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再生への道<2>

「再生への道」の物理の話は少し難しかったかもしれません。
なるべく分かりやすいよう、たとえ話を含め、再度同じことを書いてみます。


熱力学の第一法則は、エネルギー保存(不滅)の法則です。
ある閉じた範囲内、つまり地球とか宇宙とか、
エネルギーや物質が外から完全に隔離された世界の中では、
中でどんなことが起こっても、
エネルギーや物質をすべて足した絶対量は変わらないということです。

世界中の国々が、アメリカのドルのみを使って貿易を行うとします。
日本、中国、インド、もちろんアメリカも、
とにかくすべての国が貿易の為に使うお金はドルだけというルールにします。

どこの国が何を買おうが何を売ろうが、流通するのはドルだけです。
そうすると、途中でドル紙幣を増刷したり、ゴミになってドルが失われない限り、
世界中で流通しているドルの総量は一定で変わることがありません。

このドルを、エネルギーと物質に代えてみると分かりやすいでしょう。
これが熱力学の第一法則です。


第一法則は「エネルギーと物質の総和が一定である」ということですが、
第二法則は、合計した量は変わらないけれど、
質が変わってしまうよということです。

質の変化とは、どんなものでも時間が経つと、
必ずだんだんとゴチャゴチャになってしまいますよということです。

ゴチャゴチャになるというのがエントロピーの増大です。
エントロピーとは乱雑さという意味です。
秩序と反対の意味ですので、無秩序さとも言えます。
乱雑になると使い勝手が悪くなりますので、
有用性がなくなるとも表現できます。

「覆水盆に返らず」、
一度お盆からこぼれた水は、勝手にお盆の上に戻ることはありません。

きれいに片付けた部屋も、ほったらかしにしておくと埃が積もったり、
ものがひっくり返ってちらかることはありますが、
ちらかっている部屋が、勝手にきれいに片づくことはけっしてありません。

ちらかった部屋を片付けるには多量のエネルギーが必要です。
そのエネルギーを作り出そうとすると、
熱や排気ガスを発生させ、無秩序さ(エントロピー)が増大します。

この増大した無秩序さは、部屋を片付けて得られる秩序さよりも大きいもので、
我々はどんな活動をしても、必ず時間の流れとともに、
世界は無秩序な状態、つまりエントロピーが増大する方向に向かうということです。


私たちの築き上げてきた近代文明は、
第一法則の「総和が変わらない」ということだけに着目し、
ものを大量生産、大量消費し、地球上をどんどん加速度的に
無秩序な状態へと導いてきました。

ですからこれからは第二法則をしっかりと頭に入れ、
なるべく無秩序にならないよう、エントロピーが増大しないような
文明を作り上げていくことが必要です。

この「エントロピーを増大させない」というのが、
すべてのものとの共生を目指すエコ社会を作るための最も具体的な指針です。


けれどもエントロピーは、増大するスピードを抑えることはできても、
それを減少させることはできません。
世界は無秩序な方向へと一方通行で進んでいくしかないのです。

けれども、これが本当なのかどうか。
このたびの時代の大転換期を乗り越え、
私たち人類が、輝くような理想的な世界を築き上げることができるのであれば、
その世界は、きっとエントロピーの法則を超越した、
いつまでも秩序だった状態を維持できる理想世界のような気がしています。

  

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三日前アップした「放射能除去」というページの中で、
美波動によって電場波や放射能は防ぐことはできなくても、
その電磁波や放射能による害は、
中和、除去することが可能であると書きました。

もちろんこれは自信を持って書いたことですが、
万が一にも表現におかしなところがあってはいけないと考え、
美波動の販売元であるワーセラさんに連絡し、
開発者である川上翠社長に文章を確認してもらうことにしました。

連絡を入れてから数時間後、川上社長から電話をいただきました。
「書かれていることは間違いないでしょう」
開発者から無事お墨付きをいただき、取りあえず一安心です。

けれどもひとつ疑問があるとのこと、
「攪拌機で泡が立たないというのはどういうことでしょうか?」
川上社長は、洗濯物が脱水してもからみにくくなるという事例はご存じでも、
料理を作る時、あるいは建設現場でモルタルや溶剤を練ったりする時に
使う攪拌機で、
泡立ちが抑えられるという事例はご存じなかったようです。

私にとっては意外なことでしたが、
その場で考え、少し理屈をご説明しました。
「宇宙エネルギーは本来回転するエネルギーですから、
 そのエネルギーが回転する攪拌機の羽根を伝って混ぜる物の中に入り、
 そのエネルギーの働きによって、
 混ざる時に生じる『物質』に付随している波動や場といったものの
 エントロピー(乱雑さ)の増加を抑えるんでしょう」

こんな言葉が口から出てきました。
「宇宙エネルギーがエントロピーを抑える」というのは、
言われてみればごく当たり前のことですが、
これまで頭の中に昇ってくることはありませんでした。

それがたまたま思いがけず言葉となって口から出て、
言った本人がものすごくビックリしました。

「そうか、宇宙エネルギーとは、エントロピーの増加を食い止めるものなんだ ・・・ 」
これは私にとって久し振りの大発見です。


洗濯機で考えてみると、
モーターの回転によって脱水槽が回転し、
その動きに応じて洗濯物から水が搾り取られます。

その際に、洗濯物の分子が激しい力を受け、
そしてその分子に付随している波動が乱れ、
その乱れが分子にも伝わり、分子の動きがギクシャクし、
その結果、洗濯物が絡まるのだと考えられます。

美波動を使い、宇宙エネルギーをそこに加えると、
その波動の乱れという、波動レベルでのエントロピーの増加が抑えられ、
洗濯物の分子の動きがスムーズになり、
洗濯物が絡みにくくなるのではないでしょうか。

溶剤を撹拌する時の泡も同様でしょう。
泡というものは、溶剤が混ざる時に生じる波動の乱れの表れであり、
だから美波動で乱れというエントロピーが抑えられれば、
泡も必然的に立たなくなってくるのです。

これはもちろん仮説に過ぎないことですが、
これが最も現象を理解する上での妥当な解釈だと思います。


食品が日が経つごとに腐敗が進むのも、
エントロピーの増加のひとつの表れと表現することができます。

美波動を食品の下に敷いたり、
冷蔵庫の上に乗せたり、あるいは分電盤に貼り付けているだけで、
食品が腐らずに長持ちするという話をよく聞きます。

これは明らかにエントロピーの増加が抑えられている証拠でしょう。


では、宇宙エネルギーは、
エントロピーの増加は抑えられても、減少させることはできないのでしょうか。

これはケース・バイ・ケースで、
私は十分に可能ではないかと考えます。

美波動を電気製品に接触させておくことにより、
調子が悪かったり動かなかったりした電気製品が元通りに動くようになった
という事例は、ものすごくたくさんあります。
車からテレビ、エアコン、各種家電製品、時計、機械の計器、
その影響の及ぶ範囲は、電気で動くものすべてと言っていいぐらいです。

また使えなくなった電池が復活したという例もありますので、
やはり物理学の基本法則を超越した
『宇宙エネルギーは、エントロピーを減少させる力がある』
と考えていいのではないかと思います。

それでも腐った食品を元の状態に戻したり、
死んだものを生き返らせることはできませんので、
エントロピーの変化は、対象となるものによって異なるのだと考えられます。

koro先生発明の銀河運動装置で作った水は、
死んだ金魚をも生き返られる蘇生力があるそうですので、
これからの応用発展は大いに期待できるところです。


深野一幸さんという方が、
「地球文明の超革命―宇宙エネルギーが世界を変える」という本を出版し、
数々のフリーエネルギー(永久機関)研究の事例を紹介したのは、
今から19年前のことです。

私は一般書店で平積みになっているこの本を見た時の衝撃を、
今でもハッキリと覚えています。
「いよいよ時代はここまで来たのか ・・・ 」、
激しい期待感で胸が躍りました。

けれどもそれ以降今日まで、
フリーエネルギー研究の話題は日の目を浴びることはありません。
断片的な情報は時折目にしましたが、
すべてが尻切れトンボで終わっています。

フリーエネルギーが実用化されると、
石油メジャーをはじめ、
世界経済を牛耳っている勢力が利権を独占することができなくなります。
ですから百数十年前の交流電流の生みの親であるニコラ・テスラをはじめ、
フリーエネルギー研究をしている人たちはことごとく妨害に遭い、
その研究はすべて押しつぶされ、
情報は隠蔽されているという説がありますが、それは真実だと思います。


フリーエネルギーとは、電気を際限なく取り出せる永久機関のことですが、
これが実用化されるということは、
エントロピーの法則と対立することを起すということです。

何もないところからエネルギーを取り出す、
あるいは入力したエネルギーよりも大きなエネルギーを出力する、
これはエントロピーの減少を意味します。


我々人類は文明の名の下に、壊滅的なまで自然環境を破壊し、
エントロピーを加速度的に増大させてきました。
もうそれが限界に来ていることは誰にでも分かることです。

『持続可能な社会を作ろう』という声をよく耳にします。
これは自然環境を破壊せず、周りの自然と共生するエコな暮らしということであり、
エントロピーの増加を抑えた社会のことです。

これは絶対に実行していかなければなりません。
そしてこのたびの時代、価値観の大転換期は、
ただ単に自然に根ざし、
エントロピーの増加を抑えた暮らしをするというだけではなく、
それを超え、エントロピーを減少させる技術を持った
未来創造型の画期的文明を手にしなければならないのではないかと考えます。

フリーエネルギーで電気や動力が無償、無尽蔵で手に入り、
飢餓や戦争がなく、誰も衣食住で困ることなく、
長い寿命を全うするまでずっと健康で、喜びあふれる暮らしを維持できる、
こんな社会は十分に実現可能だろうと考えます。

また、そこまで大きく社会を変えていくことができなければ、
人類は、大きく進化していこうとしている地球とともに、
その上で生命を保つことはできないであろうと考えます。


これは自分の正直な思いです。
人類には選択肢はふたつしかありません。
理想社会を築くか、壊滅的なまでの打撃を受け、その多くが死に絶えるか、
ふたつにひとつ、その中間は、私にはまったくイメージすることができません。

理想社会を築くということが、
多くの人の語るアセンション(次元上昇)なのだと思います。

このたびの震災を受けて強く感じました。
やはり文明法則史学で説かれるように、歴史は確実に動いています。
今、もういよいよ待ったなしに、地球は確実にアセンションしようとしています。

問題は、そこに暮らす我々が、
そのアセンションしようとする地球の動きについていけるかどうかということです。
ついていけなければ、そこからふるい落とされてしまうでしょう。
火山の爆発、地震、これは地球の発熱や身震いということです。

これまで人類は1600年周期の流れに乗り、
東西文明が交互に文明の興亡を繰り返しながら少しずつ進化してきました。

これまで、これは『人類の進化の歴史』ととらえていたのですが、
本当はそうではなく、『地球の進化の歴史』であり、
我々はその上に乗ってただ役割を演じていただけなのだと感じるようになりました。

今大きな舞台装置変更の時を迎え、
役者として、新たな舞台でも演じられるのかどうかを
見定められているのではないでしょうか。

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2011.3.25 Friday  
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