陰謀を知る時

香港警察の暴力行為

今日は6月14日の日曜日、武漢肺炎の感染拡大が収まらないここ南インドのタミルナド州は、いまだ教会は閉鎖され、日曜礼拝ができません。

日本は各地が梅雨入りで、東京も大雨だというニュースを目にしました。
けれどそういったニュースを聞いてもすぐに記憶が曖昧になり、
梅雨入りしたのはどこだっけ・・・、東京の大雨は昨日のことか予報だったのか・・・、
そんな感じでよく分からなくなってしまいます。

それは日本を離れて四ヶ月近く経ち、日本の季節の移り変わりが実感として感じるられなくなったためで、皮膚感覚の大切さを感じます。

 

遠いところの出来事がリアルに感じられないのは当然です。
けれどグローバリズム化された現代に於いて、異国で起こったことは日本とは関係がないと言ってはおられません。

今は激動の時代、このたびの武漢肺炎のことでよく分かったように、世界の流れを変えるような出来事は、ごく短期間で世界中に伝搬します。
日本に昔からある『悪事千里を走る』、この諺の通りです。

 

今の流れからいって、世界にインパクトを与える武漢肺炎クラスの出来事が、これからも次々と現れてくるであろうことは十分に予測できます。
そしてそれに対処するためには、なるべく早い段階でその問題と対峙することです。

先日ハーバード大学の調査で、武漢肺炎の発生は中国当局発表の発生時期より三ヶ月早い昨年夏の終わり頃だと考えられるとの結果を発表しました。
<中共ウイルス>米ハーバード大の最新研究、「早くも昨年夏末から発生」

もし中国やWHOが武漢肺炎に関する事実を捏造、隠蔽せずにいち早く事実を発表し、早期に正しい対処をしていたら・・・今さら悔やんでも悔やみきれませんが、これは当事者側に責任のあることで、外部の者にはどうすることもできません。

 

武漢肺炎で世界が大混乱して以降も新たな問題が発生し、その火種はやはり中国です。
本来ならば世界中に大迷惑をかけた責任を感じ、謝罪し、自粛するのが筋ですが、あの国にそのような姿勢は微塵も感じられません。

逆に混乱に乗じて自らの覇権を広げようと画策し、日本の領土である尖閣諸島に次々と中国公船を送り続けています。

中国と国境を接し以前から領有権争いをしているインドとは、インドが武漢肺炎で混乱している隙を狙い、国境付近に大量の軍隊を派遣しました。

極め付けは香港の問題です。
「一国二制度」が確立されている香港に、香港議会を無視し、中国の立法府である全人代が強権をもって「香港国家安全法案」という民主化を止めるための法律を制定し、建前上の法と官憲の暴力によって香港市民の民主化運動を阻止しようとしています。
ちょうどあの天安門大虐殺のように・・・。

天安門で起きた出来事は、英語で“Tiananmen Massacre”と表記され、Massacreは虐殺を意味し、少なくとも死者1万人とされるこの事件は、本来『天安門大虐殺』と呼称されるのが妥当です。
けれど反日・親中マスコミが意図的に「天安門事件」と名前を変えてしまいました。

 

その香港民主化阻止の暴挙をアメリカやイギリスなどの多くの国が反対の意を表明したその直後に白人警官による黒人暴行死事件が起こり、そこから全米に抗議デモが広がり、一部が暴徒化し破壊、略奪行為を繰り広げ、全米が大混乱に陥りました。

これは香港問題で非難の矛先を向けられていた中国にとっては願ったり叶ったりのタイミングで、中国国内ではアメリカの暴動の様子を盛んに報道しています。

これはどう考えても、あまりにもタイミングがよすぎます。

黒人暴行死事件はあってはならないことですが、普段からこういった事件は頻繁に起こっていて、それを今このタイミングを見計らって大きなデモを扇動し、そのデモに乗じて破壊行為を繰り広げる一団、その裏の組織があるのではと推測されます。

 

武漢肺炎の一件でハッキリと分かったことは、事実を正確に見極めなければならないということ、少しでも早目に対処しなければならないということです。

けれど本来ならばその役割を担うべきマスコミが、扇動的で偏った情報を流すだけでジャーナリストとしての働きをまったくせず、逆に民衆をミスリードしています。

 

黒人の権利を主張するデモは憲法で保障された正当なものですが、それに付随する暴動は犯罪行為であり、決して容認できるものではありません。

そして権利を主張するデモ隊と犯罪者集団はまったく別物であり、彼らは破壊略奪行為をするためだけに各地から集まってきたアンティファという組織のメンバーです。

日本のマスコミはデモ隊イコール暴徒のように報じているようですが、それは誤りです。

その暴徒を裏で操っているのは中国である可能性が高いと見られますが、反日・親中マスコミはそのことをほとんど報じることはありません。

アメリカの警察官による暴行によって端を発した騒動ですが、今世界で真に暴力行為を働いているのはアメリカの警察ではなく、民主化を暴力によって封じ込めようとしている香港の警察であり、この事実を見誤ってはなりません。

池上彰は弁舌爽やかですが、事実を捏造するのは許されない行為です。
彼ぐらい知識があれば、自ら報じていることが虚偽であることは十分に理解できているはずです。

 

世界は今、真実を知る者と、真実をねじ曲げ自らの利とするところに誘導しようとする者との闘いです。

闘い・・・嫌な言葉ですが、世界が大きく動こうとしている中、真実を知っても、それに対して口をつぐんでいたのでは世の中を変えていくことはできません。

自分一人声を発したところで世界は変わらないと思うかもしれませんが、まず自分からという思いをみんなが持たなければ、世界が変わらないことも事実です。

今こそ真実は何かを見極め、それを自らも発信していくことが求められています。