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ヨガナンダ



アジアの時代

天理教という宗教からはじまり、
スピリチュアルな世界を歩んできて30年以上になりますが、
いつも言っているように、その間、
私の価値観を最も大きく変えるインパクトを与えてくれたものは文明法則史学であり、
文明法則史学によってすべてのものにあるいのちの存在を知ったことです。

文明法則史学を知ったからと言って、
お金儲けに直結するわけではありません。
また日々の悩みをたちどころに解決してくれるわけでもありません。

けれども文明法則史学から感じ取ることのできる生命観は、
今の時代の大転換期において、
これからの指針を明確に示してくれるものであり、
すべての思想や価値観の根底を裏付けしてくれる根本となり得るものです。

文明法則史学は、歴史という時空間の様相が持つ生命現象を解明したものであり、
それが遺伝子DNA、宇宙、原子構造、・・・ 他のスケールの異なる生命現象にも
相通じるということを分かりやすく明らかにしてくれる、
最も明瞭な生命学でもあります。


いのちはすべてに通じ、いのちにはすべての真理が含まれています。

文明法則史学はいのちの法則であり、
思想でも宗教でも哲学でもありません。

文明法則史学を知り、学ぶことによって、
他のスピリチュアルな思想と相反する面が現われることは一切ありません。
その思想が本当に時代の流れに合致したものであるならば、
文明法則史学は、その思想の役割や意義をより強固に裏打ちしてくれるでしょう。

私がこのホームページに書いていることのほとんどすべては、
文明法則史学との出合いがなければ身に付けることができなかったものです。

文明法則史学によっていのちというものを知り、
これからの時代の価値観の中心となる東洋の英知に目を向けさせてくれました。

文明法則史学は歴史から学び、感じ取る学問、知恵であって、
歴史学ぶものではありません。

私は文明法則史学からいのちということをテーマに様々なことを感じ取ってきました。
平成元年、私に文明法則史学を伝えてくれた林英臣先生は、
今は政治、思想といった方向に歩を進めておられます。


文明法則史学は私たち人類にとってきわめて重要な英知です。
それはこれから最も着目しなければならないいのちについて、
他のどんな学問よりも明確にその本質を明らかにしてくれているからです。

そしてそれとともに、今私たちが直面し、
乗り越えられるかどうかの瀬戸際に立たされているこの文明の転換期を、
無事通過するための大きな知恵を与えてくれます。


私は縁あってこの文明法則史学と巡り会うことができ、
その知った者が為すべき「真理を伝える」という使命感を強く感じています。

これは選民意識といった格好のいいものではなく、
一歩間違えば奈落の底に突き落とされかねない恐ろしいものです。

以前も書いたことがありますが、
私には志を同じくする二十年来の親友が二人います。
その二人とも文明法則史学を深く理解し、
その英知を自らの生き様に活かし、また人に伝える役割も果たしていました。

その二人に、三年前と二年前、とてつもなく大きな不幸が襲いかかりました。
詳細を書くことはできないのですが、
二人とも私の暮らす広島からは遠く離れたところにいるものの、
その出来事どちらにも、私、そして私が現在最も力を入れて取り組んでいる
トイレ掃除活動が深く関わっているという明確なサインが含まれていました。

大きな使命のある人間には、
その人間を鍛えるために厳しい試練が与えられるものです。
そしてその試練には、偶然ではないというサインが示されるのです。

二年前、その親友に私はこう語りました。
「○○さん、我々に与えられた使命はきわめて大きなものだよ。
 そしてその使命を全うするためには、またどんな試練が襲ってくるかも分からない。
 下手をすると命さえとられかねないかも ・・・ 。
 本当に、お互い心して生きていこう」

そしてその年、私は二度死に直面する危機に出合ったのです。


同じく一昨年、お盆を少し過ぎた頃、
平和公園に架かる元安橋で一人しゃがんで路面のガム取りをしている時、
ふと前の横断歩道に目をやると、
同じく文明法則史学を学ぶ仲間である岐阜の浦崎太郎さんの顔が目に入りました。

まさか岐阜の浦崎さんが広島にいるとは思えません。
以前見た時よりも顔が少しふくよかなようですし、
浦崎さんとはこれまで個人的にあまり話をしたこともなかったので、
他人のそら似だろうとそのまま声はかけませんでした。

ところが翌日、毎週参加している積極人間の集いに行ったところ、
その浦崎さんがおられるので驚きました。
浦崎さんは広大大学院生の頃に積極人間の集いに毎週参加していて、
今回は遅い夏休みを取って広島に来たとのことでした。

会が終わり、岐阜に戻られる浦崎さんを送って一緒に広島駅まで行き、
駅の喫茶店で一時間ちょっと、文明法則史学について語り合いました。

浦崎さんは高等学校の物理の先生ですが、
その真摯な教育姿勢はまさに教師の鑑ともいえる存在です。
また文明法則史学の熱心な研究者でもあり、
私のように文明法則史学を原点として独自の解釈の道を進んでいる人間とは違い、
浦崎さんはただ純粋に歴史の事象からその生命現象の詳細を追い求めています。

その時の浦崎さんとの出会いにも強い必然性を感じた私は、
いつかまた互いに研究を深め合いましょうということで別れたのですが、
その後はなかなか関係が深まることがありませんでした。

それが昨年春に私がfacebookに参加し、
浦崎さんと “友達” になってから互いの情報が分かるようになり、
浦崎さんが地元の岐阜で、これまで研究してきた今回の文明転換期についての
アジア各国の役割について発表すると知り、
是非こちら広島でもという提案をし、
このたび1月15日の広島での講座が実現することになりました。


浦崎太郎さんは、
たぶん文明法則史学を知る人の中では、
最も深くその法則の詳細を究めている研究者であろうと思われます。

文明法則史学を知る人間が、
みな浦崎さんのようにその歴史法則の詳細を学ぶ必要はありませんが、
その法則から各自勝手な亜流を生み出さないためにも、
浦崎さんのように研究を真摯に深めている人の存在は絶対に必要です。

私も今回の浦崎さんの講座を聴き、
文明法則史学の原点を今一度振り返り、
その基盤をより強固なものにしたいと考えています。


浦崎さんがfacebookに書き込んでくださったメッセージを下に転記します。
動画も浦崎さんが作られたものです。

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  <2020年アジアターニングポイント説  案内チラシ  2012.1.15>

 このたび講師を務めさせていただく浦崎太郎です。第二の故郷・広島にお招きいただけることを、とても嬉しく思っています。
 
 文明法則史学(800年周期説=村山節学説)によれば、上記案内のとおり、21世紀は西洋文明が夕暮れを迎え、代わって東洋文明が夜明けを迎える文明転換期にあたります。そして、21世紀を生きる私たちの課題は、1文明サイクル=1600年前の5世紀の史実から学びえます。
 そこで、アジア各地における5世紀前後の歴史展開を調査・研究したところ、5世紀末の約20年間(西暦480〜500年)が特殊な時期であることに気づきました。この20年間にスポットを当てると、以下のような史実を、地域や国を超えて、一つの理論(仮説)で統一的に説明することができます。

○ 日本
 ・ 大陸から自立しているという意識
 ・ 列島の政治的・信仰的・文化的な一体性
 ・ 先進文化を積極的に導入する民族性
 ・ 神仏習合や漢語の読み下し(文化融合)
 ・ 公地公民制の衰退
 ・ 平安中期に国風文化が栄えた
 ・ 皇室が連綿と続いてきた
○ 韓国
 ・ 文化の先進地だったのに、低調化
 ・ 慶尚道(東部)と全羅道(西部)の間が嫌悪
 ・ 三国(新羅・百済・高句麗)統一の難航
 ・ 「後百済」「後高句麗」の登場
○ 中国
 ・ 文化創造期の短命傾向(唐・宋)
 ・ 南北朝時代にあった王朝名の再登場(宋など)
 ・ 道教信仰
○ 東南アジア
 ・ ベトナムの文化が中国に近かった
  (ホーチミン=胡志民、ハノイ=河内、等)
○ 南アジア
 ・ ヒンドゥーによる社会的・信仰的一体性(インド)
 ・ 唐宋期に大王朝が不成立
 ・ 「インド=ヒンドゥー」「スリランカ=仏教」の継続
○ 西アジア
 ・ ウマイヤ朝(アラブ帝国)の盛衰
 ・ アッバース朝(イスラム帝国)の盛衰
 ・ イラン系半独立王朝の盛衰

 以上より、もし上記仮説と800年周期説の双方が正しければ、21世紀末にも同様の時期が再来すると予見できます。また、その視点から現在を眺めると、とても「これからは東洋の時代だ!」と楽観できないことが分かります。
 このように先年スパンの視点を持つと、21世紀初頭を生きる私たちがアジア新千年の明暗を分ける世代であることを明確に認識・自覚できます。しかも、そのリミットは2020年 −。

 1月15日(日)の講座では、志ある皆さまに、「今に対する未来」視点とともに「アジア新千年に対する今」視点を持つ重要性をお伝えしたいと思っております。ぜひ、万障繰り合わせ、お誘い合わせてお越しくださいますよう、お願いいたします。


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2012.1.6 Friday  
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