ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
 ヨガナンダ > 心とからだの健康レポート > 一石四鳥運動



ヨガナンダ



一石四鳥運動

健康法と呼ばれるものはたくさんありますが、
どんなものでも続けて行わなければ効果がありません。
継続は力なり、継続習慣こそが日々新陳代謝を繰り返す体に
健康な土台を築き上げます。

ではどうすれば健康にいいことを習慣にできるのか。
掃除道提唱者の鍵山秀三郎氏は、
『例外を作らないこと』を旨とし、
一度決めたことは必ず休むことなくやり続けることが大切だと説いておられます。

怠け者の自分にはとてもそんなことはできません。
てすから鍵山氏のまったく逆の、
『しんどくなったらどんどん休む』ということをモットーとし、
怠け者の自分を責めることなく、
休み休みでも長く続けられることを目標としています。

それと長く続けるには、生活の中の一部として取り入れることが大切です。
肛門を意識的に締めるムーラバンダはもうすでに累計数百万回はしています。
このことを言うと多くの方は驚かれるのですが、
それだけの回数ができるのは、お風呂で湯船に浸かっている間、
半身浴でずっとこのムーラバンダをしているからです。
これを「毎朝起き抜けに布団の上に座ってやってみよう!」などと決めていたら、
こんなに長く続けることはできなかったでしょう。

それともうひとつは、その方法の理合いを見定め、
より楽に効果を高めるためにはどうしたらいいか頭をひねり、
より効率的、効果的に行える工夫を考え出すことです。

舌を出しながら、耳を引っ張り目の玉を上に上げる「美顔法」はその典型です。
これを考えるキッカケとなった三浦敬三氏は毎日数百回舌を出していたそうですが、
これは顔面筋肉の陰性運動に他ならないのですから、
目や耳、他の動かせる顔の筋肉も同時に動かした方が
理に適って効率がいいのは明かです。

そして回数は毎日楽に続けられ、
宇宙の数である21回としたのですが、
自分を含め何人かの方が実践され、
十分効果があったという声を聞いています。

けれどもこの「美顔法」
紹介してもほとんどの方は実践されないですね。
それはほとんどの人が、
『簡単でお金のかからないことは効果がない』
という強い信念を持っていて、
いいとは感じても、真からは信じられず実践に至らないからです。

商業主義の社会では、
『価値のあるものは高価』ということを消費者に洗脳する必要があり、
多くの人がこの価値観に毒されてしまっています。

これは継続という以前に、
本当の価値を見つめるために払拭しなければならない考え方です。

さらに付け加えるならば、
そのものの効果が感じられなければ、なかなか続けることができません。
そのためには先の本当の価値あるものを見つめる目、
そしてその効果を感じ取る感性、肉体感覚が求められます。

自分は体にいいものを食べたりいいことを実践したりすると、
人一倍すぐに体に反応が現れます。
時には過剰反応と呼べるほど大きな変化が出ることもあるのですが、
これは日々「身体との対話」を行っているからだと感じます。

何度も書いている通り、
この体と対話し、感謝するということは、
すべての健康法で最も基本となる大切なものです。


気功法の準備運動として有名なスワイショウという動きがあります。
足を肩幅ぐらいに開いて直立し、手を前後に振る、
あるいは手を左右に振り回すのです。

今から三十年ほど前、西野流呼吸法の本を読んだのが、
気功や呼吸法をはじめたキッカケで、
その西野流でもこのスワイショウを準備運動として指導していました。

西野流呼吸法 生命エネルギー「気」の真髄西野流呼吸法 生命エネルギー「気」の真髄 (講談社+α文庫)
西野 皓三

講談社 2010-04-20
売り上げランキング : 80183

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スワイショウは腕振り運動とも呼ばれ、
故関英男氏や故船井幸雄氏が強く推奨しておられたので、
今も実践されている方が多いと思います。

腕振り運動は、肩こり、冷え性、便秘、様々な不定愁訴に効果があり、
船井氏はこの腕振り運動で、
視力が三年で0.05から0.9まで劇的に改善したそうです。
  <万病を癒す!『腕振り運動』のヤバすぎる効果! - NAVER まとめ>



これはとてもいい運動だとは思うのですが、
単調で、時間がかかるのが欠点です。

そこでこれにかかとを落とす運動を加えてみました。
腕の振りに合わせ、かかとを上げ、そのかかとをトンと床に落とすのです。
このかかと落としは、骨粗鬆症を予防し、
ダイエットにも効果があると言われています。
  <かかと落としにはダイエット効果がある? | トレンド速報>



けれどかかと落としの本質は、
体の中を整えるところにあるのだと感じます。
易者がたくさんの筮竹(ぜいちく、箸のような長い棒)を持ち、
それを束ね、筮竹の端っこを机にトントンと当てることにより、
筮竹を揃えていく、あの感じです。

かかとをリズミカルに床に落とすことにより、
その心地いい衝撃で、乱れていた体内部のものが整えられるということです。

腕振り運動とかかと落としは、その理合いから考えて、
同時に行っても互いの効果を損なうことがないものと感じます。
けれど確認のため、いつもインドの支援をしてくださっている
整体シークレットバイブルの橋本卓也さんにもお聞きして、
大丈夫とのお言葉をいただきました。
橋本さんは長年スワイショウ(腕振り運動)を実践しておられます。


さらにはこの二つの運動を合わせて行いながら、
口で「ありがとうございます」という言葉を必ず唱えるようにしています。

言葉は別に「ありがとう」でも「幸せです」でも何でもいいのですが、
腕を振るタイミングに合わせ、
下げる時に「ありがと〜」と語尾を伸ばし、
上げる時に「ございます」と少し早めに唱えるのが
リズムにマッチしているように感じます。

「ありがとうございます」の言葉に合わせ、
周りの人たちに感謝の思いを胸に抱けばとてもハッピーです。


そしてもうひとつ、運動を行う前に一杯の水を飲むのです。
それは普通の水でも健康飲料でも何でも構いません。
その水に「神の水」の方法で思いを込め、言葉をかけます。

コップに水を入れ、それを両手に持ち、上に掲げ、
命の源である水に対して感謝の思いと言葉を捧げます。
水はいろんなものを吸収する理を持っていますので、
水に捧げた思いと言葉はしっかりと水の中へと入っていきます。

その水を口から飲むと、少しずつ時間をかけて全身に染み渡っていきますが、
それを腕を振り、かかとを落とすリズムに合わせ、
体中に広がっていくイメージをすれば効果倍増です。

実に簡単ですね。 しかもお金はかかりません。
けれど効果は絶大なのです。

この「神の水」を飲むのは、この運動の前だけではなく、
瞑想をしておられる方なら、その直前に飲んでもいいですし、
水の記憶する性質を活かし、
勉強をする前に飲んでも学習効率がアップするかもしれません。
試すのはタダ、信ずる者は救われます。


  スワイショウ(腕振り運動)
  かかと落とし
  言霊、ありがとうございます
  神の水

これら四つで一石四鳥運動です。
これにさらに、運動する場所の目の前に素敵なイメージのポスターや
夢を描いた宝地図を貼っておいたり、
あるいはヒーリングミュージックを流しながら行うと、
一石五鳥、一石六鳥運動になるかもしれません。

そうすれば効率が上がるだけではなく、
運動すること自体がとても楽しくなります。


餅は餅屋、二兎を追う者は一兎をも得ず、
これは古い金属の時代の価値観です。

これからは水の時代、臨機応変、その時々で形を変え、
広くあまねく、そして深く、
すべてのものを包み込んでいくことが時代の先端です。

2016.7.4 Monday
ひとつ前へ ホームへ メニューへ 次へ
Link Free
Copyright 2010 Sakai Nobuo All right reserved.