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タッピング<3>
このホームページに書いていることは、
自らが完璧に実践できていることばかりではなく、
誠に恥ずかしいことですが、
「こうしたい」と願う決意表明のような部分もあるのです。
今は本当にいいものがありすぎて、
そのよさを感じても、
ついついそれを活かすことなく時間ばかりが過ぎてしまいます。
今は年の瀬を迎え、
そういったおざなりになっていたものに再び目を向ける実践をしています。
『大切なものは身近なところにある』
これまで幾度となく感じてきたそのことを、
今再び心深くで感じ取っています。
体のツボに当たる部分を軽くタップ(叩く)し、
不安や恐れ、囚われといった様々な感情を解放し、
体の不調をも改善しようというのがタッピングという手法です。
このタッピングが優れた手法であり、
短時間のうちに効果を発揮することは自ら体感していて、
以前にも何度かこのホームページで紹介したことがあります。
・・・ タッピング タッピング<2> TFT療法 ・・・
あれからもう数年経ち、
他にもいろんなことを学んできたこともあり、
知らず知らずのうちにタッピングから遠ざかってしまっていました。
要反省です!
そしてこのたび再び本を手にし、
タッピングを実践してみて、
あらためてその大きな効果に驚いているところです。
以前タツピングで効果を感じた時のことはハッキリと覚えています。
タッピングをし終えてから自転車に乗って外出し、
乗っている最中にフッと心の中が軽くなっているのを感じ、
その時の場所も感覚もしっかりと印象深く覚えています。
けれど今回は、効果を感じるのにまったく時間がかかりません。
タッピングの方法は、すべて一通りやるのに二分もかかりませんが、
そのタッピングをしている最中、またタッピングをし終えた直後に
イメージをしたその感情が軽くなっているのを感じることができるのです。
テキストとしているこの本には、
別れた夫、水、犬、戦争、 ・・・ 様々なものや状況に対して
長年恐怖や不安を抱えていた人たちが、
ほんの数分、数十分で解放されていった事例が
数多く書かれています。
まさに信じられないような治療効果ですが、
それはたぶん真実なのだろうということを
自らの体で感じます。
タッピングによって解放される様々な感情は、
“手放す” というよりも “欠落する” と表現するのが適切なように感じます。
今まで確実に存在していた心の中のある感情が、
その部分だけがスポッと抜け落ちてしまったかのような。
いつも立っている横にあった机が突然なくなり、
そこに手を突こうとしてよろめいてしまうような、
そんな感覚を覚えます。
今回なぜ以前にも増して大きな効果を感じたのかは分かりません。
中断していた三年余りの年月、
その間の自分自身の変化なのか、
単純に積み重ねの効用なのか、
ただ事実としてタッピングに大きな力を感じ、
再びここに書かずにはいられなかったのです。
タッピングの手法の創始者はロジャー・キャラハン博士という方で、
博士の説いた思考場療法(TFT)の他、
タッピングには様々な枝分かれした流派が存在し、
それぞれが説くタッピングの手法はみな微妙に異なっています。
たぶんどれがよく、どれが悪いということではなく、
人により症例により、最もマッチするものがあるのではないかと考えます。
自分はこれまで何冊かタッピングの本を読んできましたが、
先に紹介した「タッピング入門―シンプルになったTFT&EFT」が
シンプルで分かりやすく、
自分にとって確実に大きな効果を感じ取ることができました。
初めてタッピングのことを耳にする人は、
たぶん半信半疑ではないかと思いますが、
東洋医学のツボ治療、鍼灸で身体の不調が改善されるのと同様、
心にも効くツボが全身各所にあり、
そのツボを刺激する方法を説いているのがタッピングだと解釈すれば
分かりやすいのではないでしょうか。
『論より証拠』、『信ずる者は救われる』、
是非とも一度タッピングを実践してみてください。
2017.12.7 Thurseday
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