歴史の持つ生命から学ぶ

歴史の持つ生命観、文明法則史学から感じ取れることは大きく三つあります。

ひとつは、これまで生命とは無関係と考えられていた歴史に生命があるとするならば、他のもの、もしかしたらこの宇宙すべてのものに生命が宿っているのではないかということ。

二つ目は、二重らせん構造が生命の本質、あるいは生命そのものであるとするならば、その構造、働きを知ることが、生命をより身近なものにするのではないかということ。

そして三つ目は、文明法則史学のバイオリズムから分かるように、今は大きな文明の転換期であり、これからは東洋の価値観を主体とした文明が栄えてきます。
この転換期をスムーズに乗り越えていくためには、滅びゆく西洋文明を静かに衰退させていくとともに、栄えゆく東洋の理を学び、それをなるべく早く広めることが求められるということです。

これまでの大転換期では、衰退する文明は、地域紛争や民族の大移動といった文明の流れがいったん途切れるほどの大きな崩壊を経ています。
けれど今、ここまで大きくなった西洋文明が崩壊するということは、人類全体が滅亡する危険性をもはらむ大きな事であり、それだけは絶対に避けなければなりません。

 

歴史のバイオリズムは四季の移ろいと同様、止まることを知りません。
その中で、歴史の大きな流れは決まっていても、それをどの様な形で迎えるかは、今を生きる人類の意志と行動にかかっています。

この大転換期に生を受けた者は、近未来、これから長い先までの人類の行く末を決定する大きな選択権を持っていて、それは極めて大きな責務だと考えられます。

そしてそれを乗り越えるためのひとつの大きな知恵として、この文明法則史学が与えられたのだと感じます。

文明法則史学から学ぶ

 

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