投稿トラブルから学んだこと

WordPress(ワードプレス)

ページが投稿できないというトラブルが、お陰様で昨日1月5日深夜に無事解決いたしました。

元旦から新年の思いを書き始め、2日午前に完成して投稿しようとすると、下書きはプレビューできるものの公開するとページが表示されないというトラブルが発生し、解決するまでの三日間ちょっとの間かなり悪戦苦闘し、すごく簡単なところに原因があることが分かり、一瞬で問題解決となりました。

そこで感じたことと解決するまでトライした方策を記します。
少し身近でないパソコン用語が出てきます。

 

このホームページはWordPressというシステムを使っています。
自分の持つパソコンの中でホームページを完成させ、それをそのままサーバーにアップロードするのではなく、サーバーにWordPressというシステムを置き、それを操作することでキレイなホームページを表示させる方法です。

WordPress(ワードプレス)

言うなればサーバー上にホームページ作成自動販売機を置いて、その機械のボタンを押したりコインを入れたりして商品(ホームページ)を出すといった仕組みです。

例えばアメブロといったブログサービスは、提供する会社のサーバーにその「自動販売機」が設置してあって、それを操作することでキレイなブログを作りますが、WordPressは自分が持つサーバーにそれを置くのでより自由度が高いのです。

現在は大手企業を含めてかなりの数のサイトがこのシステムを利用していて、最大のメリットは、比較的簡単に高度なサイトが作れるということ、そして更新も楽だということです。

 

WordPressのページは二種類あって、ひとつはプロフィールとか会社概要とか、固定的なお決まりのページを作るための「固定ページ」、もうひとつが日記のように随時更新していく「投稿ページ」です。

自分は今現在主に日々の思いを綴るようにしているので、更新しているページはほとんどが投稿ページです。
そしてその投稿ページが、これまでのものは正しく表示されているにも関わらず、この1月2日に突然新しい投稿できなくなり、そのアドレスに該当ページが存在しないという「404error」が現れるようになったのです。

404error

このオペレーターのオネーサンのイラスト、もう百回ぐらいは見ましたね。
なんでこのようなエラーが突然発生したのか分からず、この三日間、ありとあらゆる試行錯誤をしました。

 

まず最初にエラーの原因として頭に浮んだのは、書いている内容が何らかの検閲に引っかかったのではないかということです。
このたびのアメリカ大統領選の大規模不正では、GAFAと呼ばれる大手テック企業がバイデン親子の疑惑を暴いたものには警告を発したり、アカウント削除といった情報操作が公然と行われていたことが大きな問題となりました。
自分のサイトはそんなに注目を集めるほどのところではないものの、以前911のことを書いたページに対してGoogleからAdsenseを停止させるという警告メールを受けたことがあり、今回もエセ・コロナ禍のことをたっぷりと書いていて、もしかして・・・とまずそのことを思いました。

それとかなり長文だったので、それでエラーが生じたとも考えられ、文章を短くして再投稿してもやはり結果は同じでした。

他には下記のような考えられることはすべて試してみました。

WordPressのシステム上のエラーかとも思い、最新版のWordPressを二度ほど再アップデートしてみました。

プラグインで問題が発生するというのもよく聞くので、ほとんどのプラグインを無効化してみました。

PHPのバージョンに問題がある可能性も考え、最新版の7.4をモジュール版、CGI版と変えてみました。

テーマ(プログで言うところのテンプレート)を他のものに換えてみました。

操作するブラウザを換えたり、iPadや別のパソコンでもアクセスしてみました。

けれどこれらすべてダメで、いよいよ最後の手段でWordPress自体をすべて再インストールしようと考え、データをバックアップした上でサーバー上に新しいWordPressを上書きしました。

結果はこれもダメでした。
幸いWordPressを再インストールしても画像や設定といったデータはそのまま残っていて一部関連付けするためのファイルをアップロードするだけで簡単に元のホームページに戻すことはできました。

他にも細かいことをいろいろやりましたが、どこが不具合の原因なのかまったく分かりません。
サーバーはLOLIPOPというところからレンタルしていて、自分が作ったホームページで同じLOLIPOPのサーバー、同じテーマを使っているサイトがあるので、そこで操作をしてみると、そこではキチンと投稿ページをアップロードすることができます。

またこのホームページのサーバー内の違う階層に新しいWordPressをインストールし、そこに同じテーマを入れてみると、そこもキチンと動作します。

いやいや本当に困りました。
何が原因かまったく分かりません。
いろいろと原因と対策を考え抜き、これは最高の頭の体操です。
今回はちょっと度を超していますが・・・。

 

この間LOLIPOPにも問い合わせたものの、これはサーバーに問題があるとは思われないので、何ら具体的アドバイスは得られませんでした。
過去何度か利用した質問サイトOKWAVEにも質問を送りましたが回答なしです。

ホトホト困り、何度目かのGoogle先生への質問ということで「WordPress 投稿 404」というワードで検索してみました。
そこで行き当たったサイトがここです。
<記事やページが404エラーで表示されない対処法>

ここで書かれているパーマリンクの設定というのはまだ触ったことがなく、自分のサイトを調べてみると、示されているように「日付と投稿名」にチェックが入っているので、これを「投稿名」に変えてました。ダメ元の思いで・・・。

パーマリンク

すると。いきました!! 投稿が!!
今年初めて、トライし始めて三日半振りの大成功です。\(^_^)/

この喜び、なんと表現したらいいのでしょう。
二十年近く前に生まれて初めて「ホームページNinja」というソフトを使ってインターネットの世界に自分の文字を書き記した時と同じぐらいの感動を味わいました。

それにしてもなんでこのパーマリンク設定が以前の状態から変わっていたのでしょうか。
ここを操作した覚えはまったくなく、勝手に設定が変化することなど通常は考えられません。
調べると過去の投稿ページはすべて「投稿名」になっています。

 

取りあえず無事問題解決して幸せです。

この不安とともに過した三日間は解決する目処がまったく立たず、サーバー乗り換え、ホームページの作り直しといったことまで考えました。

その中で思ったことが二つあります。
ひとつは、当たり前と思っていることがいかに有り難いのかということです。

『失ってみて初めて分かる有り難さ』というようなことがよく言われます。
これは誰しもが何らかのことで感じた経験があるのではないでしょうか。

自分はこのたびこのホームページの投稿トラブルと接し、こうして自由に情報発信できることがいかに有り難いものかというのがよく理解できました。
『初心忘るべからず』
この気持ちを持ち続けます。

もうひとつは、「起こったことの意味」です。
身の回りで起こることはすべて必然ですが、ひとつひとつに本来意味はありません。
意味とは最初からその出来事に付与されているものではなく、自分自身が意味付けしていくものだといつも感じていて、今回もそのことを強く思いました。
このトラブルをどう感じ取ればいいのか、どう意味付けすることが自分にとってプラスなのかと・・・。

そこで思ったのが、これまでこのホームページでは時とともに流れていく投稿ページ更新が主でしたが、これからはもっと体系的な固定ページを増やしていくべきではないかということです。
昨年WordPressのテーマもよりいいものに換えたものの、それも十分に活かしていません。
いずれ、いつかと思いながら過してきたことを今回反省させられました。

 

ちょうど新年早々というタイミングでこのトラブルが起こってラッキーでした。
大昔のブログから始まってインターネット上に思いを書くようになってもう二十年近くも経ち、今年は心機一転、ホームページ再生の年にしたいと思います。
きっと己が魂もそれを望んでいるのだと感じます。