一昨日「断捨離はすべてを活かす」というタイトルで片づけのことを書いて、その翌日の昨日、まったく何も考えずに本棚から手に取った本が「トヨタの片づけ」、一年ほど前にたくさん付箋を付け、片づけのモチベーションをアップさせながら読んだ本です。
本当に何も意識せずにこの本を取ったのですが、久し振りに読み返してみて、今回片づけについて新たに心に留まったこと、腑に落ちたことがたくさん書かれていることに驚きました。
昨年この本を読んだ時には “なるほど!” と思って付箋を付けたりラインマーカーを引いたものが、一年という時を経て自分の中で熟成されたのでしょうか、インドへの旅とかいろんなことを経てひとつの臨界点を迎え、ようやく自分のものになったという感じです。
前項で『モノの断捨離は時間の断捨離』と書きましたが、そのこともこの本の中に載っています。
片づければ「ムダ」が利益に変わる
① スペースのムダ
② 時間のムダ
③ 間違えるムダ
④ とりに行くムダ
片づけをすれば、こうしたムダの数々を取り除き、利益に変えることができます。
その時には頭で分かっていたつもりのものが、今回より深く身体で理解することができました。
この時間のムダについては、やはり前項でもご紹介した片づけをするキッカケとなった「ガラクタ捨てれば自分が見える」にも書かれています。
下の本は改訂された新版です。
日本で発行された当初口コミで広がったこの本は、「スペースクリアリング」という言葉を多くの人に知らしめ、はじめは純粋にスペース(空間)をクリアリング(浄化)することのみ書かれていましたが、時間と空間は一体です。
数年後に改訂された「新・・・」は、時間の「ガラクタ」を処分する方法等について書き加えられました。
子どもの頃から非勤勉であった自分にとって、『時間のムダを片づける』というのは人生における極めて大きなテーマであり、人様よりも遅いペースで今も少しずつ理想に向けて歩んでいます。
このページを書いたことをキッカケに、この本も再読してみます。
「トヨタの片づけ」には、
「まずいことは隠したくなる。それが人間の真理」
「人目につくようにすれば、モノはたまらない」
ということも書かれていて、今考えてみると、これは思い入れと執着を持ったまま適当にモノを突っ込んでいたインドの資料にピッタリと当てはまります。
インドの資料は、整理ボックスを二段重ねにしたその上に置いていました。
高さは約180センチ、当然普段は目に入りません。
そしてその量が増えて棚から落ちそうになり、ホームセンターで折りたたみ式のコンテナを買い、片づけに取りかかったのです。
このゴールデンウイークは英語学習に力を入れています。
テキストは一度読んだだけでは頭に入りません。
何回、何十回、ものによっては何百回も同じところを繰り返し読んで自分のものにしていきます。
トイレ掃除も同様です。
便器にこびりついた汚れはちょっとやそっとでは落とせません。
同じところを千回ぐらい擦ることはしょっちゅうです。
片づけも同様ですね。
知って、実践して、より深く理解する、これを何度も何度も繰り返し、少しずつ己の体に浸透させていきます。
繰り返しますが、昨日「トヨタの片づけ」を手に取ったのはまったくの偶然です。
モノを片づけると心の中も整理され、『引き寄せ力』もアップしたのかな、とそんなことも少し考えています。
とにかくモノがスッキリすると心の中もスッキリすることは事実です。
令和元年、幸先いいスタートを切りたい、その思いでこのゴールデンウイークを過ごしています。
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