![ヨガナンダ](parts/001.gif)
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萌え出る力
私たちの日常の食生活で主食として最も大切なものは穀物、
その中でもお米の完全生命体(水を与えれば発芽する)である玄米は、
私たちの身体を健康に維持するための栄養素を必要十分に含んだ
最高の健康食品であります。
玄米の素晴らしさは、最近急速に見直されてきて、
アメリカでもマドンナ、トム・クルーズ、クリントン、カーター元大統領といった人たちも
玄米を中心とした穀物菜食を実践しているそうです。
私も外食する機会が多く、なかなか長続きしないのですが、
これまでたびたび玄米食を実践し、
その効用は身体でしっかりと感じ取っていましたので、
この度再挑戦ということで、家で玄米を常食することにしました。
とは言え、なるべく簡単で日持ちがし、
保存も楽で手軽に持ち運びができるということで、
普通の玄米を炊いたご飯ではなく、炒り玄米を食べることにしました。
炒り玄米のことは、栄養補助食品のページにも少し書いています。
本当に簡単に作ることができ、食べてもとても美味しいものです。
普通のフライパンを使って炒ると40分ぐらいかかるそうですが、
私は遠赤外線の出るセラミック鍋を使っていますので、
弱火で10分弱もあれば、中までこんがり美味しく炒ることができます。
![発芽玄米で作った炒り玄米](parts/irigenmai.jpg)
この炒り玄米を、今回は最近話題となっている発芽玄米を使って作ってみました。
発芽玄米とは、玄米を少しぬるめのお湯に浸して約一日、
ほんの少し芽が出た状態の玄米のことで、
普通の玄米よりも更にギャバという栄養素が高まり、
脳細胞を活性化させ、血圧の安定、脳卒中、糖尿病などにも効果があるそうです。
私も以前家で発芽玄米作りに挑戦したことがあるのですが、
お湯の管理に失敗し、少し腐敗臭をつけてしまったことがあり、
それ以来敬遠をしていて、
この度は近所のスーパーで市販されているものを購入しました。
発芽玄米を使った炒り玄米を食べるようになって二週間弱、
この間一日二回、炒り玄米のみをスプーンで適量食べ、
一日一回、夕食だけを通常の食事としています。
これまで玄米を家で炊いたり、七号食も二回経験し、
玄米の素晴らしさはよく知っているつもりでしたが、
この発芽玄米の力というのはものすごいものがあります。
この度体験してみて本当に驚きました。
どの様な栄養成分が、どの様に身体に作用しているのか、
細かいことは分からないのですが、
これまで食べていた普通の玄米とまったく身体の反応が違うのです。
玄米は完全栄養食です。
そのことを身体は知っていて、普通の白米食と違い、
腹八分目で満足感を覚え、それ以上箸が進まなくなります。
食事とは、胃袋を膨らませるために食べるのではなく、
生命活動に必要な栄養を採るために食べていて、
身体はそれを察知する能力を持っているのです。
完全栄養食玄米を食べる度にそのことを感じます。
食生活の注意点でご紹介した女優高木美保さんの言葉を再掲します。
栃木県の那須高原で田舎暮らしをスタートさせて5年目。最近、私の食生活に、 ある特徴があることがわかった。 不思議と、家にいる時は食事の量が少なくても満足感が得られるのに、 外食の場合だと、満腹になるまで食べても物足りなさを感じるということだ。 これは、家の畑でとれた野菜類が、新鮮で生命力たっぷりなせいだと私は推測する。 だから少量で満足できるのだ。 ということは、食事というのはつまるところ、 生命力の摂取のための行為と考えられないだろうか? 高木美保(タレント,エッセイスト)
この度の発芽玄米は、炒り玄米にしているということも多少あるのかもしれませんが、
グラム数にして数十グラム、小さなティースプーンで十杯ぐらいしか食べていない
腹六分目の状態で食欲がストップし、その後数時間、空腹感に悩まされることなく
過ごすことができます。
朝と昼、ほんの少しずつの発芽玄米だけで
夕食時までなんの苦痛も感じずに過ごせるということは、
驚きと同時に不思議な感覚です。
そして日中活動している時の湧き上がってくるエネルギーが、
これまでとはまったく違うのです。
激しい運動をしても疲れを感じず、長時間休憩することなく、
一日快活に過ごすことができます。
今回のように食事量が激減した場合、これまでなら身体はスッキリとはするものの、
エネルギー不足で持久力が低下することが多かったのですが、
この度は持久力、回復力ともに通常の状態よりも向上しています。
もうひとつ明らかに変化したのが睡眠時間です。
私はどちらかというとしっかりと寝ないとダメなタイプで、
普通8時間は平均して寝ていたのですが、発芽玄米を食べるようになり、
平均4〜5時間睡眠になりました。
長時間寝ようと思っても、一度目がさめると目が冴えて眠れないのです。
一時間ほどしか眠れない時もありましたが、表面的には少し眠たいものの、
頭の芯がとてもスッキリとしています。
この頭の芯がスッキリしたという感覚、
これまでに味わったことがないものです。
発芽玄米とは栄養学的に見ると、
ギャバという、γ-アミノ酪酸と呼ばれるアミノ酸の一種が多く含まれていて・・・
ということなのでしょうが、
「生命」という観点から見ると、発芽直後という新しい命を育むための
生命エネルギーに満ちあふれた状態であると言えます。
発芽玄米は、普通の炊飯器で白米と混ぜて炊くことができます。
私のように炒り玄米にしてもいいし、お粥でも美味しく食べられます。
みなさんも、この発芽玄米の萌え出る生命エネルギーを
是非一度体感してみてください。
きっと身体が喜んでくれることでしょう。
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