磁石すうじ盤 | ||
子供から大人まで、数感覚、処理能力の養成、能力開発にとても効果のある 「磁石すうじ盤」をご紹介いたします。 私は以前「公文式」の塾で有名な公文教育研究会に勤めていました。 その時にこの「磁石すうじ盤」と出合い、以来この教具の素晴らしさにほれ込んでいます。 ![]() 1から100までの磁石の駒とマス目にすうじの書いてある盤がセットです。 他にも30までのもの、50までのものと色々種類があります。 公文式の塾ではその子供さん用に用意されたプリントを学習することがメインですが、 それ以外にこの「磁石すうじ盤」のような教具を使った学習もしています。 私も実際に教室で子供たちに指導をしたことがありますが、 この「磁石すうじ盤」の学習効果の高さには本当に驚かされました。 教室ではプリント学習が必須で、この「磁石すうじ盤」はやりたい子にだけに してもらっていたのですが、 まったくやらない子とやる子とでは学習効果でとても大きな差が出たのです。 教室ではオリジナルの『磁石すうじ盤ノート』というものを各自に作り、 そこに日付、すうじ盤の種類、タイムを記入し、 余白にたくさんの種類がある可愛らしい「動物シール」から 1枚好きなものを選んで貼るということにしていました。 子供たちはシールが大好きですね、 このシール貼りたさに好きな子は一日に何回もすうじ盤をしていたものです。 とにかく「磁石すうじ盤」をやる子は数感覚の向上が著しく、 プリントを仕上げる時間が明らかに短縮されます。 それとともに学習が進み新しい単元のプリントに入っても、 少ない復習回数で理解する能力を身に付けることができるということを感じました。 ![]() 盤の横に駒を山積みにしてスタートです。 時間を計ってマス目のすうじのところにそれぞれの駒を置いていきます。 駒は偶数が水色、奇数がピンク、裏面も1〜50、51〜100で それぞれクリーム色、茶色と色が異なります。 この学習効果は子供だけではなく、大人にも同様に表れるものです。 私自身この「磁石すうじ盤」を繰り返しした後でパソコン作業をすると、 明らかに作業効率が向上しているのを感じます。 これは子供専用の学習教具にしておくのはもったいないものです。 ・受験生は毎日の受験勉強の前に ・お年寄りの脳の活性化に(手先のトレーニングにもなります) ・病後のリハビリに ・あらゆる大人の数感覚、処理能力の向上に これひとつあれば家族全員が活用できます。 ![]() 盤の裏面はすうじのないマス目だけ。 慣れてきたら裏面に挑戦してみましょう。けっこう難しいです。 私は慣れていますので、裏面を2分弱で置くことができます。 (ちょっぴり自慢です!) 初めての方は表面でも3〜4分以上はかかるでしょう。 しかしこの教具にも欠点があります。 それは単調であり、興味を持続させるのが難しいということです。 これは「磁石すうじ盤」に限ったことではありませんが、「継続は力なり」です。 継続しさえすれば、必ず大いなる成果を手に入れることができます。 継続させるための大事なポイントは、 ・記録をとる 成績の向上は何よりの励みです。(必ず目に見えて向上します) ・誉める、強制しない 楽しいから続きます。特に子供さんにしてもらう場合とても大切です。 自分一人でする場合でも、しんどい時は休んでもOKです。 長期間続けることが大切です。 ・家族全員で 親が楽しそうにしていれば、子供も自然としたくなるものです。 子供さんと競争して、時折わざと負けてあげましょう。 余談ですが、才能開発で有名なバイオリンの「鈴木メソッド」では、 幼児さんが入会してきた場合、まず親に「キラキラ星変奏曲」を弾けるように 練習してもらうのだそうです。 そしてその親の姿を見て子供がやる気になった時に 初めて子供にバイオリンを持たせるということです。 まず初めのやる気が大切なのです。 ![]() 使い終わった後は駒をザルの中に片付けます。 駒はよく混ぜないと、隣り合ったすうじの駒がくっついてしまいますので、 ザルがあると便利です。 盤はふたつに折れ、駒を分ければ50までのすうじ盤としても使えます。 ストップウオッチは必需品。今は100円ショップで買えるいい時代になりました。 「磁石すうじ盤」は、お近くの公文式教室に行けば、 買うことができるかも(?)しれません。 私は懇意にしていただいている公文式矢野観音教室の佐藤博子先生より 買わせていただきました。 アマゾンから買うこともできます。
この素晴らしい価値ある「磁石すうじ盤」、是非一度体験してみてください。 |
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