価が認められる日が必ず来ることを信じています。

    植物の超能力―バイオ・リーフ・センサーの実験と応用

本に書かれている内容は、三上先生の推論、仮説ではなく、
すべてL・B・Sを使った実験により得られたものです。

  ・すべてのモノには、そのモノの本質が付随している。

  ・航空写真から、温泉、金脈、石油、すべての地下埋蔵物の在りかを
   調べることができる。

  ・人物写真から、その人の病気、健康指数、適合薬草等を調べることができる。

  ・写真は最近のものでなくても、現在のその人の状態が判断できる。
   つまり昔の写真でも、現在の本人と何らかの繋がりを持っている。

  ・核物質の利用が、多くの災いを招く。

  ・電気には、発電源の情報が付随しており、
   原子力発電所から来る電気にはウラニウム反応がでる。

  ・癌細胞、エイズウイルス、松くい虫、これらからウラニウム反応が検出される。

  ・アメリカ軍が使用している劣化ウラン弾は、大変危険、有害なものである。

  ・植物は宇宙の英知と直結している。

  ・植物は計算もでき、文字も読める。
   電卓の数字を判断したり、紙に書いた文字に対する回答が得られる。

  ・超ミクロの素粒子の世界から大宇宙まで、どんな質問に対しても答えが得られる。


三上先生のところには、実際に温泉探査や非公式ながら警察から
犯人調査の依頼が度々きていました。

JRA(日本中央競馬会)からの依頼で競走馬の病気検査もしておられました。

「Water on the sun」、太陽には水があることを数年前、科学雑誌「SCIENCE」が発表しました。
三上先生はそれ以前にその事実を発見され、
そのことを著書「植物は警告する―バイオ・コンピュータの驚異」に書いておられます。

三上先生の偉大なるご研究成果を一言で要約するならば、

  我々が目に見える範囲で「実体」と感じているものは、
  ごく狭い範囲での「一部分」に過ぎず、
  その陰には、大宇宙の英知、根源と直結した何かがあり、
  それを知り、それに基づいた生き方をすることが、
  本来、人間の自然の生き方である。


ということだと考えています。

実際に三上先生は、そんな魅力的で自然な生き方をされていました。

偉い社長さんたち、ご婦人方のグループ、若い友人たち、いつだれと訪れても、
「いや〜、ようこそ来てくださいましたな〜」
いつも変わらぬ笑顔で迎えてくださいました。

「最近は入れ歯の調子が悪くて・・・」
こんな話から
「宇宙には気流の流れみたいなのがあるんです・・・」
最新の研究成果まで、とても自然にユーモアを交えながら
楽しく話してくださいました。

素敵な奥様とは名コンビ(失礼!m(_ _)m)です。
先生は研究一筋ですが、奥様は家の周りの田畑の手入れとともに、
書道、フラワーアレンジメント、可愛い手芸品、人形、キューピーちゃん、
半襟、消しゴム集め、・・・、少女の夢を持ち続けておられるとても魅力的な方です。

特にご婦人方に奥様は大人気で、先生のお話をお聴きしている横で
奥様の趣味の品を見せていただくのを楽しみにしておられました。

私も最後に先生のお宅にお伺いした時、
先生のお話そっちのけで奥様と話をしていたので、
先生から厳しいお叱りの言葉をいただきました。
今となってはいい思い出です。

三上先生からは「宇宙の本質」に関するたくさんの情報を教えていただきました。

けれどもそれ以上に、先生と奥様の生き様から
多くのものを伝えていただいたように思います。

自然な生き方とは、無欲という大欲、日々を楽しく過ごすには、・・・。

先生のお宅でお話をお伺いしていると
3,4時間はあっという間に過ぎてしまいます。

「どうか、またいらしてください」
帰り際は、いつも温かいお言葉とともにお二人で家の前に立ち、
車が見えなくなるまで手を振って見送ってくださいました。

「生きててよかった〜」
帰るときにはいつもこんな気持で胸がいっぱいになっていました。

もう三上先生とは、この世でお会いすることはできません。

四国での講演、大阪の花博、山陰への温泉旅行、島根原発の見学、
先生と奥様、三人でいろんなところに行かせていただきました。

すべては楽しい思い出です。
こうしてパソコンに向かっていても胸が熱くなってきます。

先生がお元気な頃は、どうしたら先生のご研究成果が
広く世に認められるのだろうか、そのことをずっと考えていました。

そして三上先生の死という現実に直面し、
そのお手伝いの役目を十分に果たせなかった己に対して慙愧の念を持つとともに、
心の中に抱いている「大欲」というものに気が付くことができました。

その大欲とは、
「三上先生から教えていただいたこと、 学ばせていただいたことを広く人様に伝えたい」
「己の天命を全うすることにより、 間接的に三上先生のご研究成果を活かしたい」
ということです。

たぶんこれまでも、心の中に抱き続けていたことだろうと思います。
それが全く見えなかったし、また見ようともしませんでした。

三上先生が「命」を通して私の心に光を当ててくださいました。

己の考え方、経験を人様に伝えたい、この思いで、先月「ブログ日記」を立ち上げました。
三上先生の死という現実がなければ、決して行動を起こすことはなかったでしょう。
    (この文章、初出はブログ日記です)

自分自身の命を光り輝かせる。
このことが三上先生のご遺志を継ぐことであり、
私にできる唯一最大のご供養であると考えています。


ここに謹んで偉大なる師、三上晃先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

  植物さん<2> ← つづきをどうぞ

2004.09.19 Sunday



ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ