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ポモドーロテクニック

人間の意思とは弱いもの、『絶対する!』と決めたことは行えても、なるべく、できるだけ・・・、では様々な誘惑に負けてしまいます。

これまで何度か断食をしたことがあります。
完全断食だと三日間を何度か、半断食という十日間決められたごく少量の玄米だけを摂るものも三度ほど行い、7、8キロ体重を減らしながらもやり遂げました。

絶対に食べ物を口にしない、決められた量以上のものは食べない、こう決めてしまえば辛くても耐えられますが、なるべく食べないようにしよう、極力量を減らそうという、その場その時の自分の意思、判断に委ねるものは、常に心に湧き上がってくる誘惑と戦わねばならず、それに耐える辛さは完全断食以上です。

では何事も『やろう!』と固く決心すればいいのですが、大きなこと、長期間に渡ることはやり抜くことができません。
断食をやり通せるのは期間が三日間と短いからであり、例えば禁酒でも三日なら我慢できますが、一ヶ月だとよほどの理由がない限り続きません。

 

人間の性格は人それぞれ、いい面も悪い面もあり、ひとつの個性の裏表です。
自分は何事にも興味を持つタイプで、子どものように好奇心旺盛でよく物知りだと言われます。
けれどその反面、好きなこと以外は集中して取り組むことができず、一種多動的傾向があります。

昔、公文という教育産業に勤務していて、お母さん方に家庭教育の話をしていました。
その中で、
「子どもが家で勉強しないのは、長時間机に向かえないことではなく、まず机に向かって勉強に取り組む、そのキッカケがつかめないことが大きな課題です」
と言っていたのですが、それはまさに自分自身に当てはまります。

とにかくいろんなことに興味がありすぎて、ついつい雑事に囚われて無為に時間を過ごしてしまいます。
その無為というのもいずれは何かの役に立つ・・・、こう思うからこそそこからなかなか抜けることができません。

 

一年か二年か、何年前かは忘れましたが、決められた短じかい時間何かに集中して取り組むため、キッチンタイマーを利用する方法があるということを知りました。
たしか英語学習のサイトだったと思うのですが、タイマーを15分間にセットし、その15分間真剣に学習に取り組み、15分経ったらすぐに手を止め、その後は5分間の小休憩を取るというものです。

たった15分だったら集中力のない自分にでもできると考え、その後は頻繁に行いました。
普通は15分、もっと長く集中できそうだったら20分とか25分、時間は臨機応変に決めました。

キッチンタイマーには予告機能が付いていて、終了10分前には短く、5分前には長くブザーが鳴り、そのお陰で集中を途切れさすことなく意識を再リセットできます。

つい最近このタイマーを使った集中法には「ポモドーロテクニック」という名前が付いていることを知りました。
そして時間は15分ではなく、25分が標準なのだということも分かりました。

その上その活用には細かなノウハウがあるようです。

最近はお陰様でやるべきことが多くなり、外に向けて文章を書くことは多くあっても、自分のホームページに文章を書く時間がなかなか取れません。
本当は優先順位の付け方と時間管理の問題なのですが、時間の大切さは年齢とともにますます増してきていて、今までと同じペースでは事が成り立たなくなりました。

そこで改めて意識改革として、時間の有効活用、ポモドーロテクニックに取り組んでみようと考えました。
このページは、そのための決意表明です。