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引き受け気功<7>

このたび約三年ぶり、四回目の引き受け気功のセミナーに参加してきました。
この間さらに引き受け気功も進歩しているようです。
進歩しているというよりも、より深い世界に入ったという方が正しいかもしれません。
  <引き受け気功 ワンダーライフ研究会>

どのように変ったのかを言葉で説明するのはとても難しいことですが、
引き受け気功の引き受ける、
闇も含めてすべてのことには意味があるという考え方は、
これからの時代の価値観の中心となる素晴らしいものです。

そして藤谷康充先生のお人柄、会の運営方法も
これからの水の時代の理に沿ったものであり、
その時代が今急速に変化してきているのですから、
引き受け気功の世界もそれに伴って
より深い世界へと入っていくのは当然の流れと言えるでしょう。


有名な弊立神宮の春木宮司がお知り合いのすすめで
引き受け気功のセミナーに参加され、
そこで、引き受け気功は神道の考え方と同じだとおっしゃられたそうです。

神道でお祓いをするのは、
その人の罪、汚れを引き受け、
天の祓戸大神(はらえどのおおかみ)に向かって昇らせるのだそうです。
そして、現在の深化した引き受け気功の方法も、
引き受けた罪業を天に向かって光となって昇華していくことをイメージします。

これはこれまでの方法と違い、
肉体の三次元を超え、霊的な四次元まで浄化の力があるとのことです。
たしかに理に適った方法で、
やっていてとても心地よく感じます。


昨年からこれまでの普通のセミナーの上に
アドバンスクラスというものが設けられていて、
そこでは魂の浄化ということを指導してくださるとのことでした。

私がセミナーを受講した日は、
午後がこのアドバンスクラスでしたので、
午前に続けて午後もこのクラスを受講することにしました。

いつものように藤谷先生のユーモアたっぷりの面白いお話とともに、
音楽、藤谷先生のナレーションに合わせて目を閉じ、
イメージの中で、胎児の時の体験、自分の潜在意識の奥にある体験等を
引き受け、それを光に変えて浄化していきます。

これも申し訳ないですが、簡単に言葉では説明できないですね。
ただ心地よく、そしてきっと心、魂の奥に
何らかの変化を与えてくれるものであろうということを感じ取ることができました。

方法としてはそんなに難しいものではありません。
けれどもとても本質的なものであり、
さりげなく、易しく、そして優しく、だから素晴らしいのです。


引き受け気功とホ・オポノポノは同じことだと先生はおっしゃいました。
そしてイメージで引き受けをしている最中にも、
藤谷先生は、ホ・オポノポノの言葉を何度となく唱えておられました。

ただしホ・オポノポノでは四つの言葉を唱えますが、
その中でも「許してください」という言葉だけは、
キリストが人類の原罪を背負ってくれたと信じ、
自分も許してもらわなければならない罪を背負っていると考えている
西洋のキリスト教社会に暮らす人たちにはよくても、
私たちが「許してください」を唱えると、
逆に「自分は許しを請わなければならない存在である」という
意識を植え付けることになり、
逆効果だということを気の実験を通して教えてくださいました。

日本人が唱えるべき言葉は、
ごめんなさい、ありがとう、愛しています、
この三つでOKだとのことです。


いつもニコニコ、実にひょうひょうと笑顔の絶えない藤谷先生は、
ほぼ毎日のようにある全国でのセミナーの講師を務めるため、
毎日車で全国を移動し、食事は夕食の赤提灯(居酒屋さん)だけ、
寝るのはほとんど車の中だそうです。

それでも
「車の中で寝るのはベッドや布団で寝るより快適だ。
 睡眠時間も三時間あれば大丈夫」
と思い込むことによって、本当に日々元気いっぱいになるんだそうです。

淡々と明るい藤谷先生ですが、
その胸の中には熱い情熱がたぎっているのでしょう、
それゆえに表面は軽く見えるのだと思います。


誰にでも心の傷はあるもの、
またそれがあるがゆえ、現在襟を正して生きられるといった面もあるでしょう。

藤谷先生は子供の頃、
障害を持つお友達に言ってはいけない言葉を投げかけ、
それがいまだに心の傷として残っているそうです。

大人になり、それがどうしても耐えられなくなって
その友達に会いに行って許しを請うたところ、
その友達は笑顔で許してくれたそうです。

そんなことを涙ながらに語ってくださいました。


また「ハチドリのひとしずく」の話も心を打ち、
これを語ると必ず涙が出て、最後まで語れないといいながら、
やはりこれも涙ながらに私たちに語って聴かせてくださいました。

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」


                  出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊

ハチドリのひとしずく いま、私にできること
ハチドリのひとしずく いま、私にできること辻 信一

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藤谷先生は、きっとこのハチドリと同じ心境なのでしょうね。

ハチドリのひとしずくでは火を消すことはできなくても、
それを見て心動かされる人が増えれば、
どんな大火でも消すことは可能でしょう。

私たちみんなの力で、今迎えている人類の危機という大火を消していきましょう。

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2010.7.25 Sunday
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