マンデラエフェクト<2>

時間を遡って過去が変わるという現象は、量子力学の実験によって示されています。
それらについて量子消しゴム実験等YouTubeでも数多くの動画が上がっていますが、そのほんとんどが難解で、関連動画をいくつか見た中ではこれが最も分かりやすいものでした。

二重スリット実験の概要を理解している方は、このRound3から見ていただければ十分です。

物質の最小単位である量子は、観測されるまでは実態の確定できない波動、存在分布としての姿を持ち、観測した瞬間に粒子としての実態が確定するという、一般感覚とは遠く離れた性質を持っています。

量子もつれという量子の持つ有名な性質では、強い相互関係を持つ粒子同士はいくら遠くに離れていようとも、光速を超え瞬時(同時)に性質を共有し合うことが示されています。

この宇宙に光速を超える速度を持つものは存在しません。
また速度とは、時間と空間(移動距離)との関係で表されるのですから、光速を超えるということは、時空間の制約を超えた存在であることを意味します。

量子力学の世界は禅問答のように難解です。
アメリカの物理学者であるリチャード・ファインマンは、

もしも量子力学を理解できたと思ったならば・・・
それは量子力学を理解できていない証拠だ

という言葉を遺していて、それだけ量子という極小の世界は深淵であり、そこにこの時空、生命の実相を解明する真理が潜んでいるものと考えます。

 

量子力学的考えに基づくと、現実とは観測されて初めて確定するものです。
その観測行為が結果に影響を与え、観測するまでは結果は決まっていません。
つまり観測された世界は、すべて観測者による主観的現実であるということです。

もしマンデラエフェクトのような多くの人が認知する過去が変わるという現象が実際に起こっているならば、それはこの時空を律する量子力学的法則がよりマクロ的に顕在化しているからとしか言いようがありません。

ある説によると、スイスにあるCERNという全周27キロにもおよぶ巨大な円周加速器で行われた実験で、パラレルワールド(平行宇宙)との関係が乱れたからと言われています。
それも可能性としてゼロではないと思います。

 

自分が考えるには、文明法則史学で説く大きな歴史の流れの中で、これまでは西洋を中心とした陽の時代、物質の時代であり、これは明らかに量子力学的な粒子と波動の二面性においては粒子であって観測によって確定された世界です。
対してこれからの時代は東洋、陰、精神の時代、これは量子力学的には波動であり、確率的に存在分布する未確定な世界です。

今はこの大きな時代の変革の流れを受け、想念の力が増大し、波動的で未確定な“ゆらぎ”によって過去の事実もすり替わっているのかもしれません。

 

いずれにせよ、大切なのは事実かどうかを“確定”させることではなく、その“ゆらぎ”を感じ、その流れの中で生きていくことです。
それがこれからの波動の時代の生き方です。

過去のトラウマが現在に影響を与えているという原因論を唱えるフロイト、ユング、トラウマは存在しない、すべは自らの目的を達成するために行動するという目的論のアドラー。
どちらが正しいかを論じるよりも、どう考えた方が自分がよりよく生きられるかが大切であるということと同じです。

また過去のトラウマを否定するアドラーは、この瞬間に大きな可能性を持たせる波動的思考に近く、だからこそ近年大きな脚光を浴びているのだと考えます。

 

少なくとも想念は時空間の制約を超え、いつの瞬間、いかなる場所にでも自由に飛び回ることができます。
その想念の偉大な力を利用して、過去、現在、未来、すべての瞬間の自分自身を労り癒してください。

未確定の波動は無限の可能性を持っています。
このさとう式リンパケアはとても簡単でおすすめです。