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七号食

過食、美食、有害な化学添加物、現在の日本人が、健康を害する
最も大きな原因が日常の食生活です。

今日は、人体の持つ自然治癒力を高め、
身体の大掃除をしてくれる素晴らしき食養生法、
「七号食」をご紹介いたします。

七号食とは、十日間、一日玄米を七勺(0.7合)、三年番茶を三合、
ごま塩をスプーン2杯で過ごすという半断食です。

身体が栄養枯渇状態になれば、
必死で身体の機能を維持しようと
全身の持つ能力がフルに動き出します。

それが自然治癒力を高め、
体内の毒素を排出する働きとなります。

そしてその時に玄米という
最高栄養物を摂り入れることにより、
身体の隅々までバランスのとれた状態に
してくれるというわけです。

七号食、通常は十日間でワンサイクルですが、
体調の悪い人や重病の方は、
これを何サイクルか繰り返す場合があります。

効果の程はもちろん素晴らしいものがあります。

肌がきれいになり、便通もよくなる。
もちろんダイエット効果抜群です。

様々な不定愁訴がよくなったり、
身体がとにかく元気になったり、
身近な人の中には、医者がさじを投げた病気を
七号食を何サイクルか繰り返すことにより、
完全に克服された方もおられます。

私はこの七号食を、四年前と一昨年、
二回行いました。

最初はとにかく腹ペコで、
一日中食べ物のことばかり頭に浮かびます。
喉も渇き、無性にアルコールが恋しくなります。

体力も低下し、自転車でちょっとした坂を登るにも
息が切れそうになります。

体内の毒素が排出され、体臭が出てくる人もいるそうです。

苦しい思いをするのは、体内に毒素が溜まっている証拠です。
何度も続けているうちに徐々に疲労感もなくなってきます。

体重は二回とも約7〜8キロ減りました。

ちょうど一年前に行った二回目の七号食、
その時知り合いに感想をメールで送っていました。

   おはようございます。

   「七号食」今日で八日目です。
   お腹はとてもペコペコですが、
   身体は飢餓状態に近づくと五感が鋭くなってきます。
   とくに味覚は敏感になり、
   口にするものすべてが超美味であります。

   朝顔を洗う時、
   口の中に入る一滴の水がすごく甘いです。
   何を口に入れても、
   その瞬間に口いっぱい甘味が広がります。
   食べ物、飲み物ってこんなに甘美な美味しさに
   満ちていたのですね。

   津留さんの言われる
   『今この瞬間が幸せ』そのものです。

   悟った人の世界とは、
   きっと身近のものすべてに隠れている
   この甘美な素晴らしい実体に
   気づくということではないのでしょうか。


この文章を読むと、また七号食をやってみたくなりました。

最近体重が80キロ台になったことですし・・・。
(けど、なんと身長も伸びてきています!!)

  広島の有名人井辻栄輔さんの体験談です。

七号食のように飢餓状態にすることにより、
本来持っている能力に目覚めさせるという方法は、
それこそ数え切れないぐらいにあります。

可愛い子には旅させろ。
苦労は買ってでもしろ。
艱難汝を玉にす。

鶏の強制換羽(きょうせいかんう)も同様です。

稲もある時期水を枯らし、水分枯渇状態にすると、いいお米が穫れるそうです。

水を枯らすと、土から養分を吸い取ろうと必死で根っこを伸ばしてきます。
そうすると、一時的には茎の成長が普通の稲より劣りますが、
最終的には大きく育ち、根っこを大きく張っている分だけ、
台風、大風にも強いものができるのです。

食と同様、生きるために絶対必要な空気を遮断することも、
人間の持つ偉大な潜在能力を引き出す有効な方法です。

オウムの麻原彰晃が「水中クンバカ」と称し、
水槽の中で長時間(約5分間)座禅を組んでいました。
方法自体は間違っていないのですが・・・。

   余談ですが、麻原の罪は、多くの人を殺めたということの他に、
   世間の人にヨガに対する誤ったイメージを与え、
   オウムという素晴らしき宇宙の真言(マントラ)を汚したことにもあります。

   オウムは、陰陽、あうんと同じ意味です。

植物において、栄養を遮断され、根っこをしっかり張るのは冬の期間です。
この冬の期間を乗り越えるから、太い幹を伸ばし、多くの実りを得ることができます。

人生も同じ、冬の期間をいかに乗り切るかですね。
苦労は必ず報われますので。
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