お願いという名の強要

マスク 薬機法違反

エセ・コロナ禍がはじまってもうすぐ三年、いまだ新型コロナウイルス(もう新型ではありませんが・・・)の存在証明はされず、変異を重ねインフルエンザ以下の弱毒性になったとされるオミクロン株に日本中が大騒ぎしています。

メディアは相変わらずその騒ぎをかき立て、なんの感染予防のエビデンスのないマスク着用をさも義務化されているかのように報じ、大量の犠牲者が出ているワクチン接種へと誘っています。

ウソを真実だと思い込ませるには、そのウソを繰り返し伝えることです。
人は論理ではなく感情で動く動物です。
ウソも百回繰り返して聞かされたならば、多くの人がそれを真実だと信じてしまいます。

日本人は識字率が高く、知性ある民族とされていますが、与えられた情報を受け入れる能力は高くても、その根底にある思想や根拠といったものを自らの知恵で判断するという能力に欠けているのがこのたびのエセ・コロナ騒動でよく分かりました。

また自らが判断しない、できないというのは、『和をもって尊しと為す』という日本人の持つ美徳の裏返しであり、自らが考えて判断するよりも、周りに合わせて忖度し、空気を読むことがマナー、エチケットであるとされています。

 

日本人は義務や権利、自由といった言葉を使うことが苦手です。
これは本来の日本人的精神に合わないということ、そしてこれらの言葉はたぶん江戸末期に蘭学者である西周(にしあまね)が仏教用語をもとに日本語に訳したもので、語源があまりいい意味ではないので、これらを主張することに悪い側面を大きく見るのだと思われます。

「お願い」というのは相手に判断を委ねるということ。
「強要」というのは従うのが義務だということ。
この二つは明確に異なりますが、今の日本ではこの二つがあやふやになっていて、お願いされたことには従うのが礼儀、従わないのは礼儀知らずな悪い人間であるといった“空気”になっています。

マスク強要 三越

ノーマスクの女性が銀座三越に入店し、そこで男性従業員とマスク着用についてトラブルになったことがYahoo!ニュースに取り上げられました。
ここに全文を掲載します。

銀座三越で「マスク拒否客」が店員の動画を投稿し大炎上「ルール守れないなら入店するな」「店も客選べる」(SmartFLASH) – Yahoo!ニュース

百貨店の銀座三越で「マスク着用を強要された」という女性のツイートが注目を集めている。

この女性は11月27日午後に、

《銀座三越ですエスカレーター乗り継ぎ私を3階まで追いかけてきて、マスクのお願いと言いながら強要をしてきた○○という男性。マスクをしないと商品を買わせない。とまで言い切った人(編集部注・原文では○○は名字)》

と投稿。ツイートには、三越の男性店員とのやりとりを撮影した動画が添付されている。動画のやりとりは、

女性「それは強要でらっしゃいますか」

男性「いえいえいえ、お願いでございます」

女性「では、お願いには応じかねます」

男性「館内のほうでは、すいませんが、そちらのなかでご入館いただいて……」

というもの。店員の対応は「強要」というより、丁寧に「お願い」しているだけにも見える。その後、女性は深夜になって

《怖かったですよ。私を屈服させ従わせるまで諦めないのだと感じました。会社側は、本人に変わって謝罪しますと言っていたけど、会社と方針が違うと言うなら本人から謝罪が欲しいと言いました。謝罪あったけどまだ納得できないです》

と投稿。三越と男性店員から謝罪があったとしている。

 SNSではこれらのツイートに対して、批判する声が渦巻いている。

《銀座三越は入店時のマスクのルールを守って貰う為に職務を遂行しただけだと思う。百貨店はクラスター化したら全館臨時休業とかヒヤヒヤしながら営業してるのが分かってない》

《いや、入店時のルールを守れないのに入ったら店側は警察呼んでもいいはず。排除されなかっただけ優しい。ルールを守れない人間は客ではなくて不法侵入者。しかもこうして私人を晒し物にしようする異常性もやばい。三越はちゃんと訴えて、こういう迷惑な自称客から客と従業員を守って欲しい》

《店員の顔と名前勝手に晒すとかありえないし、三越は訴えて社員守りなさいな。会社のルールとしてきちんと仕事してるだけなんだから。店側にもお客を選ぶ権利はあるのよ。お客様は神様ではない》

「銀座三越」「店のルール」がTwitterでトレンド入りする事態となり、この女性のツイートはすでに削除されている。

マスク着用に関してそれぞれの考えがあるにしても、行きすぎた行為は問題だろう。

このニュースではマスクを着けなかった女性が非難され、またコメント欄を見てもほぼ女性非難一色ですが、こんなメチャクチャな論理で書かれた記事がまかり通るなら、日本は法律という“ルール”に則った法治国家とはいえません。

空気や雰囲気が支配する忖度社会、私刑(リンチ)社会、民衆を意図的な方向へと操ろうとする支配層による洗脳化奴隷社会へ進んでいるという事実を知るべきです。

 

> 店員の対応は「強要」というより、丁寧に「お願い」しているだけにも見える。

いえいえ、これは立派な強要でしょう。
お願いはあくまでお願いであり、丁寧にお願いしたからそれに従うべきだというのは根本的誤りです。
この店員さんは“マスクをしないと商品を買わせない。とまで言い切った”のですから、これは相手の意思、判断に委ねるお願いではなく強要です。

丁寧なお願いとは言葉遣いの問題ではなく、相手の意思を尊重するところにあるはずです。

> 銀座三越は入店時のマスクのルールを守って貰う為に職務を遂行しただけだと思う。
> 入店時のルールを守れないのに入ったら店側は警察呼んでもいいはず。
> ルールを守れない人間は客ではなくて不法侵入者。

これらはSNSの書き込みの引用という形で紹介されていますが、ルールとは一体なんでしょうか?
マスク着用は義務でも強要されるべきルールでもありません。
それをあたかも絶対守るべきルールであるかのような誤った意見を、しかも自社に責任が及ばないようにSNSからの引用という形で紹介するのは卑劣な世論誘導です。
メディアはこういったことを新聞の読者投稿、テレビでの街頭インタビューなどでもよく行います。

【事務連絡】マスクの着用に関するリーフレットについて(更なる周知のお願い)

マスク着用に関するリーフレットについて(更なる周知のお願い)

ルールでもないものを強要するのは逆に店側による強要罪に当たります。
当然“不法侵入”になど該当するはずがありません。
けれどこの事実をメディアは一切報じません。

> 店側にもお客を選ぶ権利はあるのよ。お客様は神様ではない

不特定多数が出入りする店舗は公共の場であって、不当な理由で客を差別することはできません。
悪質なクレーマーや高級店が店の雰囲気を維持するためのドレスコードなどは正当な権利として認められます。
けれど身体的差別、人種的差別、及び義務化されていないマスク着用を強要することは人権侵害として法律に抵触する可能性があります。

> 百貨店はクラスター化したら全館臨時休業とかヒヤヒヤしながら営業してるのが分かってない

これはよく考えてみる必要がありますす。
そもそもなぜ新型コロナだけにクラスターという恐ろしい響を持つ言葉を使うのでしょうか。
コロナは感染症ですから他人に感染するのは当たり前です。

これまで風邪やインフルエンザが大流行したときでも、家族がみんな寝込んだ、学級閉鎖になった、ただそれだけですんでいたはずです。
それなのになぜ感染者と称するPCR検査陽性者の99%以上が軽症か無症状のコロナでこんなに感染を大騒ぎしなければならないのでしょうか?
政府、自治体、メディアを挙げて日々感染者数の増減やクラスター発生などを報ずるのは異常であり、本音を言えばその報道に乗せられてコロナを恐ろしいものを感じているコロナ脳の日本人はさらに異常です。
そしてそういった人たちはその怯えの元となる感染者数の正しい意味すら理解しておられません。

またマスク着用は感染防止に効果があるのでしょうか?
そのようなエビデンス(根拠)は存在しません。
エビデンスには信頼度に応じたレベルがあり、最も信頼できるのは治験で用いられるニ重盲検法といったランダム化比較試験であり、その結果、国内外でマスク着用による感染防止効果はないという複数の結論を得ています。
けれどこのこともメディアは一切報じません。

さらには無症状感染者が感染力を持つという研究結果も存在しません。

無症状感染者

今は中国で中共によるゼロコロナ政策に対する民衆の怒りが爆発していますが、日本人はこの様子を笑って見ることはできません。
何の科学的根拠や法律に基づかないコロナ政策、対策が大手を振ってまかり通っていて、その風評や過剰な対策によって多くの店、企業、そして子どもたちが苦しんでいます。

 

今正すべきは誤った情報、その操作による偏見や思い込みであり、これらに忖度し、マスクの陰で周りの顔色を窺っているばかりでは今の日本のこの閉塞した状態から脱することはできません。

真実は何かを見つめてください。