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予知能力

2004年12月、インド洋スマトラ島沖で発生した地震による津波の被害で
30万人の人たちが命を落とし、
200万人の人たちが住むべき家をなくしました。

この巨大な被害をもたらした津波を、
多くの動物たちが事前察知していたという報道が各所でなされました。

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ゾウが津波を事前察知、観光客の命救う─。
スマトラ沖地震の津波が起きた昨年12月26日、
被災地になったタイ南部の海岸にいた観光用のゾウが、
津波の来襲する前に近くの丘に向け“疾走”、
背中に乗せていた外国人観光客約10人の命を救っていたことが2日、分かった。
ロイター通信によると、甚大な被害を受けたタイ南部カオラックで飼われていたゾウ8頭は、
スマトラ沖で地震が起きたころ、突然鳴き始めた。
すぐ静かになったが約1時間後、再び鳴き、
客を乗せていた複数のゾウが突然丘に向かってダッシュ。
客なしのゾウもつながれていた鎖を引きちぎって後に続いた。
当時、ビーチには外国人観光客ら少なくとも3800人がいたが、
逃げ遅れ、津波にのみ込まれたという。(共同通信)


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スマトラ島沖地震に伴う津波の被害を受けたスリランカ南東部のヤラ国立公園では、
野生動物の死がいが発見されておらず、関係者を驚かせている。
同国最大の鳥獣保護区である同国立公園には、
ヒョウや数百頭の野生のゾウが生息しており、今回の津波では、
沿岸から3キロ内の公園が洪水状態になった。
ところが奇妙なことに、ゾウはおろか、野ウサギの死がいもまだ発見されていない。
政府の野生動物保護の担当官は、「動物には天災を感知する能力があり、
第六感で異変が起きる時を知るのだろう」とコメントしている。
ヤラ国立公園では、日本人を含む少なくとも40人の観光客が被災した。
(ロイター記事より)


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これまで日本でも、阪神大震災や新潟地震の際に、飼っていた犬や猫、鳥などが
事前に災害を察知したかのような異常行動を示したという報告は、
度々なされてきましたが、上記のような正式な形で報道されたのは、
この度が初めてではないかと思われます。


この生物の持つ不思議な『予知能力』、
日本では酒井与喜夫氏のカマキリの研究が有名です。

カマキリは大雪を知っていた―大地からの“天気信号”を聴く
カマキリは大雪を知っていた―大地からの“天気信号”を聴く
酒井 与喜夫

カマキリは冬が訪れる前に、木の枝に卵(らんのう)を産み付けますが、
この卵の位置が雪に埋もれるようだと、卵はすべて死んでしまい、
逆に高すぎると、鳥に見つけられ食べられてしまう危険性が増します。

そこでカマキリはその冬の降雪量を予測し、
雪に埋もれないギリギリの高さに卵を産みつけるのです。、
ですからそれを見ることにより、その冬の降雪量が分かるということです。

酒井氏(私と同姓!)は、このカマキリの研究で、各所の降雪量の予測を
2cmの誤差範囲で的中させるというから驚きです。


こういった生物の持つ不思議な予知能力は、
ある特定の生物種のみが持つ特殊能力はなく、
本来すべての生命体に備わっているものではないかと考えています。

「時空<2>」でご紹介した東京医科歯科大学の角田忠信教授、

脳センサー―地震の可能性をさぐる
脳センサー―地震の可能性をさぐる
角田 忠信

角田教授の研究によると、ある周波数の音に対する左右の利き耳テストを行ったところ、
人間の脳は、地殻変動の様子を敏感にキャッチしており、
地殻変動のある場所では、
左右の利き耳の逆転現象が起こるという実験結果を発表されています。

地震の予知は「ナマズ」だけではなく人間にもできる。
だだしこれは厳密には『予知』ではなく、鋭敏なる『感知』能力と呼ぶべきものですが、
私たち人間は、生まれながらにしてそういった能力を持っているのです。

その脳の奥で感知した情報をどのようにして表面意識に出し、
いかに行動に反映させられるのか、
高度に発達した知能と自我を持つ人間に与えられた「原点回帰」ともいえる
課題ではないのでしょうか。
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