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花束投げ捨て事件に思う

奥野卓志

さる9月25日に行われた格闘技イベント「超RIZIN」におけるメイウェザー対朝倉未来戦の試合前の花束贈呈で、メイウェザーへの花束贈呈役のごぼうの党代表奥野卓志氏が、花束を手渡すことなく床に投げ捨てたことが試合の結果以上に大きな話題となっています。

ごぼうの党 奥野卓志

礼儀作法を重んじる日本においてこれはあってはならない無礼な行為と、世論のほぼすべてが非難の渦となっています。

メイウエザーの素行の悪さは有名です。
詳しくは彼の Wikipediaで紹介されているように、家庭内暴力、内縁の妻への暴力、前科があって刑務所に収監された過去があり、金の亡者で人種差別主義者、・・・ Wikipediaには載っていませんが、四年前の那須川天心、このたびの朝倉未来との対戦でも、自分の立場が優位であることを利用して対戦相手に試合直前でも無理難題をふっかける卑劣な面を持っています。

それでも超一流のファイターである彼を三顧の礼で迎え、その「非礼には非礼で返す」と受け取られる奥野氏の態度をほぼすべての人が強く非難をすることは、誇るべき日本の美徳です。

ではなぜ奥野氏はこのようなことをしたのか。
独自インタビューをした日刊スポーツにはこう書かれています。

花束贈呈のためにリングに上がった経緯について「この話はRIZIN側から来た話なんですよ」と明かした。

「100万円のチケットをそんな高い値段で買うのだったら、どんな特典があるのって聞いたんです。そうしたら『朝倉未来さんとメイウェザーとどっちに花束贈呈したいですか?』って。朝倉未来さんに渡してもただそれだけになってしまうので、僕はメイウェザーに渡したいと言ったんです」

花束をリングに投げ捨てた理由については「主催者への不満なんですよ」とし、18年12月31日に開催された「RIZIN14大会」(さいたまスーパーアリーナ)で行われたメイウェザーと那須川天心戦での主催者の対応を例に挙げた。

会場に遅れて到着したメイウェザー側が、那須川がいったん巻いたバンテージを試合前に巻き直させるということがあった。

「バンテージチェックにもメイウェザーは来ず、天心だけバンテージ巻いて、自分が2時間くらい遅れてきて『オレは見てない』って言い出したんだよね。それで『もう1回やり直せ』って言われて、試合の1時間前に天心がハサミを入れられたんだよね。2時間遅れてきた人間を優先するってことあり得ます? あり得ないよね。命の危険があるスポーツなのに、主催者がルールを無視するっていう。なんで天心のことを守ってやらないの」

奥野氏は格闘技が好きで、数多くの格闘家との交流もあるという。

「僕は格闘技が好きだから本当に腹が立つというか、あの人たちのやりかたが好きじゃなくて。純粋な子たちが、お金もうけに利用されるのが。選手たちは声をあげられないし、だからせっかくこんな機会をいただいたから、なんかメッセージを発信したいなと思って、無言の抵抗という意味であれをしたんですけどね」

今回も含め、過去の大会でも「選手を大切にしているようには見えない」と感じた場面が何度もあったと言う。

さらに、メイウェザーの自由奔放な態度や行動にも不満を抱いている。

「相手をリスペクトする気持ちもなく、ルールに対して細かく要求してくるわけ。でも自分自身は約束を守らない。それがスポーツマンシップにのっとったとか言えるのかなあ。礼儀を重んじる日本に来て、何でも許されると思うなよ、と」。

格闘技を離れたところでもスーパースターらしからぬ発言もあったと言う。

「ごぼうの党で花束を渡すって分かったら『ああタカ(奥野氏)やるんだ』と。『ごぼうの党の宣伝してやるから1000万円払えよ。記者会見開いてやるよ』とかを言っていた」

奥野氏にも思いはあるが、花束を投げ捨てた行為に対する批判の声は数多くある。

「3秒、5秒の動画だけを見たら、僕が悪者になるのは分かります。あれだけを見たらね。ただ、目には目を歯には歯をっていうふうには捉えられたくないんです。相手は非礼だからこっちも非礼で仕返しするんだとか、そういうことじゃなくて」。

一方、奥野氏の行為について、主催者のRIZINの榊原信行CEOは大会終了後に「主催者として本当に予期せぬこと。ああいう行動に及ぶ品性下劣な行動の男を神聖なリングに上げたこと、花束贈呈はNFTチケットの特典としてついていたものだが、配慮が足りずに、日本国のレベルの低さをこういう形で表現してしまったのであるならば、日本中に謝罪しないといけない。本当にすみませんでした」と頭を下げている。

 

日本人的感覚では、彼の行った行為は許されるべきものではありません。
またその心情を理解できたとしても、それを表現する方法としてこのたびの行為は非難を浴びる不適切なものだったと言わざる得ないでしょう。

それではさらに遡って彼がなぜ思いの表現方法として今回の行為を行ったのか、この花束贈呈の権利を手にするためにオークションで420万円もの大金を支払ったとのことです。

 

奥野卓志氏は熱い志を持って自ら政党を立ち上げ、衰退する今の日本の国情に対する警鐘を様々な手段を通して訴え続けてきました。
一昨年から続くエセ・コロナ禍、ワクチン被害、実質的にアメリカに支配されている日本の政治、搾取され続ける日本の資本、土地、企業、他国で禁止、排除されている危険な食品、農薬、除草剤、薬品等を敗戦国日本に押し付けられている危機的状況、・・・どれひとつ取っても極めて重要な課題であるにも関わらず、日本の反日プロパガンダメディアはほとんど報じることはありません。

奥野氏は知る人ぞ知る存在ですが、日本人全体の中ではほぼ無名と言ってもいい認知度で、彼の主張を詳しく知る日本人はその中でもほんの一握りというのが現状です。

今の日本は国家存亡の危機とも言える状況ですが、メディア脳に冒されたほとんどの日本人がそのことに気づいていません。
またうすうす気づいていたとしても、完全に茹でガエル状態になっていて、自ら行動することを諦めています。

奥野氏がそのことに対してどれだけ強い葛藤を抱いているのか、同じく陰謀論者と言われようとも社会の真実を訴え続けてきた自分には痛いほどよく分かります。

奥野氏は馬鹿な人間ではありません。
自らの行為が世間でどう評価されて非難を浴びるのか、それは十分承知した上での行動であったと考えます。

それでもなお大金をはたいてあの行為を行い、自らが強い非難を浴びてでも己の存在を世に知らしめ、今の日本の危機的状況を一人でも多くの人に知ってもらうキッカケにしたいという思いだったのだと推察します。

奥野卓志氏は己の社会的信用という極めて貴重な財産を、あの花束と同時に投げ捨ててでも社会に警鐘を鳴らすことを選択した義士であると自分は考えます。

この考えをすべての人に共有してもらいたいとは思いません。
けれど今の社会の真の現状を知っているならば、またこの危機的状況からなんとか脱しなければならないと考えているならば、奥野氏の行為の深い真意は何だったのか、そこに思いを巡らせていただきたいと思います。

 

日本人は礼儀作法を重んじる高徳な民族であり、和をもって尊しとなす全体の協調性もまた大切にしています。
それはすべていい面ばかりではなく、自らの意見や考えを殺し他人と協調することを善とし、誤った大きな流れに歯止めが利かなくなる可能性があります。

今のマスク社会などはその典型で、政府(お上)やメディアのプロパガンダに乗っかり、世界のすべての国がエセ・コロナ騒動から脱している現在でも、マスク着用率ほぼ100%を維持し、莫大な税金を投じてPCR検査を推進し、“感染者”という名の大量のPCR陽性者を作り出しています。

先日知り合いから悲しい現状を伝えるメッセージをいただきました。
中学生の子どもさんの運動会に参加したら、リレー競技でも鼻まで覆うマスクをしていたそうです。

マスク運動会

これは完全なる児童虐待です。
マスク着用に疑問を持った北海道の小学生たちが調査したところによると、マスクを着用することによって吸入する酸素量は18%減り、二酸化炭素は逆に83倍となり、これが成長期の子どもの発育に極めて大きな影響を与えることは明らかです。

その他にも給食時には黙食を強いられ、各種学校行事が中止、縮小となり、こういった環境で育った子どもたちが正常な心身の発育をし、将来に明るい希望を持てるようになるのでしょうか。
これを見て異常と思わない教師や社会、大人たち、これこそ異常です。

奥野氏の行為を批判する意見の中に「日本の恥」といったものが数多くありましたが、自ら考え判断することを放棄し、このエセ・コロナ禍の流れの中で周りに忖度してマスクを着用し、また子どもたちにもそれを強いる大人たちに奥野氏を責める資格はありません。

まずは今のこの現状で自分たちは何をしなければならないのか、それをしっかりと考え、自分にできることを行動してください。

 

今度の日曜日には地元広島の呉市で奥野氏の講演があり、以前から参加を計画していました。
けれど聞くところによると、このたびの騒動を受け、参加予約をキャンセルした方もおられるようです。

今は理解できない方がおられても、憂国の義士の思いはいつか必ず日本全体に伝わるものと信じます。

奥野卓志氏が話されている動画はネット上に数多く上がっています。

この動画の最後に、次回予告のような形で安倍晋三元首相銃撃事件の疑惑について語られていますが、2日の講演会で対談される谷本誠一呉市議とともに北海道の釧路空港でエアドゥ機から強制降機させられた反ジャーナリストの高橋清隆氏もまた安倍元首相銃撃事件の疑惑について追求しています。

高橋氏は安倍元首相の死亡について疑問を持ち、亡くなったとされる奈良県立医科大学に死亡を証明する文書を開示請求し、却下されています。
<安倍元首相の死亡証拠を奈良県立医大に開示請求>

その高橋氏が9月初めから消息を絶っています。

闇の世界は限りなく広がっています。

どうか心して真実を見つめてください。
真実はいつか必ず明らかになると信じます。