我が魂の遍歴と新しい時代の理
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文明法則史学

もう三十年にもなる我がスピリチュアルな歩みですが、その中でちょうど二十年前の平成元年を境として、そこからものの見方が根本的に大きく変化していきました。
平成元年、この年に私は「万物に宿る命」というものを知ったのです。


平成元年から二年にかけて、ちょうど一年間岡山に住んでいました。
その時に広島で素晴らしい講演会があるという話を聞き、広島まで新幹線に乗って出かけました。
そこで出合ったのが文明法則史学、歴史の生命学です。

文明法則史学とは、故村山節(みさお)先生が発見し、提唱された歴史の流れをひとつの生命現象としてみた新しい歴史学、概念です。
歴史とは偶発的に起こる事象の集合体ではなく、ひとつの大きな流れがある。
その流れとは、世界を東と西、ふたつの文明に分け、その文明がちょうど800年ごとに興亡を繰り返す生命リズムを持っている。
その東西文明二本の文明波が描く生命リズムは、まさに人間の命の情報を司る遺伝子DNAと同じ形である。

文明法則史学 東西の文明波

歴史に命がある。
しかもその命は二重らせん構造という形を持っている。

このことを初めて知り、私はまさに頭をハンマーで叩きのめされたような強い衝撃を受けました。これまでは植物や動物にしか宿っていないと思われた生命が、歴史という巨大な流れの中にも存在する。
その生命とは、二重らせん構造が意味するような、何か一定の未知なる法則性に司られている。
これは私にとって二十代最後の年に経験した、まさに「コペルニクス的発想の大転換」でした。

文明法則史学 SS図と気象図

村山節著 『文明の神秘と法則』
博進堂文庫 より

SSとは、ソーシャル・システム(Social System)、社会秩序と呼ばれるもので、1600年サイクルの大きな文明波(CC=Civilization Cycle)です。
そしてこの上に、冬(幼年期)・春(少年期)・夏(青年期)・秋型(壮老年期)、それぞれの季節や人間の成長と同じ特徴を備えた社会システムが構築されます。

歴史にも四季のような移ろいがあり、人間と同じような成長、老化のサイクルがある。
これはまさに歴史上に現れた自然、生命の持つ驚異です。

< 生命と文明の法則 ・・・ 二重らせん構造 >
周期 構成要素
DNA 空間 超ミクロ 4塩基
文明 東西 1600年 4SS
気象 南北 1年 春夏秋冬

当時は文明法則史学の提唱者である村山節先生はまだご存命でしたが、ご高齢で体の自由がきかず、松下政経塾の一期生である林英臣先生が全国を回り、村山先生の名代として文明法則史学を説いておられました。
真理を追究したい、そしてそれを人様に伝えたい、これを自らの神の道と心得ている私が、このことを知って黙っている訳にはいきません。
当時私はまだ普通のサラリーマンだったのですが、その年の8月に自ら企画し、地元岡山で林先生に来ていただき文明法則史学の講演会を行ないました。 懸命にPRし、約40名の方が話を聴いてくださいました。
そしてそれ以降毎月第三土曜日を勉強会ということにして、林先生に浜松から新幹線で来ていただいたのですが、当時は林先生も文明法則史学はまったく知名度が無く、毎回参加者は片手で数えられる程度で、お金のやり繰りにも本当に苦労しました。
林先生にもご迷惑をかけ、当時はゴミ箱のように散らかっていた我が家に泊まっていただいたりするような状態でした。

そんな苦労をしてでも、文明法則史学という学問は、多くの人に伝えるべき意味と重要性を持つものだと当時から深く確信していました。
事実二十年経った今、振り返ってみて文明法則史学から学んだものはそれこそ計り知ることができません。

生命というすべての根本法則を学んだからこそ、身近に出合ったスピリチュアルな個々の事象をひとつの体系として、自分なりにまとめ上げることができました。
文明法則史学と出合っていなければ、どんなに多くの知識を得、体験を積み重ねたとしても、単なる情報通の域を出ることはなかったでしょう。


文明法則史学から歴史の流れを見ると、今は西の文明から東の文明へと覇権を移行する、800年に一度の文明の大転換期です。
この文明の大転換期には、過去の同時期を見ると明らかなように、それまでの禊ぎ(みそぎ)をするが如く、文明の崩壊、地域紛争、民族の大移動といった現象が起こってきます。

これからは西の文明が崩壊し、東の文明、私たちの住む日本、アジア、インドといった国が文明の中心となってきます。

文明の中心が移行するとともに、人類を支配する価値観そのものも、西のアメリカ、ヨーロッパ的な近代合理主義、科学といったミクロ的なものから、東のすべてのものに命を見いだすマクロ的生命観へと少しずつ移ろっていくのです。

  動植物といったものだけではなく歴史という巨大な流れにも命がある。
  だとしたら、私たちの身の周りすべてのものにも命が宿っているのではないか。

  命とは何か。
  命の形、二重らせん構造の意味するものは何なのか。

  これからの時代の中心となっていく東の文明、価値観とはいったいどのようなものなのか。

文明法則史学と出合ってからの二十年、私はこれらのことをずっと追い求めてきました。

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