車椅子で広島観光

縮景園&広島城

現在参加しているほのぼの広島会という車椅子の人たちのサポートをするボランティア活動のひとつとして、昨年から車椅子で広島の観光地を廻る動画作成しています。

広島に限らず、今はどこの観光地でもバリアフリー化が進んでいて、車椅子で行って立ち往生してしまうということはほとんどないものと思います。
けれどそれでも車椅子の方が初めての場所に行くのは不安が付きものです。

そこでそんな不安を解消し、広島県外から広島に観光に来られた車椅子の方が安心して観光地を巡っていただけるよう、車椅子の方とともに広島の有名観光地を廻り、その模様を収めた動画をアップしようと考えました。

昨年秋に平和公園と宮島に行き、そこからスケジュールの都合で一年ほど間が開き、このたび11月16日に日本庭園のキレイな縮景園と広島城に行き、これで一応広島の有名観光地三部作という形で完成しました。

これからなるべく多くの障害を持った方たちにこの動画をご覧いただき、広島に行ってみたい、そして広島の観光地を旅してみたいと感じていただけることを願っています。

 

これまでの平和公園と宮島は、ご主人が車椅子に乗っておられる兼政さんご夫妻に撮影モデルになっていただきました。
そして今回の縮景園&広島城は、兼政さんご夫妻に加え、奥さんが車椅子の若い乾さんご夫妻にも参加していただきました。

撮影当日は土曜日ということで、待ち合わせ場所で出発点でもある広島駅の地下エールエールというところでイベントが開かれていて、動画の最後でもご紹介しているように知り合いと出会い、またくまモンのショーも見学することができました。

くまモンショーでは抽選会があり、兼政さんはくまモンのイラストが入った素敵なバッグをゲットされ、嬉しい一日のスタートとなりました。

縮景園の鯉の餌やりも楽しかったですね。
餌やりをしていると童心に戻ります。

広島県立美術館でのロビーコンサート、あのオーボエの音色には心癒されました。
自分はクラシック音楽が大好きなので、しっかり45分間集中して聴き続けましたが、他の方が退屈ではなかったか少しだけ気になりました。
後でお聞きしてみると、「よかったですよ。途中で気持ちよくなって少し居眠りしましたから」
とのことでした。

 

撮影前日は初冬を感じさせる寒さでしたが、当日は日差しがとても暖かく、広島城では日陰でビールを飲んでも寒さを感じさせないほどでした。
好天の下、楽しい仲間と野外で食事をし、ちょこっとアルコールを飲むのは最高の幸せです。
食事をしている時に偶然にも会の仲間の茜ちゃんが通りかがり、声をかけてくださったのもとても嬉しい出会いでした。

最後のシーンのパセーラというのは紙屋町という広島の街のど真ん中にある建物で、素敵な店がたくさん入っています。
そこの六階にある「翼の広場」はとても眺めのいいところですが、その存在はあまり知られていないようです。

紙屋町は市内電車でもバスでもとても行きやすいところですので、広島を訪ねられた際は是非とも足を運んでみてください。

 

みんなと楽しい時を過しながら動画や写真を撮り、家に戻ってからそれを編集しました。
撮ったものを家で見てみると、もっと別の角度から撮ればよかったとか、あのシーンを撮っておけばよかったというところが多々あって反省しきりです。

そして今回最大の失敗は、なぜか露出の設定が一段ちょっと高い状態のままになっていて、画面全体が白っぽくなってしまったことです。
露出アンダーで暗くなっていてはまったく話になりませんが、その逆ですので、今回はなんとか我慢できる範囲でしょう。

 

これでこのシリーズは完了と考えていましたが、参加した人から早速
「楽しかったのでまた計画をして次回も・・・」
と要望が上がってきたので、またいつか続きでどこかに出かけた模様をアップするかもしれません。

広島は平和公園、宮島といった世界遺産だけではなく、他にも見るべきいいところがたくさんあります。
広島の素晴らしいところを是非とも他の地方の方に感じ取っていただきたいと願います。

その昔、山口県の観光キャンペーンで「おいでませ、山口へ」というのがありました。
それになぞらえて広島弁で言うならば、「広島に来てみんちゃい」とでもなるのでしょうか。
あるいは「広島に来んさいや」かな。(^_^)/