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タッピング<2>

タッピングを始めてまだ数日ですが、
その効果を確実に感じています。

初めてタッピングをした時、
心の中が急激に軽やかになったことに驚き、
もしかして一過性のものではないかという思いも
ほんの少しはあったのですが、
今もその時の感覚が続いています。


数年前にタッピングのことを知り、
いつかきちんと本を読んで実践してみたいとずっと考えていて、
少し前にようやく書店でこの本を購入しました。

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そしてまたそのまま少し放置し、
やっと最初の方を少しだけ読み始めることができた時、
遠方の友人から突然電話がありました。

それは、その友人の同僚が心療内科にかかっていて、
薬を飲んで治療を受けたりしているものの、
心身ともにあまりいい状態ではなく、
何かいい方法はないかという相談でした。

上記の「タッピング入門」の著者のロペルタ・テムズ氏は心理療法士で、
本の始めの部分には、
通常の心理療法では治すことのできなかった心の病や痛みを持つ患者さんが、
このタッピングを受けるとこにより、
即効的、永続的な回復を見せたいという事例が数多く紹介されています。

そのことを本で読んだばかりだったので、
電話で相談を受け、すぐにピンとひらめき、
「まだ自分は実践していないのだけれども ・・・ 」
という断り付きで、このタッピングを勧めました。

これはひとつの意味あるタイミングでしょう。
このことがあったので、
すぐに自分も学んだことを実践に移すことができました。
  (注 : タッピングの実践は決して難しいものではありません)

そして先に書いたように、すぐにその効果を感じることができました。
また電話で紹介した友人、その同僚もタッピングの本をすぐに買い、
やはり二人とも効果を体感じてくれたようです。


身体のツボとなる何カ所かを軽く指でタッピング(叩く)するだけで、
不安、恐怖、トラウマが取り除かれ、心が軽やかになるなんて、
一般の常識では考えられません。

けれどこういったものは、
疑いの心を持って取り組むことが最もその効果を妨げる原因であり、
そのため、本の中にはたくさんの効果のあった事例が紹介されています。
またここで自らが体感したことを書くのも同じ理由です。


人間の心の中には様々な感情が渦巻き、
それが自分の心の内、身の回りの物事を正しく見る妨げとなり、
望ましい行動が取れなかったり、適切な判断をし誤る原因となります。
汚れが付き、曇ったレンズのメガネで周りを見渡しても、
物事の本当の姿を見ることはできません。

物事を正しく見つめるためには、
波立つ感情を抑えることが第一です。
それがお釈迦様の説かれた「八正道」に於ける「正見」です。

人の感情には様々な種類があり、
それらが幾重にも折り重なって、その人の行動を制御しています。

不安でも恐怖でも、何か心を押さえつける大きな感情がある場合、
それを解決するためには、
それを表面化させている根本原因を探り、
その原因となるものひとつひとつをクリアーにしていかなければなりません。

それが己の内を見つめることであり、
そのことは以前セドナメソッドで体験し、
今再びこのタッピングを通して深めています。

ひとつの感情の囚われを解消するためには、
時には多岐にわたり、過去に遡ってその原因を見つけなければなりません。
また大きな囚われがなくなることによって、
それとは別の囚われが見えてくることがあり、
次々と心の奥の世界へと入っていくことができます。


これを肉体で例えると、
長年腸壁にこびりついた汚れである宿便を取る作業と似ています。

宿便を取るためには断食して働きづめの腸を一休みさせることが一番です。
過去何度か断食、半断食をしたことがありますが、
始めて二三日すると何も食べていないにも関わらず必ず下痢になり、
普段とは違う種類の便が出てきます。
これが腸の中の汚れである宿便です。

心と体、目に見えるものと見えないものは深く繋がっていて、
互いに大きな影響を与え合っています。

断食をすると体だけではなく、
心までスッキリすると多くの方が言われますが、
食べ物の消化を司る腸と、思考を司る脳の形状が極めてよく似ているのは、
この二つが陰と陽の深い繋がりがある証です。


この時空の基本法則は、共生、循環、フラクタル(自己相似形)、
この三つです。
そしてその基本法則を最も端的に平面上に表したものがこの太極図です。



目に見えないものと見えるもの、
陰と陽の共生関係である脳と腸も、
太極図にならって示すとこの様になります。




感情を処するタッピングもまた、
この太極図のように考えることができます。

この時空のすべては共生関係で成り立っていて、
ひとつで完璧、絶対のものは存在しません。

タッピングもただ叩くだけではなく、
囚われを持っている感情を表面化させることが効果を高める上で大切です。
タッピングするところも体の一カ所ではなく、
その人、その感情に合わせ、
いいと思われる何カ所かを順次タッピングしていきます。

タッピングは感情を処するとてもいい方法ですが、
これひとつだけですべて大丈夫という訳ではありません。
人によって合う合わないがあるでしょう。

自分はセドナメソッドで感情を手放す方法を知り、
「今すぐ人生を変える簡単な6つの方法」と出合うことにより、
それをより高めることができました。
そしてこのたびタッピングの手法を学び、
さらにシンプルかつ深い世界があることを知りました。
今後はこれらを循環さすように平行して行っていくつもりです。


感情というのは目に見えない世界ですので、
目に見える世界である自分の肉体とも繋がっています。
自分の体は内なる世界であり、
それは身の回りの外なる世界とも繋がり、共生関係を持っています。

スペースクリアリング、断捨離、
目に見える、外なる世界のガラクタを手放せば、
心の中の新たな世界が見えてきます。

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これらはすべて繋がっているのですから、
どこから始めてもよく、
何かを深めていくと、
自然と他の関連を持っているものも影響を受けてきます。

自分の場合、先月初めにインドから帰ってきて、
心身ともに疲労困憊でしばらくの間低調期が続き、
旅行の荷物もなかなか整理できずにいました。
けれど一念発起し、それを片付けるとともに、
その流れでこれまで整理しきれていなかった
様々なものもキレイにすることができました。

その間食生活を見直すキッカケも掴むことができ、
今は以前よりもローフードをより徹底した自然な食生活を送っています。

そのタイミングでこのタッピングと出合ったのは、
ひとつの必然の流れです。
関連し合っているものから影響を受け、
目に見えない世界、見える世界で準備が整ったから
出合いのご縁をいただいたのだと感じています。


キーワードは手放す、浄化、デトックス(排毒)、
こういったものになりますが、
これは心の中、体の中、身の回りの見えるもの、
どこから入っても目指すところは同じであり、
やりやすいところから始めるのがいいのです。

そしてそれとともに、互いに関連し合っているものがあるということを意識すると、
より効果が高まり、スムーズに進められます。

まずはできるところから、最初の一歩を踏み出すことが大切です。

  ・・・ タッピング<3> へ ・・・


<追記>

ここに書いたタッピングの効果をすぐに感じられた友人の同僚の方は、
視力の改善効果もあったそうです。
ネットで調べると、タッピングにより視力がよくなる方が多いと書かれていましたが、
身近なところで、しかもたった二三日で実例が現れて驚きました。

2014.4.26 Saturday
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