『過ちて改めざる これを過ちという』(孔子)
新型コロナウイルスの問題解決は国家的急務です。
京都大学大学院医学研究科 上久保靖彦特定教授の『日本はすでに集団免疫を達成している』という学説を知ってから、これを一日も早く検証し、もしこの学説が正しいのであれば政府はすぐに自粛要請の施策を転換する必要があると考えるようになりました。
上久保教授の集団免疫達成説を多く人に知ってもらい、
それが本当に正しいものであるかどうか多くの専門家に検証してもらい、
もし正しいのであれば、すぐにこれまでの政策を転換してもらいたい。
思うところはこの三つです。
先の「人類とウイルスは共存関係<2>」で、YouTubeの「特番『第2弾!疑問・質問に答えます!”集団免疫が達成”されているのか・・・」の内容を文字にしたものを書きましたが、今日ネットで見ると、動画をアップされた松田学氏のブログにも同様のものが記されていました。
日本では既に「集団免疫が達成」されている~新型コロナの真相を解明した上久保-高橋説~ | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba
この中に集団免疫説のことが分かりやすく書かれていて、それがとてもいい内容なので、そこにさらに細かい解説を加え、より誰にでも理解しやすいようにまとめました。
これを読んで集団免疫説への理解を深めてください。
インフルエンザウイルスとコロナウイルスとは相互に「干渉」し合う逆相関関係にあり、インフルエンザに感染した人はコロナウイルスに対する免疫を持ち、コロナウイルスに感染した人はインフルエンザに対する免疫を持ちます。
つまり昨年から今年にかけてインフルエンザ感染が少なかったのは、すでにコロナウイルスに感染したことがあり、インフルエンザウイルスに対する免疫を持っていた人が多かったためと考えられます。
インフルエンザの流行曲線はGISAIDという組織によって世界各国の状況が精密にモニターされていて、そのインフルエンザの流行曲線の変化から、コロナウイルスの感染状況を正確に把握できます。
またGISAIDのデータから、変異を繰り返す新型コロナには少なくともS型、K型といった弱毒性の先祖型と、強毒性に変異したG型(武漢型、欧米型)があることが分かりました。
S型は昨年12月に日本に上陸し、欧米にも広がりました。
その後、1月13日にK型が日本に上陸し、中国近隣諸国にも広がりました。
そして3月8日まで中国からの入国を許可し続けた日本ではK型の感染が広がり、これに対する集団免疫ができ上った。
集団免疫とは、感染者が回りの人に感染を広げるも、少しずつ回りに既感染者の割合が多くなり、うつす人がいなくなって感染が止まった状態です。
弱毒型のS型は全体の55%、より感染力の強い強毒型のG型は85%とされていて、日本はS型、K型、G型で順次集団免疫を達成したと考えられます。
2月初めに中国からの渡航を全面禁止した欧米では、S型は広まったものの、K型は広がらなかった。
K型は「T細胞免疫」を強化し、サイトカイン(免疫細胞を活性化したり働きかけるもの)でG型を撃退します。
日本ではG型についても集団免疫が達成され、これが武漢G型、欧米G型を迎え撃ちました。
しかしS型だけではADE(抗体依存性感染増強)を引き起こし、K型があまり入らなかった欧米では、G型によってADEが起こり重症化しました。
特にアメリカではインフルエンザが大流行し、12000名もの方が亡くなり、その結果インフルエンドの抗体ができ、より一層K型が入りにくかったと考えられます。
抗体陽性率が低いとされる現在の「抗体検査」は「B細胞免疫」を評価しており、日本人をG型から守った「T細胞免疫」を評価していない。
つまりコロナウイルスから身を守る抗体は、現在の検査方法では調べることはできません。
正しい抗体検査キットは現在開発中です。
日本では緊急事態宣言も、その後の活動自粛も不要であった。
集団免疫にある日本ではPCR検査が陽性であっても、初感染時のような症状が顕著な「感染」ではなく、単なる「曝露」(体内にウイルスが入っているだけ)に近く、現段階では陽性でもほぼ100%近く重症化しません。
抗体があっても再曝露し、体内に感染前の曝露の状態で一時的に止まることがあります。
ウイルスは人間社会に常在して変異を繰り返しているもので、せっかくできた免疫は、これに暴露され続けることで維持されます。
現在のように人間をウイルスから隔絶しようとする対策は、免疫を廃らせる可能性があり、日本ではかえってこのことが「第二波」を招く可能性があります。
報道されているコロナによる死者数は、コロナウイルスが原因で死に至った人の数ではなく、亡くなった人でPCR検査陽性だった人の総数です。
厚生労働省は6月18日、新型コロナウイルス感染症患者の死亡に関し、「厳密な死因は問わず、新型コロナ陽性で、入院中や療養中に亡くなった患者」については同省へ報告し、死者として公表するよう自治体に周知しました。
つまりPCR検査陽性で亡くなった人は、すべてコロナによる死者としてカウントされます。
そしてコロナウイルスによる死者、重症者のほとんどが他の基礎疾患を持たれた高齢者です。
政府やマスコミの誤った情報に踊らされることなく、正しい目で現状を判断してください。
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